この特集記事では楽天銀行の住宅ローンで楽天のポイントが貯まるサービスやキャンペーンを紹介・解説しています。
楽天銀行は楽天グループ内で金融サービスを担う中心的な企業です。楽天銀行はグループ会社の楽天証券・保険事業・楽天Edyなどの金融サービスなどとも連携しており、楽天経済圏の中心メンバーの一員で、ネット通販サービスを主軸とする楽天グループが提供している様々なネットサービスを便利にするための銀行サービスを提供しています。
楽天グループは最近では第4のキャリアとして携帯電話事業に注力していることも有名です。
逆に言えば、”楽天のサービスを利用しているなら楽天銀行を使わないと損”と思えるようなサービスを提供していて、グループ間のサービスをつないでいる「楽天ポイント」が溜まりやすくなるサービスを数多く提供しています。(いわゆる楽天経済圏)
ただし、最近は楽天モバイル事業への膨大な投資の影響なのか、楽天のポイントサービスは改悪が続いており注意が必要です。2023年12月からSPUが大幅に改悪され楽天市場のヘビーユーザーにはかなりの悪報となりました。
高額な商品/サービスを利用した際には、もらえるポイントにも期待してしまいがちですが特に住宅ローンの場合、ポイントに期待しすぎてがっかりする人が多いので、過度に期待しないようにしておいた方が良いでしょう。なお、楽天銀行ではフラット35と金利選択型の2種類の住宅ローンを取り扱っていますが、「楽天ポイントがもらえる・貯まる」という視点では大差はありません。
目次
それでは楽天銀行の住宅ローンの楽天ポイントが貯まるサービス(キャンペーン)について紹介していきます。
新規借り入れで楽天ポイントが貯まるキャンペーン
まず紹介したいのは「住宅ローンの新規借り入れ」で楽天ポイントが貯まるキャンペーンです。ダイヤモンド会員なら20,000ポイント、プラチナ会員なら18,000ポイントと、楽天会員ランクに応じて楽天ポイントがもらえるキャンペーンとなっています。
このキャンペーンは、実施期間を定めずに常に実施していますし(予告なく終了・変更する場合あり)、エントリーしつつ申し込むだけもれなくもらえるので申込タイミングや契約タイミングを気にする必要はありません。
注意してほしいのは申込人による事前エントリーが必要という点です。エントリーページへの案内が目立たなかったり、載っていないページもあったりするので、住宅ローンを申し込んだから必ずエントリーするようにしましょう。(申し込みとエントリーの順番はどっちが先でもかまいません)
2023年11月時点でSBI新生銀行でTポイントやdポイントがもらえるのは金利が段階的に下がっていくステップダウン金利を利用するのが条件で、Tポイントかdポイントが最大で毎月1,000ポイント×10年間・最大で12万ポイントも貰えるサービスがついています。12万ポイントはすごいですね。
足元の金利環境の変化で、固定金利が再び注目されていますが、SBI新生銀行のステップダウン金利タイプは10年後から段階的に金利が下がっていくという非常にユニークな商品性となっていますので、固定金利を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
なお、ポイントを受け取るには会員番号の情報を専用のエントリーフォームで入力する必要があります。Tポイント・dポイントはSBI新生銀行の公式サイトで「住宅ローン Tポイント」「住宅ローン dポイント」で検索すると登録画面を探すことができると思います。
住宅ローン以外にもSBI新生銀行の口座開設でウェルカムプログラムで1,000円、3万円以上の入金でさらに2,000円の合計最大3,000円がもらえるプログラムも実施しています。
2022年12月までは口座開設でのマイレージ、300マイルをプレゼントするプログラムがありましたが、これは終了しています。
ハッピープログラムでポイントをGET!
