イオン銀行は日本最大の小売チェーン『イオングループ』に属する”新たな形態”の銀行であり、全国に多くの支店を有しています。

イオン銀行では円預金、外貨預金、カードローン・フリーローン、iDeCo、投資信託など多くの金融サービスを手がけており、2008年からはプロパーの住宅ローンを取り扱いしています。2007年にイオン銀行は開業していますので、開業直後から住宅ローンサービスに参入していたこととなります。

イオン銀行の住宅ローンはイオンモール内のイオン銀行店舗で相談を行えたり、イオングループの買い物が割引になるサービスが好評で人気のある住宅ローンとなっています。

特にイオングループという身近なブランドであるためイオン銀行の住宅ローン審査が寛容なのでは?と考える方も多いと思います。

本ページではイオン銀行の住宅ローン審査基準についてまとめていき、審査が甘いのか?厳しいのか?まとめていきたいと思います。

イオン銀行のロゴ

 

イオン銀行の住宅ローン審査基準の8つのポイント!

  • 契約社員・派遣社員でも申し込みが可能!(※厚生年金、社会保険、雇用保険に加入していることが条件)
  • 年収100万円以上から申し込みが可能!
  • ワイド団信を取り扱い、健康状態に不安がある方に最適
  • リフォーム資金の住宅ローンとして借り入れ可能!
  • 勤続年数は6ヶ月以上でOK
  • 収入合算・ペアローンを取り扱い
  • つなぎ融資はイオン銀行店舗でのみ取り扱い
  • 諸費用の借り入れも可能

 

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イオン銀行の住宅ローン審査基準/利用できる人物は?

年齢について

イオン銀行の住宅ローンの利用できる方は満20歳以上71歳未満と完済時が満80歳までとなっています。この審査基準は多くの金融機関と一致するもので特別に厳しいというものではありません。

なお、気をつけたいのがイオン銀行が取り扱っている8疾病保障付き・ガン保障特約付きの住宅ローンは満50歳までに借入を行う必要があります。これは年齢を重ねるとともに病気になりやすくなるために年齢が制限されていると考えればよいでしょう。保険会社が加入してほしくないと考えるほど病気になりやすいという年代になるという意味合いで捉えても良さそうですね。

健康状態について

住宅ローンを組むためには団体信用生命保険(以下;団信)への加入が原則必要となり、住宅ローンの審査申し込みのタイミングで団信への申し込みを行います。この際に過去3ヶ月の通院歴および過去3年間に手術を受けていないか、継続して2週間以上の通院・治療歴がないかの告知を行います。加入のタイミングではこの告知により団信に加入できるか審査が行われます。

稀なケースだとは思いますが、住宅ローンを5,000万円以上借りる際には、医師の診断書の提出が求められるケースが一般的であり、イオン銀行も同様です。

なお、イオン銀行の住宅ローンの団信引き受け保険会社は

団信の種類引き受け保険会社
一般団信イオン・アリアンツ生命
8疾病保障付団信カーディフ損害保険株式会社
ワイド団信イオン・アリアンツ生命

なお、イオン銀行では団信の加入条件・加入審査を緩和したワイド団信も取り扱っています。健康状態に不安がある方にはありがたい保険となっており、住宅ローン審査が結果的に寛容になる要因と言って良さそうです。

イオン銀行のワイド団信とは

年収について

次にイオン銀行の住宅ローンの審査基準で定められている年収の基準です。国内金融機関の中で最も基準が緩和されているといってよい100万円という水準になっています。

SBI新生銀行は300万円、ソニー銀行は400万円となっており、平均的な年収基準も300万円とされていることからもかなり基準が寛容であると言ってよいでしょう。

なお、個人事業主・自営業については創業3年以上が条件となっており、過去3か年の平均または直近年のいずれかで100万円を下回っていると審査基準に達していないこととなります。

 

