住宅ローンの新規借入れ、借り換えを検討している方が気になるのが「金利がどうなるか」ですね。

変動金利だけでなく、10年固定金利などの長期の固定金利も最低水準を維持していることから住宅ローンを借りるには絶好のタイミングといえますが、2020年7月の住宅ローン金利はどうなるでしょうか。

来月の住宅ローンの金利を予想してみましょう。

住宅ローン金利の指標は政策金利

住宅ローン金利を決めるのは日銀がコントロールしている長期金利などの政策金利です。

まず10年固定金利の重要な指標となる長期金利ですが、その長期金利の直近1ヶ月の推移を見てみると、6月に入りプラス0.045%まで上昇しましたが19日にはプラス0.01%と低下して先月の同じ時期とほぼ変わらない水準で推移しています。

指標となる長期金利の動きをみると、10年固定金利などの長期の固定金利は金利据え置きが考えられる状況です。

しかし長期固定金利の代名詞である「フラット35」の金利予想では金利引上げを予想しています。

世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルスですが、国内では非常事態宣言も解除に続き19日には都道府県をまたぐ移動自粛要請も解除されました。
この自粛要請の解除に伴い感染第2波が起こる懸念も強まっていますが、とりあえずは生活は日常に戻りつつあります。

株や為替ともに日本をはじめ世界的に見ても、一時期の混乱が落ち着ついたような値動きとなっています。

目先の7月の住宅ローン金利は大きく上がることはなさそうですが、もう少し中長期的に見た場合には住宅ローン金利は上昇していくのでしょうか。

今後も金融緩和は継続で住宅ローン金利の上昇しても限定的

金融緩和により、10年固定金利の指標である長期金利は低い水準で維持することを目的として一定の幅でコントロールされています。

今回のコロナウイルスの感染拡大を受けて、日銀の黒田総裁は「コロナウイルスの流行が国内経済にとって一番大きな不確実性」と指摘し、新型肺炎の影響が「日本経済に大きく波及すれば金融政策を考えなければいけない」として、景気や物価動向に影響が出てくる恐れが高まれば「躊躇なく追加的な措置を考える」と表明しています。

現状で長期金利が継続的に上昇する可能性はないですし、さらに継続的に上昇する状況ではなく今後も住宅ローンは低金利を維持することになります。

金融緩和の終了時期も予測可能

問題はこの金融緩和いつ終わるのかですが、金融緩和は目標が明確に設定されています。

その目標とは「消費者物価指数(CPI)2%」を安定的に達成することです。つまり消費者物価指数(CPI)をチェックすることで、金融緩和の終了時期が予測できることになります。

最新の消費者物価指数は、前年同月比マイナス0.2%(2020年5月の生鮮食品を除く総合指数)と大幅に低下した先月と同じ水準とにとどまっており、目標の2%には程遠い数字となっています。
これまで日銀は達成目標時期を先送りし続けていて、早期に達成する可能性は低いのが現状です。

このことからこの先もしばらくは金融緩和を継続せざる得ない状況もあり、住宅ローン金利もこれまで通り低い水準を維持することになります。

来月だけでなく今後も住宅ローン金利は多少の波はあるでしょうが、継続して上昇していく状況ではありません。住宅価格が高騰していることもあり、少しでも低い金利で住宅ローンを借りたいと考えている方が多いと思いますが、まさに今はベストなタイミングといえますね。

中長期的な住宅ローン金利の予想はこちらの記事を参考にしてみてください。
>>2020年の住宅ローン金利の動向と予想

すでに2020年7月の住宅ローン金利を発表している銀行はどうなった?

住宅ローン金利は月末から月初にかけて発表されることが多いですが、中には月の中頃に翌月の住宅ローン金利を発表する銀行がいくつか存在します。
その代表格がソニー銀行で、当サイトでも金利発表の際には速報としてお知らせしています。

そのソニー銀行の2020年7月の住宅ローン金利を予想の参考としてチェックしてみましょう。

ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 2020年7月適用金利
(借り換え/新規購入で自己資金10%未満)

金利タイプ 6月適用金利 7月適用金利 金利差
変動金利0.507%0.507%
2年0.800%0.800%
3年0.820%0.820%
5年0.900%0.900%
7年0.920%0.923%+0.003%
10年1.000%1.000%
15年1.344%1.363%+0.019%
20年1.454%1.484%+0.03%
20年超1.497%1.540%+0.043%

ソニー銀行 固定セレクト住宅ローン 2020年7月適用金利
(借り換え/新規購入で自己資金10%未満)

金利タイプ 6月適用金利 7月適用金利 金利差
10年0.600%0.600%
15年0.944%0.963%+0.019%
20年1.054%1.084%+0.03%

ソニー銀行の7月の住宅ローン金利は、人気の高い変動金利・10年固定金利は金利据え置きですが、7年以上の固定金利を引上げています。金利の引上げ幅は期間の長い固定金利ほど大きくなっています。

楽天銀行の金利選択型もすでに2020年7月の住宅ローン金利を発表していますが、こちらは10年固定金利を引上げています。

指標となる長期金利は先月と変わらない水準ですが、すでに金利を発表している銀行では10年固定金利を含めた長期固定金利の金利引上げとなっていることから他の銀行でも長期の固定金利の金利の引上げが考えられます。

2020年7月の住宅ローン金利の予想

これまで見てきた長期金利の動き、更に先行して発表されたソニー銀行や楽天銀行の金利を参考に、7月の住宅ローン金利がどうなるのか予想してみました。

2020年7月の住宅ローン金利予想
変動金利 → 金利据置き
10年固定 → 金利据置き

2020年7月の住宅ローン金利は、変動金利・10年固定金利ともに金利据え置きを予想します。
しかし銀行によっては10年固定金利の引上げ、さらに15年以上の長期の固定金利は金利引上げる銀行が多くなる予想します。

2020年7月は金利を据え置きそうな変動金利や10年固定金利などうまく選びましょう。
これから住宅ローンを利用する方は早め早めに申し込みを済ませて審査を通しておき、金利の行方を見ながら融資の実行を待てるようにしておくことをおすすめします。

またすでに審査が通って融資の実行を待っている方でも、これから借り入れる住宅ローンよりも金利が低く、無料の疾病保障が付くなど保障の手厚い住宅ローンがある場合には急いで申込みをしましょう。

「フラット35」の2020年7月の金利予想はこちらを御覧ください。

 

 
 

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