楽天銀行では「ハッピープログラム」という顧客の利用頻度に応じた会員ステージのプログラムを提供しています。
楽天銀行で住宅ローンを利用していると「ハッピープログラム」のステージが自動的1つアップするので、楽天銀行の住宅ローンは、最初にポイントをもらえるだけでなく「ずーっと楽天のポイントが貯まりやすくなる住宅ローン」と言えます。
例えば、VIP以上のステージになると「楽天銀行の取引で得られるポイントが3倍」。他行から楽天銀行にお金を振り込んだ時のポイントや給与を受け取ったときにもらえるポイントなど、楽天銀行の口座を利用したときに貯まるポイントが増えることになります。


このように楽天ポイントが貯まりやすい住宅ローンとしては間違いなく楽天銀行が抜きに出ています。
最後に楽天銀行の住宅ローンの特徴を解説しておきますので参考にしてください。
楽天銀行の住宅ローンの特徴・評判・落とし穴
フラット35の特徴・評判・落とし穴
まず、楽天銀行は、2016年度にフラット35を取扱件数No1の銀行になりました。全国に店舗を構えるみずほ銀行をネット申込中心で抜き去ったのはかなりすごいことです。
インターネットで1位を取るのは簡単なようで難しく、どこにでも申し込みやすいネットだけに「手数料」「金利」「商品性」が優れていないければとても1位は獲得できません。
実際、2018年8月にはオリコンのオリコン顧客満足度ランキング 住宅ローン 「全期間固定・フラット35」で第1位の満足度を獲得していますが、フラット35の利用を考えるのであれば、選択肢に加えておくべき金融機関なのは間違いないと思っています。
こうした実績・評判がある楽天銀行の住宅ローンだからこそ、楽天ポイントがもらえたり、貯まりやすくなったりすることにメリットがあると言えます。(優れた住宅ローンでなければどんなにポイントが貯まってもオトクとは言えません)
金利選択型(変動金利)の特徴・評判・落とし穴
金利選択型住宅ローンは事務手数料が33万円(税込)で固定されていて、かつ、変動金利が0.5%程度で提供されているという商品性が最大の特徴です。金利の水準こそネット銀行を中心とした他の金融機関のほうが優れているということができますが、なんといっても事務手数料が33万円(税込)で固定されている、という点が非常に優れた商品性となっています。
最近の住宅ローンは、金利(利息)でもうからないから「事務手数料」で儲けようとしている商品が多く、そんな中で事務手数料は最低限である楽天銀行の金利選択型住宅ローンは非常に貴重な存在です。
具体的な事務手数料を計算すると以下のようになります。借入金額が増えれば増えるほど金額が固定されている魅力が高くなりますが、2,000万円や3,000万円の借入でも固定の事務手数料33万円のほうがかなり有利な条件になっていることがわかります。楽天銀行は事務手数料が低く抑えられている金融機関と言えるでしょう。
住宅ローンの金額 | 金利選択型の事務手数料 | 2.20%の手数料がかかる場合の事務手数料 |
2,000万円 | 33万円(税込) | 44万円(税込) |
3,000万円 | 33万円(税込) | 66万円(税込) |
4,000万円 | 33万円(税込) | 88万円(税込) |
5,000万円 | 33万円(税込) | 110万円(税込) |
6,000万円 | 33万円(税込) | 132万円(税込) |
7,000万円 | 33万円(税込) | 154万円(税込) |
8,000万円 | 33万円(税込) | 166万円(税込) |
9,000万円 | 33万円(税込) | 198万円(税込) |
1億円 | 33万円(税込) | 220万円(税込) |
このような商品性が利用者に受け入れられたことで、順調に利用者が増え、住宅ローン(金利選択型)の融資残高も5,000億円をすでに突破しています。
繰り返しになりますが楽天銀行の金利選択型住宅ローンが優れているのは、事務手数料が一律330,000円(税込)で固定されていて、保証料も無料にもかかわらず、住宅ローン金利が0.5%程度の低い金利になっていること、それに「全疾病保障」などの疾病保障が無料で利用できるという総合力での評価というわけです。これから住宅ローンの申込を検討される人は、自身の借り入れ金額では事務手数料は定額のものを選択すべきなのか、それとも定率のものを選択すべきなのかよく検討してから申込みをするようにしましょう。