雇用形態・勤続年数について

サラリーマンについては6ヶ月以上の勤務を条件としており、かなり寛容な審査基準になっています。

一方で、個人事業主・自営業・会社経営者は創業後3年以上経過していることが条件です。個人事業主・自営業・会社経営者向けの基準としては一般的な基準と言えます。

なお、雇用形態では正社員、公務員、個人事業主・自営業、会社経営者、契約社員、派遣社員が利用可能です。年金受給者、アルバイト、パートの方は利用できません。契約社員・派遣社員でも申し込みが可能ですが、厚生年金、社会保険、雇用保険に加入していることが条件となっており、こうした待遇を行う規模の企業に勤務している、フルタイムに近い時間で勤務していることが前提となります。

イオン銀行の住宅ローンを利用できる方

 

イオン銀行の住宅ローン審査基準/資金用途・借入限度額

資金用途について

イオン銀行の住宅ローンの資金用途についてです。マイホームの新規購入や借り換えに対応している点は一般的な審査基準になっています。イオン銀行の住宅ローンで特徴的なのはリフォームの資金も住宅ローンと一緒に借りることができる点です。

なお、セカンドハウスの購入にはイオン銀行の住宅ローンは利用できません。セカンドハウスを通常の住宅ローン金利で借りるためにはARUHIのフラット35を活用するのが最も現実手金手段となります。

 

新規購入では物件価格の105%まで借りることができ、諸費用(融資事務手数料、火災保険料、各種登記費用、印紙代、司法書士の報酬、不動産仲介料、修繕積み立て基金、水道加入負担金)を借りることが可能です。

借り換えの場合も諸費用(融資事務手数料、火災保険料、各種登記費用、印紙代、司法書士の報酬、現在の住宅ローンの全額返済手数料・経過利息等)をイオン銀行の住宅ローンに駆りかえることが可能です。

 

なお、個人事業主の方で気をつけたいのは店舗や事務所との併用は一切NGとなっている点です。民間金融機関のプロパー住宅ローンも床面積の半分を自宅用としていれば住宅ローン融資を行うケースが多いですが、住宅の用途という意味ではかなり厳しい内容になっています。ARUHIのフラット35では住宅部分の床面積割合が半分以上あれば住宅ローンを借りることが可能です。

 

イオン銀行の住宅ローン資金用途

借入限度額について

イオン銀行の住宅ローンは200万円から1億円までの借り入れが可能です。多くの金融機関で住宅ローンの取り扱いは500万円以上としていますが、イオン銀行では500万円以下の融資にも対応している辺りは庶民の味方といったところでしょうか。

年収ごとの借入限度額

次にイオン銀行の住宅ローンで借りれる年収ごとの目安・限度額を確認しましょう。35年ローン前提のシュミレーションとなります。

参考までにイオン銀行同様に年収100万円程度でも利用可能なARUHIの限度額も比較対象として掲載します。

年収イオン銀行の借り入れ目安・限度額ARUHIの限度額
100万円470万円 ~ 660万円837万円
200万円940万円 ~ 1,320万円1,675万円
300万円1,410万円 ~ 1,980万円2,513万円
400万円2,260万円 ~ 3,010万円3,909万円
500万円2,820万円 ~ 3,760万円4,887万円
600万円3,390万円 ~ 4,520万円5,864万円
700万円3,950万円 ~ 5,270万円6,841万円

