住信SBIネット銀行が2023年9月の住宅ローンの金利を公式サイトで発表しました。さっそく、住信SBIネット銀行の金利を確認していきましょう。

なお、住信SBIネット銀行はネット申込の住宅ローンを2023年4月から三井住友信託銀行が提供する「ネット専用住宅ローン」から、自社で提供する「住宅ローン(WEB申込コース)」に切り替えたことで、住宅ローン金利を大きく引き下げられています。

住信SBIネット銀行の2023年9月の金利

主要な金利タイプで金利について先月と比較しながら確認していきましょう。

住信SBIネット銀行(WEB申込コース) 2023年9月変動金利(通期引下げプラン)

金利タイプ2023年8月2023年9月
変動金利年0.320%~年0.320%~

※ 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~年0.75%上乗せとなる場合があります。

住信SBIネット銀行(WEB申込コース) 2023年9月固定金利(当初引下げプラン)

金利タイプ2023年8月2023年9月
10年固定年0.990%年1.180%
20年固定年1.420%年1.670%
35年固定年1.440%年1.700%

※ 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~年0.75%上乗せとなる場合があります。

住信SBIネット銀行の今月の主な金利タイプの金利は上記の通りです。上記以外の金利タイプの最新の金利や金利優遇の詳細情報は公式サイトで確認してください。

2023年9月も変動金利は低金利

今月も変動金利タイプの住宅ローンの金利は低い金利が維持されています。

※住信SBIネット銀行の住宅ローンは、審査結果によってはこの表示金利に年0.1%~年0.75%上乗せとなる場合があるため注意が必要です

 

業界内でも変動金利は低い水準ですが、10年固定金利ではネット銀行の中では高めの金利水準です。特に今年に入ってからの金利引き上げ幅がかなり大きくなっている点にも注意が必要です。10年固定金利でも審査結果によってはこの表示金利に年0.1%~年0.75%上乗せとなる場合があることを考えると、固定金利では他のネット銀行での借入れを考えたほうが良いでしょう。

 

10年固定金利での借入れを検討している方は10年固定金利比較ランキングでも上位の銀行をチェックしてみてください。

住信SBIネット銀行の変動金利に申し込む場合には、審査結果により年0.1%~年0.75%金利上乗せされた金利が適用されてしまった場合に備えて、他のネット銀行にも同時に申し込みを行っておくことをおすすめします。

 

住信SBIネット銀行は「全疾病保障」が無料

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、団信だけでなく全疾病保障が無料で付帯することが最大の特徴です。他の銀行でも、全疾病保障は付帯することができますが、付帯するには住宅ローン金利に上乗せが必要になり返済額が増えてしまいます。
団信による死亡、高度障害での保障は一般的ですが、「全疾病保障付き住宅ローン」は、下記の8疾病に加えてケガや病気の場合にもローン残高が0円になります。

  • がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎

住信SBIネット銀行の住宅ローンの全疾病保障

住宅ローンを選ぶときには、金利に目が行きがちですが、病気で返済ができないといったリスクに備えることも重要です。 本来は死亡時や高度障害が残った時にしか保証されないものが、全疾病保障で病気もケガも保障されるのは住宅ローンの契約者には大変ありがたいことですね。

 

「全疾病保障」保障の受取条件が厳しい

住信SBIネット銀行の「全疾病保障」は、保障の受取条件が厳しいことが気になる点です。 住信SBIネット銀行の「全疾病保障」を説明した上記の図を見ると、住宅ローン残高が0円になるには8疾病で「就業不能状態で12ヶ月」、それ以外の病気やケガでは「就業不能状態で24ヶ月」と保障の受取条件が設定されています。 例えば、がん保障では「がんと診断されるだけ」で保障を受けることができることを考えると、受取条件が厳しいと言えるでしょう。 疾病保障が気になる方はがんに特化した保障が無料で付帯するソニー銀行などをチェックしてみることをおすすめします。

ソニー銀行がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん団信50」が無料で付帯 がんと診断されると残りの住宅ローン残高が0円になり、さらに給付金として100万円を受け取ることができる「がん団信100」も年0.1%の金利上乗せで付帯可能

auじぶん銀行無料の疾病保障が充実
SBI新生銀行介護保障団信が無料で付帯

 

住信SBIネット銀行はおすすめ?

団信に加え無料で付帯する全疾病保障、その上変動金利での業界トップクラスの低金利を実現していることで、表示されている金利だけをみれば変動金利では借り入れ候補に入れるべき住宅ローンとなっています。

ですが、変動金利はもちろん固定金利でも審査次第で年0.1%~年0.75%も金利に上乗せされる可能性があり、表示されている金利で確定するわけではないのが気になるポイントです。

『年0.1%~年0.75%の金利上乗せ』を確実に避けるための方法は、住信SBIネット銀行以外の住宅ローンにも同時に申し込みを行っておくことです。

そうすれば金利上乗せとなっても他の住宅ローンでの借り入れにすぐに切り替えることができます。

住信SBIネット銀行の住宅ローンに申し込む場合には、年0.1%~年0.75%の金利上乗せになってしまった場合を想定し、同時に他の住宅ローンにも申し込んでおくことを強くおすすめします。

オリコン顧客満足度ランキング(2023年)TOP5

日本最大級の住宅ローンの顧客満足度調査を行っているオリコンが住宅ローンの顧客満足度®の最新の結果を2023年8月に発表しました。

この調査で高い顧客満足度を獲得したTOP5の住宅ローンをチェックしてみましょう。

2023年オリコン顧客満足度調査 住宅ローンランキングTOP5

2023年8月に発表されたオリコンの住宅ローンランキングの総合1位はソニー銀行です。
2021年まで11年連続で1位を獲得してきたソニー銀行。昨年はauじぶん銀行に1位の座を奪われましたが1年で再び奪取しています。auじぶん銀行は総合2位を獲得しています。

以下、3位にイオン銀行、4位にSBI新生銀行、5位に住信SBIネット銀行がランクインしています。

これら5つの住宅ローンは、利用者が多いだけでなく、利用者が高い満足度を感じている住宅ローンと言えますので借り入れ後に後悔する可能性が少ない、間違いなくお勧めできる住宅ローンです。

   

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