
ソニー銀行が2026年8月の住宅ローン金利を発表しました。
多くの金融機関は月末・月初に翌月の住宅ローン金利を公表しますが、ソニー銀行は毎月20日ごろに翌月分を発表します。住宅ローンは申込時ではなく実行日の金利が適用されるため、引き渡し月をまたぐかどうかで負担が変わる局面では、この「先出し公表」が実務上とても役に立ちます。
日本銀行は2026年6月の金融政策決定会合で政策金利(無担保コール翌日物の誘導目標)を年0.75%程度から年1.00%程度へ引き上げました。市場金利の上昇を受けて、住宅ローン金利にも引き続き上昇圧力がかかっています。
今月の結論から言うと、変動金利は据え置き、固定金利は全期間で小幅な引き上げとなりました。それでは実際の数字を確認していきましょう。(このページでは最新のキャンペーンや新商品については紹介していません。それらの最新情報はこちらのページから確認しておくようにしてください)
ソニー銀行の2026年8月の住宅ローン金利
ソニー銀行は「住宅ローン」「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」の3商品を扱っており、それぞれ基準金利からの引下げ幅が異なります。2026年7月と8月の適用金利を並べると次のとおりです(新規購入・借換えとも同水準)。
| 金利タイプ・商品 | 2026年7月 | 2026年8月 |
|---|---|---|
| 変動金利/変動セレクト住宅ローン | 1.347% | 1.347%(据え置き) |
| 変動金利/住宅ローン | 1.707% | 1.707%(据え置き) |
| 固定10年/固定セレクト住宅ローン | 3.355% | 3.413%(+0.058%) |
| 固定10年/住宅ローン | 3.655% | 3.713%(+0.058%) |
| 固定10年/変動セレクト住宅ローン | 3.755% | 3.813%(+0.058%) |
| 固定20年/固定セレクト住宅ローン | 4.132% | 4.192%(+0.060%) |
| 固定20年/住宅ローン | 4.432% | 4.492%(+0.060%) |
| 固定20年超〜35年/住宅ローン | 4.737% | 4.796%(+0.059%) |
| 固定20年超〜35年/変動セレクト住宅ローン | 4.837% | 4.896%(+0.059%) |
出典:ソニー銀行 公式「適用金利」(2026年7月28日確認)。固定セレクト住宅ローンは新規お借入時に固定金利10年・15年・20年のみ選択可能で、20年超〜35年の設定はありません。変動セレクト住宅ローンは新規お借入時は変動金利のみの利用となります。
変動金利は3商品とも据え置かれた一方、固定金利は期間を問わずおおむね0.06%前後の引き上げとなりました。3,000万円・35年の借入なら0.06%は月々の返済額でおよそ850円前後、総返済額では35万円前後の差に相当します。
なぜ変動は据え置きで固定だけが上がるのか
この「変動は据え置き、固定は上昇」という組み合わせは偶然ではありません。変動金利と固定金利は、参照している金利がそもそも違うからです。
変動金利は短期の市場金利(多くの銀行では短期プライムレート)に連動し、日銀の政策金利の動きを受けて改定されます。一方、固定金利は長期金利=新発10年国債利回りなどの動きを反映します。長期金利は日銀の会合を待たずに、市場参加者の先々の見通し(物価・財政・海外金利)で日々動くため、政策金利が据え置かれている期間でも先に動くのです。
国内の長期金利(新発10年国債利回り)は2026年7月27日の取引で2.760%まで上昇しており、これが固定金利の引き上げにつながっています。※金利は日々変動します。最新の水準は財務省・日本相互証券などの公表データでご確認ください。
なお、日銀の次回の金融政策決定会合は2026年7月30〜31日に開催されます。複数の報道機関は据え置きの公算が大きいと伝えていますが、これはあくまで会合前の観測であり日銀の決定ではありません。結果は会合後に日銀の公表内容でご確認ください。
審査の申し込みは早めに
ソニー銀行の仮審査はAIを使って最短60分で回答が得られます。ただし金利上昇局面では固定金利型への借り換え需要が増え、本審査以降に通常より時間がかかることも想定されます。
適用されるのは申込時ではなく実行日の金利です。実行月が1か月ずれるだけで固定金利は0.06%前後動く可能性があるため、スケジュールには余裕を持って動きましょう。

金利だけでは測れない「トータルコスト」で見る
