2020年は新型コロナウイルスの世界的な流行により混乱した1年となりました。

2021年になりましたが感染者が再び増え始め、収束はみえません。
経済的に将来への不安が大きくなると金利は低下する傾向がありまが、住宅ローン金利はどうなるのでしょうか。

2021年の住宅ローン金利を予想してみましょう。

住宅ローン金利をきめる要因は?

まず住宅ローン金利を決める基準について説明していきましょう。

住宅ローン金利の基準となるのは
長期の固定金利 → 国債金利(新発10年国債利回り)
変動金利・短期固定金利 → 短期プライムレート
固定金利・変動金利はそれぞれに連動していると言われています。
この指標の上下に加えて、銀行が販売を強化したい商品や他の銀行との金利の駆け引きにより店頭の金利が決まります。

短期プライムレートとは

短期プライムレートは金融機関それぞれが「無担保コール翌日物」などの市場金利を参考に独自に決定します。

独自に決定するといっても、元にする「無担保コール翌日物」などの市場金利が同じなので銀行間による違いはほぼありません。その短期プライムレートは主要銀行をはじめ、各銀行の短期プライムレート1.475%となっており、この数値は2009年から10年年間一切変わっていません。

国債金利(新発10年国債利回り)とは

国債金利(新発10年国債利回り)とは、新規に発行された償還期間10年の国債の流通利回りのことです。日本の金融市場において長期金利の代表的な指標です。

国債金利(新発10年国債利回り)の利回りは市場により決まりますが、現在は日銀の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策によりプラスマイナス0から大きく離れない範囲でコントロールされています。

長期金利の推移グラフです

日本相互証券株式会社HPより引用

新発10年国債利回りの去年1年の推移をみても、3月に大きく低下したものその後はプラスマイナス0%の近くで推移していることがわかります。

新発10年国債利回りは日銀による金融緩和により住宅ローン金利の指標となる長期金利が低く抑えられているのが現状です。
つまり日銀の金融政策を見れば今後の住宅ローン金利を予想する事ができるのです。

2021年の住宅ローン金利はこうなる!

日銀は今後も「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を持続すると発表しています。

ということは今後も今の住宅ローン金利の水準が維持されるということになります。
もっと詳しく金利タイプ別に細かく予想してみましょう。

 2021年の住宅ローン金利はこうなる!
 ・変動金利:現状維持(これ以上低下するのは難しそう)
 ・10年固定:現状維持か0.2%程度の僅かな上昇
 ・35年固定(フラット35):今の水準から0.1%程度の引下げの可能性あり

簡潔に予想をしてみましたが、どの金利タイプでも現状の金利がほぼ底と言える状況です。

特に長期固定金利の「フラット35」の過去の金利推移を見てみても分かる通り、過去最低の水準まで低下していることがわかりますね。

フラット35の金利推移です

2021年も住宅ローンは低金利を維持することで、新規の借り入れでも借り換えでも住宅ローンを借りるには良いタイミングとなりそうですね。

コロナ禍での住宅ローンの注意点

2020年4月から5月にかけて出された「緊急事態宣言」時には、多くの会社でテレワークが推奨された結果、住宅ローンでも申込み後の審査に通常よりも時間がかかるといった事態が起きました。

大手銀行をはじめネット銀行でも審査に時間がかかる傾向は同じで、この『審査にかかる時間』はコロナ禍での住宅ローン利用時に注意しておきたいポイントの1つです。

2021年1月現在の感染者数は、「緊急事態宣言」時よりも多くなっています。
年明け早々にも、東京都の小池知事が新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の発出を速やかに検討するよう政府に要請するなど、再び「緊急事態宣言」が出されるかわからない状況です。

もし住宅ローンの利用を検討している場合には、なるべく早く申し込みをしておくことをおすすめします。
更に審査に落ちてしまった場合に備えて、複数の借り入れ候補に同時に申し込みをしましょう。

 

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