
auじぶん銀行の住宅ローンで、キャンペーンコードを入力しないと受けられない特典は、2026年10月時点では見当たりません。取りこぼしやすいのはコードではなく、エントリーしないと1円も入らない2つのプログラムです。10月1日に変動金利が上がったことで、そのうちの利息キャッシュバックの意味合いも少し変わりました。順に見ていきます。

auじぶん銀行の住宅ローンキャンペーンの現状(2026年10月時点)
2026年10月時点で、auじぶん銀行が住宅ローンの金利優遇を目的としたキャンペーンコードを配布しているという情報は確認できませんでした。
ただし、住宅ローンに限らず、キャンペーンは予告なく始まるケースが多いため、申込前に公式サイトや比較サイトを最終チェックしておくことは重要です。せっかくのチャンスを逃さないよう、最新情報にアンテナを張っておきましょう。
なお、申込時にキャンペーンコードを入力しなければ適用されないタイプのキャンペーンも存在します。後からの入力や申請が認められない場合もあるため、申込画面でのコード入力欄は見落とさないように注意が必要です。
コードは不要でも「エントリー」は必要――利息キャッシュバックと現金1万円
キャンペーンコードを探している人が本当に取りこぼしやすいのは、コードではなくエントリー(申込)が条件になっているプログラムです。当編集部が2026年10月1日に公式のキャンペーン・プログラム一覧で確認したところ、住宅ローン利用者向けに次の2つが案内されていました。どちらもコード入力は不要ですが、エントリーしないと1円ももらえません。
| プログラム | もらえるもの | 主な条件(2026年10月1日確認) |
|---|---|---|
| 普通預金連動型 住宅ローン利息キャッシュバックプログラム | 円普通預金の平均残高に応じて住宅ローン利息の一部を毎月キャッシュバック(住宅ローン実行月の5か月後から最長5年間) | 2025年4月1日以降に変動金利で新規契約/契約月の5年2か月後の月末までにエントリー/借入残高1円以上。固定金利・保証付金利プランは対象外。同居の配偶者・1親等以内の親族(最大3名)の残高も合算可 |
| 環境配慮型住宅現金プレゼントプログラム | 現金10,000円 | 新規借入(借り換えは除く)/借入金額が単独で1,000万円以上かつ借入期間10年以上/ZEH水準住宅・長期優良住宅・低炭素住宅・LCCM住宅のいずれかに該当/エントリー+対象物件確認書類の提出/融資実行日から3年以内 |
利息キャッシュバックのほうは、金額の決まり方が少し独特です。公式の説明では「預金平均残高 × 対象預金割合 × キャッシュバック利率 × 算出月の日数 ÷ 365日」で計算され、キャッシュバック利率は住宅ローンの適用金利から円普通預金金利を差し引いた値です。
対象預金割合はじぶんプラスのステージがプレミアムなら100%、給与振込10万円以上なら75%、いずれにも該当しなければ50%と案内されています。公式の試算例では、住宅ローン適用金利 年1.10%・円普通預金金利 年0.75%(税引前)・プレミアムステージ・預金平均残高500万円という仮の前提で、1か月あたり1,486円、1年あたり17,500円という数字が示されています。
この計算式からわかるのは、預金金利が変わらなければ、住宅ローンの適用金利が上がるほどキャッシュバック利率も大きくなるということです。10月のように変動金利が上がった局面では、預金を置いている人ほど、上昇分の一部が戻ってくる設計になっています。もちろん戻るのは「預金残高×割合」に対応する部分だけで、借入残高全体の利息が帳消しになるわけではありません。
ここは総支払額の観点で押さえておきたいところです。この仕組みは「金利が下がる」のではなく「預金を置いておくと利息の一部が戻る」というもので、そのためまとまった預金を持っていない人には効きません。
逆に、住宅取得後も生活防衛資金や教育費をある程度現金で持っておきたい世帯には、その現金を遊ばせずに済む設計といえます。専用金利ではないため、団信の選択肢や借入期間は変わらない点も、比較のときに誤解しやすいので覚えておいてください。
2026年10月のauじぶん銀行の住宅ローン金利
特典の話をする前に、土台となる金利も確認しておきましょう。auじぶん銀行は2026年10月1日に住宅ローンの基準金利を見直しました(9月18日発表)。当編集部が2026年10月1日に公式の金利ページで実測したところ、新規借入の適用金利は次のとおりでした。
| 金利タイプ | 2026年10月の適用金利 | 前月からの動き |
|---|---|---|
| 変動(全期間引下げ・物件価格80%以下) | 年1.734% | 引き上げ(基準金利の見直し) |
| 変動(全期間引下げ・物件価格80%超) | 年1.779% | 引き上げ(80%以下+0.045%) |
| 変動(50歳以下で一般団信を選んだ場合) | 年1.680% | がん50%保障などの特約を付けない選択。金利優遇割を最大適用すると年1.530% |