金利選択型住宅ローンは事務手数料が一律で保証料が無料という特徴がありますが、落とし穴としては審査結果により変動金利で年0.650%も金利が高くなる可能性がある点です。2023年9月であれば年1.200%となり、最優遇金利である年0.500%台とは全く魅力度が変わってきます。変動金利を意味がなくなるほどの水準になる可能性に注意が必要です。
オマケ・参考情報
楽天ポイントの効率的な貯め方
最後に楽天ポイントの効率的な貯め方を解説してこの記事を締めくくりたいと思います。
楽天市場が2017年10月に大幅にサービスを拡充してかなりお得になっていたのが、楽天スーパーポイントアップ(SPU)です。
2020年以降、断続的にSPUサービスの変更が行われているのでサービス内容については随時内容の確認をしたほうがよいでしょう。特に2021年2月と4月、2023年2月、極めつけの2023年12月の条件変更(改悪)はかなりインパクトが大きくなっています。
このポイントサービスは一定の条件をクリアすることで楽天市場でのポイントが最大16倍になるものです。いかにポイントがアップする各種サービスについて解説しておきますので参考にしてください。
サービス名 | 内容 | 倍率 | 月間ポイント付与上限 |
楽天カード・ゴールドカード | 楽天市場の買い物での買い物金額に対しポイントアップ | 1% | 5,000 |
楽天プレミアムカード | 楽天市場の買い物での買い物金額に対しポイントアップ | 2% | 15,000 |
楽天カードの支払いを楽天銀行に指定 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とし | 0.5% | 5,000 |
楽天銀行で給与・賞与・年金を受取る | 0.5% | ||
楽天市場アプリ | 楽天市場アプリで買い物をするとその買い物のみポイントアップ | 0.5% | ダイヤモンド会員:15,000ポイント、プラチナ会員:12,000ポイント、 ゴールド会員:9,000ポイント、シルバー会員:7,000ポイント、その他会員:5,000ポイント |
楽天証券 | 30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5%、30,000円以上のポイント投資(米国株・円貨決済)で+0.5% | 合計1% | 5,000 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMITもしくはスーパーホーダイ・組み合わせプラン・コミコミプランの契約 | 最大3% | Rakuten UN-LIMIT VIIご契約中でダイヤモンド会員3倍:7,000ポイント Rakuten UN-LIMIT VIIご契約中でダイヤモンド会員以外2倍:6,000ポイント スーパーホーダイ・組み合わせプラン・コミコミプランの契約:1倍:5000ポイント |
ダイヤモンド会員:15,000ポイント、プラチナ会員:12,000ポイント、 ゴールド会員:9,000ポイント、シルバー会員:7,000ポイント、その他会員:5,000ポイント | |||
Rakuten Fashion(旧楽天ブランドアベニュー) | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回以上の買い物 | 0.5% | |
楽天ブックス | 月合計1,000円以上の買い物 | 0.5% | 1,000 |
楽天kobo | 月合計1,000円以上の買い物 | 0.5% | 1,000 |
楽天トラベル | 楽天トラベルで5,000円以上の利用 | 1% | ダイヤモンド会員:15,000ポイント、プラチナ会員:12,000ポイント、 ゴールド会員:9,000ポイント、シルバー会員:7,000ポイント、その他会員:5,000ポイント |
楽天ビューティー | 月1回3,000円以上の利用 | 0.5% | |
楽天の保険+楽天カード | 「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払い | 1% | 5,000 |
楽天Pasha | Rakuten Pashaの「トクダネ」で合計300ポイント以上獲得し、かつ「きょうのレシートキャンペーン」にて10枚以上レシートが審査通過 | 0.5% | 5,000 |
楽天ひかりもしくはRakuten turbo | 楽天ひかりもしくはRakuten Turboの契約 | 1% | 5,000 |
楽天モバイルキャリア決済 | 月に2,000円以上の支払い | 0.5% | 5,000 |
楽天ウォレット | 30,000円以上の暗号資産現物の購入 | 0.5% | 5,000 |