いずれの年収でもARUHIのほうが借り入れ限度額がかなり大きい結果となりました。年収700万円の方ですと、その差は1,500万円にも上っています。

より詳細な年収より借り入れ限度額を調べたい場合にはこちら⇒https://www.aruhi-corp.co.jp/service/simulation/

オリコン顧客満足度ランキング(2024年)TOP5

日本最大級の住宅ローンの顧客満足度調査を行っているオリコンが住宅ローンの顧客満足度®の最新の結果を2024年8月に発表しました。

この調査で高い顧客満足度を獲得したTOP5の住宅ローンをチェックしてみましょう。

2024年オリコン顧客満足度調査 住宅ローンランキングTOP5

2024年8月に発表されたオリコンの住宅ローンランキングの総合1位はソニー銀行です。
auじぶん銀行は総合2位を獲得しています。

以下、3位にイオン銀行、4位はSBI新生銀行と住信SBIネット銀行が同率でランクインしています。

これら5つの住宅ローンは、利用者が多いだけでなく、利用者が高い満足度を感じている住宅ローンと言えますので借り入れ後に後悔する可能性が少ない、間違いなくお勧めできる住宅ローンです。

イオン銀行の住宅ローン審査期間・日数・必要書類について

イオン銀行の住宅ローン審査の流れについて

イオン銀行の住宅ローンの仮審査は3-7日、本審査は1-2週間で回答となっています。必要書類のとりまとめや、契約実行日の調整を考えると、イオン銀行の住宅ローンを借りるのには最低でも4週間程度の時間は見ておいたほうが良さそうです。

イオン銀行の住宅ローン審査の流れ

事前審査での信用情報照会について

イオン銀行に限らず住宅ローンの事前審査では信用情報機関に照会が行われます。このため、事前審査で正しい情報をイオン銀行に登録していれば本審査で住宅ローン審査に落ちる確率はそう高くないと言えます。

イオン銀行では、

  • 全国銀行個人信用情報センター
  • ㈱シー・アイ・シー
  • ㈱日本信用情報機構

の3つの信用情報機関に信用情報の紹介を行います。

 

 

【まとめ】イオン銀行の住宅ローン審査は厳しい??

結論としてイオン銀行の住宅ローンは

  • 年収100万円という低い年収ハードル
  • 派遣社員・契約社員でも利用可能
  • ワイド団信を取り扱うことで健康状態に問題がある方も利用可能

という点を見る限り、審査が厳しいとは言えないでしょう。かなり寛容な基準になっていると言ってよいでしょう。

イオングループでの買い物が割引になるなどの特典に魅力を感じる方は申し込みをして効果は無い住宅ローンと言ってよいでしょう。

しかし、ネット専業銀行全体で見るとイオン銀行の住宅ローンが特別安い金利水準であったり、付帯サービスがあるものではありません。また、イオン銀行の住宅ローンの審査に落ち、他行の住宅ローンに申し込む時間的な無駄を省くなどの観点で以下の住宅ローンを同時に申し込まれてはいかがでしょうか?

 

【おさらい】イオン銀行の住宅ローンの特徴は?

イオングループでの毎日の買い物が5%OFF

イオン銀行の住宅ローンの最大の特徴はイオングループとの連携です。イオン、まいばすけっと、マックスバリュー、ピーコック、ダイエーなどのイオングループでの買い物が毎日5%OFFとなる割引は主婦に根強い人気があります。

イオン銀行で住宅ローン2,000万円以上組むと、年間90万円の買い物まで割引が受けれ、年間45,000円の割引が適用されることとなります。

2023年3月までは借り入れから当初5年間の特典でしたが、現在は完済までずっと割引が受けれるサービスに改善されています。

日本最大の小売企業グループ、イオングループ各店でこうした特典が受けれるのは嬉しいですね。

イオンセレクトクラブ

変動金利や10年固定金利がメガバンク・地銀に比較して安い!

イオン銀行の住宅ローン金利は2018年は下記の表のように推移しています。

※2018年11月で更新を終了しています。

年月変動金利10年固定金利
2018年11月0.570%0.740%
2018年10月0.570%0.690%
2018年9月0.570%0.690%
2018年8月0.570%0.690%
2018年7月0.570%0.690%
2018年6月0.570%0.690%
2018年5月0.570% 0.690%
2018年4月0.570% 0.690%
2018年3月0.570% 0.690%
2018年2月0.570% 0.690%
2018年1月0.570% 0.690%
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