| 当初期間引下げ 固定10年 | 年3.470% | 引き上げ |
| 当初期間引下げ 固定20年 | 年4.070% | 引き上げ |
| 当初期間引下げ 固定35年 | 年4.755% | 引き上げ |
10月は変動も固定もそろって引き上げです。市場全体でも同じで、当編集部が2026年10月1日に14の金融機関の公式サイトを確認し、前月と比べられた127件を集計したところ、引き上げ121件・据え置き6件・引き下げ0件でした。
変動金利も比較できた27件のうち21件が上がっています(当社調べ)。すでに変動で借りている人は、10月1日の見直し後の金利が2027年1月の返済分から反映されると公式に案内されています。
ここで先ほどの利息キャッシュバックに戻ると、対象は変動金利のみです。変動と固定の両方が上がった10月は、金利タイプを決める材料が「どちらが低いか」から「上がったときに耐えられるか」に移りつつあります。「特典が使えるかどうか」で金利タイプを決めるのは本末転倒ですが、変動を選ぶ前提なら、預金額次第で年1万円台の差が生まれ、しかも金利が上がるほど戻りも増えることは知っておいて損はありません。
また、50歳以下ならがん50%保障を付けない一般団信を選ぶと変動金利は年1.680%になり、標準の年1.734%より低くなります。保障を外す判断は慎重にすべきですが、民間のがん保険にすでに入っている世帯なら、比べる価値のある選択肢です。団信の中身はauじぶん銀行の住宅ローン|無料の団信と諸費用を総支払額で解説で整理しています。
※金利は毎月見直されます。最新の適用金利は公式サイトでご確認ください。
住宅ローン以外のキャンペーンコードも活用できる
auじぶん銀行では、住宅ローンだけでなく「口座開設時」にキャンペーンコードを入力することで特典が付与されるプロモーションも過去に複数実施されています。
たとえば、カブドットコム証券(現auカブコム証券)と連携したものや、レコチョク×タワーレコードとのコラボキャンペーンなど、銀行と生活を結ぶユニークな特典が展開されていました。
現在では、キャンペーンコードを使う機会は減少傾向にありますが、紹介キャンペーンなど、コード入力が必須となる特典付きキャンペーンが不定期に実施されることもあります。
auじぶん銀行の常設優遇プログラム「じぶんプラス」
auじぶん銀行の住宅ローンを検討するなら、金利や団信だけでなく、日常の手数料負担まで含めて「総合的にお得か」を見ておくと納得感が変わります。その判断材料として便利なのが、ステージ制の優遇サービス「じぶんプラス」です。
じぶんプラスは、取引状況に応じてステージが決まり、ATM利用手数料や他行宛て振込手数料の無料回数などが増える仕組みです。ステージはレギュラー、シルバー、ゴールド、プレミアムの4段階で、普段の銀行利用が多いほど“手数料のムダ”が減っていきます。
ここで住宅ローン利用者が得をしやすい理由はシンプルです。auじぶん銀行で住宅ローンを借りていて、残高が1円以上ある場合、特別条件(スペシャルオファー)により、取引実績のスタンプ数に関係なくゴールドステージが適用されます。つまり、日常取引で頑張ってステージを上げなくても、住宅ローンを利用しているだけで優遇の土台が一段上がる設計になっています。
ゴールドステージになると、生活の中で効いてくるのが「無料回数」です。たとえばATMの出金は月10回まで手数料が無料になり、他行宛て振込の無料回数も月10回まで確保できます。住宅ローン返済用の資金を他行から移す、家計口座へ生活費を振り替える、教育費や積立のために資金移動する。こうした“毎月必ず発生しがちな動き”を手数料を気にせず回せるのは、じわじわ効いてきます。
また、auじぶん銀行同士の振込や三菱UFJ銀行宛ての振込が無料扱いである点も、使い方次第では強みになります。給与受取や生活費のメイン口座をどう組むかによって、資金移動のストレスは大きく変わるからです。
注意点もあります。住宅ローンで「プレミアム」まで自動で上がるわけではありません。プレミアムは、取引でスタンプを積み上げるか、総資産残高1,000万円以上などの特別条件を満たす必要があります。住宅ローンはあくまで“ゴールドを確保できる”仕組みで、そこから先は資産状況や取引スタイル次第という整理が正確です。
じぶんプラスの主な特典
じぶんプラスは、auじぶん銀行を日常的に使う人ほどメリットを感じやすい優遇サービスです。利用状況や残高に応じてステージが決まり、ATM手数料や振込手数料の無料回数、Pontaポイントの倍率が変わります。住宅ローンだけでなく、給与受取や口座振替、キャッシュレス決済、資産残高などを組み合わせることで、銀行口座全体の使い勝手を高められる仕組みです。
特に注目したいのが、ATM手数料の優遇です。ゴールドステージでは、ATMでの入金は何度でも無料、出金は月10回まで無料になります。さらに上位のプレミアムステージでは、出金の無料回数が月15回まで増えます。