ソニー銀行の住宅ローンを評価するときに欠かせないのが、金利+諸費用のトータルコストという視点です。
表面金利だけを見ると、変動金利1.347%は他のネット銀行より高く見えるかもしれません。しかし住宅ローンの負担は利息だけで決まるわけではなく、取扱手数料・保証料・繰上返済手数料・団信の上乗せまで合算した金額で比べる必要があります。
ソニー銀行では保証料0円・団体信用生命保険料0円・一部繰上返済手数料0円・金利タイプ変更手数料0円。さらに取扱手数料は、変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローンが借入金額の2.20%(税込)であるのに対し、「住宅ローン」は借入額にかかわらず一律44,000円(税込)です。
3,000万円を借りる場合、2.20%なら660,000円(税込)。差額は616,000円になります。短期完済や住み替えの予定がある人、借り換えで手元資金を減らしたくない人は、金利差より手数料差のほうが効くケースが少なくありません。
無料の「がん団信50」と、年0.1%の「がん団信100」
ソニー銀行の住宅ローンが支持されるもう1つの理由が団信です。上乗せ0円の「がん団信50」は、がんと診断確定された時点で住宅ローン残高の50%が保障されるもので、「何か月も入院する」「就業不能状態が続く」といった条件を満たす必要がありません。
残る半分も備えたい人向けが「がん団信100」です。上乗せは年0.1%で、保障内容は次のとおりです。
- がん診断確定時に住宅ローン残高100%を保障
- がん診断給付金100万円(使途自由・被保険者に直接支払い)
- がん先進医療給付 通算2,000万円+一時金30万円
- 上皮内がん・皮膚がん給付金 50万円
ソニー銀行の公式試算例(借入5,000万円・35年・ボーナス返済なし)では、年1.000%と年1.100%の月々返済額の差は2,343円です。診断確定だけで残高がゼロになり、さらに100万円が手元に入ることを考えると、費用対効果は検討に値します。
なお保障特約付き団信(がん団信50・がん団信100・3大疾病団信・生活習慣病団信)は加入時の年齢が満50歳未満のかたが対象で、過去に「がん」にかかったことがある場合は加入できません。健康上の理由で一般団信に入れない人向けのワイド団信は上乗せ年0.2%(加入時 満65歳未満・完済時 満81歳未満)です。
顧客満足度調査での評価
ソニー銀行は、オリコン顧客満足度®調査の「住宅ローン ネット銀行」部門で3年連続第1位(2023年〜2025年発表・同行公表)という実績を持ちます。低金利だけでなく、手数料体系の分かりやすさや保障の厚みが評価されていると言えるでしょう(最新の受賞状況は各社の公表内容をご確認ください)。
手続きはインターネットで完結できますが、ネット銀行では珍しく銀座・大阪のソニーストアでの訪問型リモート相談やオンライン相談も用意されているため、初めて住宅ローンを借りる人でも相談しながら進められます。
ソニー銀行の金利発表に関するよくある質問
Q. ソニー銀行は翌月の金利をいつ発表しますか?
A. 毎月20日ごろに翌月分を発表します。月末・月初に公表する金融機関が多いなかで、実行月の金利を早めに把握できるのは資金計画上のメリットです。
Q. 申込時の金利と実行時の金利、どちらが適用されますか?
A. 実際に借り入れる日(融資実行日)の金利です。申込時に表示されていた金利ではありません。引き渡しが月をまたぐ可能性がある場合は、翌月金利も確認したうえで計画を立ててください。
Q. 借りたあとに変動から固定へ切り替えられますか?
A. できます。ソニー銀行は金利タイプの変更を何度でも行え、変更手数料も0円です(固定金利適用期間中の変更には所定の手数料がかかる場合があります)。さらに変更後は公式サイト掲載の金利がそのまま適用される点が、他行と大きく異なります。
Q. 変動セレクト住宅ローンと「住宅ローン」はどちらを選ぶべきですか?
A. 変動金利で長く借り続けるなら、金利が年0.360%低い変動セレクト住宅ローンが有利になりやすいです。一方、固定金利で借りる場合や短期で完済する場合は、取扱手数料が44,000円(税込)で済む「住宅ローン」が有利になりやすくなります。手数料差と「金利差×借入年数」を並べて試算してください。
※ 金利情報の正確性には万全を期していますが、申し込みの前に必ずソニー銀行の公式サイトでご確認ください。金利は月中に変更される場合があります。
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