コンビニATMやスマホATMを使う機会が多い人にとって、毎月の小さな手数料を抑えられる点は見逃せません。なお、無料回数を超えた場合の手数料は、セブン銀行・イオン銀行・ローソン銀行・イーネット・三菱UFJ銀行のATMで1回110円(税込)、ゆうちょ銀行ATMで1回220円(税込)と案内されています。
振込手数料の優遇も、じぶんプラスの大きなメリットです。auじぶん銀行あてと三菱UFJ銀行あての振込は、ステージに関係なく何度でも無料です。
他の銀行あての振込については、ゴールドステージで月10回、プレミアムステージで月15回まで無料になります(無料回数を超えると1回99円・税込)。家計用口座への資金移動、教育費や家賃の振込、証券口座や貯蓄口座への送金など、毎月の振込回数が多い人ほど効果を実感しやすいでしょう。
さらに、じぶんプラスではPontaポイントの倍率もステージに応じて上がります。レギュラーは1倍、シルバーは5倍、ゴールドは10倍、プレミアムは15倍です。対象取引に応じてポイントがたまるため、銀行取引を日常のポイント活用につなげたい人にも使いやすい制度です。ただし、Pontaポイントをためるにはau IDの登録が必要で、付与されるポイント数には上限があります。
前述のとおり、auじぶん銀行の住宅ローン残高はステージ判定の特別条件に含まれており、残高が1円以上あれば、長期間の延滞など一定の事情がない限りゴールドステージの対象になります。
ただし、ステージは取引状況や残高に応じて毎月判定されます。各種取引は原則として毎月21日から翌月20日までの状況、残高や設定状況は毎月20日終了時点で判定されます。住宅ローンを利用している場合でも、長期延滞など取引状況によっては優遇対象外となることがあります。
キャンペーンコードとエントリーについてよくある質問
Q. コード欄が空欄のままだと審査で不利になりますか?
いいえ。キャンペーンコードは特典を紐づけるためのもので、審査の可否や借入可能額とは関係ありません。2026年10月時点では住宅ローンでコードの入力を求める案内自体が確認できませんでした。
Q. 借り換えでも10,000円の現金プレゼントはもらえますか?
いいえ。環境配慮型住宅現金プレゼントプログラムは公式の適用条件で「新規でお借り入れ中、または新規でお借り入れされること(借り換えを除く)」と明記されています。借り換えの損得は特典ではなく、金利差と諸費用(融資事務手数料・登記費用など)で判断してください。
Q. 固定金利を選んでも利息キャッシュバックは受けられますか?
受けられません。公式の適用条件で変動金利での新規契約が条件とされ、固定金利および保証付金利プランは対象外と明記されています。ミックス(金利タイプ2本)の場合は変動金利部分のみが対象です。
Q. ペアローンの場合、特典はどうなりますか?
公式のFAQでは、環境配慮型住宅のプログラムは2人それぞれが対象で、それぞれエントリーと書類提出が必要とされています。利息キャッシュバックのほうも2人それぞれが契約者としてエントリーする必要があり、ペアローンの相手の預金を家族口座として合算することはできません。
Q. すでに借りているのですが、あとからエントリーできますか?
利息キャッシュバックは契約月の5年2か月後の月末までにエントリーすればよいとされていますが、2025年3月31日までに借り入れた人は対象外と公式FAQに明記されています。環境配慮型住宅のほうは融資実行日から3年以内が条件です。いずれも期限があるため、早めに確認しておきましょう。
住宅ローン以外でもキャンペーンを活用
auじぶん銀行では住宅ローンに限らず、日常的な銀行サービスでもキャンペーンが積極的に展開されています。
たとえば、口座開設・外貨預金・カードローンの利用・クレジットカード連携などにより、現金プレゼントやポイント付与が受けられるものもあり、au PAYとの連携による相乗効果も注目されています。
住宅ローンと日常の銀行取引を組み合わせれば、手数料やポイントの面で家計全体の効率は上がります。10月の金利がどう決まったかはauじぶん銀行 2026年10月の住宅ローン金利で詳しく解説しています。
auじぶん銀行の最新トピックス
| 2026年10月1日 | 住宅ローンの基準金利を改定(2026年9月18日発表) |
| 2025年1月14日 | 50年ローンおよびペアローン向けの連生団信の取り扱いを開始 |
| 2024年11月7日 | 住宅ローン融資実行額が累計5兆円を突破! |
| 2024年8月1日 | オリコン住宅ローンランキングの結果を公表 |
| 2024年8月1日 | 住宅つなぎ融資「とうこうブリッジローン」のご紹介について |
| 2024年6月28日 | 住宅ローン融資実行額が累計4.5兆円を突破! |
| 2024年5月1日 | TERASSがauじぶん銀行の住宅ローン取り扱いを開始 |
| 2024年3月21日 | 住宅ローン融資実行額が累計4兆円を突破! |
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