楽天銀行はその名の通り楽天グループの一員のネット銀行です。楽天銀行になったのは2009年ですが、イーバンク銀行として開業した2001年以来、順調に口座数を増やし口座数は660万を優に超えています。口座数としては文句なし日本一のインターネット銀行です。

楽天銀行の公式サイトはこちら https://www.rakuten-bank.co.jp/

楽天銀行の口座数

楽天銀行では外貨預金、FX、投資信託、海外送金、カードローン、BIG・TOTOや公営競技など、普段使いから資産運用まで幅広く金融サービスを提供していますが、住宅ローンやカードローンといった融資ビジネスにはかなり力を入れています。

住宅ローンに関してもフラット35金利選択型の2つの住宅ローンを取り扱いしていて、特にフラット35はそれまで1位だったみずほ銀行を抜いて国内銀行で取り扱い件数シェアが1位になるほどです。また、オリコンのフラット35部門の顧客満足度でも1位を獲得した実績もあります。

 

さらにもう1つの住宅ローン「金利選択型」には2018年8月から住信SBIネット銀行が提供する全疾病保障とほとんど同じ全疾病保障特約が無料でセットされるようになり、さらに魅力を高めています。全疾病保障について詳しくは「楽天銀行の全疾病特約付き住宅ローン(金利選択型)を徹底解説!」を参考にしてください。

楽天銀行の全疾病特約

 

この特集記事では楽天銀行の2つの住宅ローンの審査基準がどんな点が甘いのか、また、厳しいのかについて解説しています。楽天銀行の2つの住宅ローンの最新金利やキャンペーンなどについては事前に以下から確認しておいてください。

 

楽天銀行の住宅ローン(フラット35)の最新金利や商品詳細情報はこちら

 

楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)の最新金利や商品詳細情報はこちら

 

 

金利選択型とフラット35の商品性を比較!【2018年9月】

最初に楽天銀行(フラット35)楽天銀行(金利選択型)の商品性の違いをカンタンに確認しておきましょう。

金利選択型は変動金利から10年固定金利から好きな金利タイプを選べる住宅ローンです。基本的には変動金利で借り入れをスタートし、金利を固定したいと思った時に金利タイプを変更することができる住宅ローンだと考えてください。

フラット35は、15年~35年の借入期間の金利を完全に固定するタイプの住宅ローンです。

楽天銀行の金利選択型住宅ローンの特徴は変動金利の低金利なのですが、年0.527%~とじぶん銀行の住宅ローン住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンなどと比べると高い感じがしますが、ポイントは事務手数料が324,000円で固定されているという点です。

ネット銀行の住宅ローンやフラット35の場合、借入金額×1.08%~2.16%と金額が大きくなると事務手数料も右肩上がりで増えてしまいますが、楽天銀行の金利選択型であれば固定されるので、手数料+利息で考えた時に楽天銀行の金利選択型は国内有数の魅力的な住宅ローンとなっています。

 

金利選択型とフラット35は全く別物の住宅ローンですが、いちおう一覧でその違いを確認しておきましょう。

  フラット35 金利選択型

金利

15年以上~20年まで 年1.31%

21年以上~35年まで 年1.39%

変動金利 年0.527%~

10年固定金利 1.198%~

適用金利

・頭金の有無で異なる

・審査結果は金利に影響しない

・頭金の有無は影響しない

・審査の結果で異なる

団信保険料

無料(加入は任意)

無料(加入必須)
疾病保障 有料で加入可能

全疾病特約が無料で付帯

保証料 不要 不要
融資事務手数料 融資額の0.972%~ 一律324,000円
融資限度額 8,000万円

1億円

諸費用の借り入れ 可能

可能

 

 

金利選択型とフラット35の審査基準を比較

それでは、楽天銀行の住宅ローンの審査が甘いのか厳しいのか具体的な審査基準を比較ながら確認していきましょう。これもフラット35と金利選択型を比較しながら確認していきたいと思います。

  フラット35 金利選択型
年収 100万円程度でも借り入れ可能 400万円以上
職業・雇用形態 パート、アルバイト、派遣社員、契約社員も可 パート、アルバイトは不可
勤続年数 転職直後、起業直後でも可 1年以上(個人事業主・法人代表は2年以上)
資金用途 セカンドハウス可 セカンドハウス不可
団信への加入審査 任意加入なので加入時のみ 必須加入なので必ず実施される
 年齢 70歳未満で、完済時年齢が満80歳未満 65歳6ヶ月未満で、完済時年齢が満80歳未満
 諸費用 組み込み 可能  可能 
 ペアローン・収入合算 収入合算の利用が可能  債務連帯の利用が可能

 

年収・雇用形態・勤続年数は大きく違っています。特に金利選択型は年収400万円以上と住宅ローン業界の中でも厳しい基準が定められていて、高所得者向けの住宅ローンとして提供されていることがわかります。

楽天銀行(フラット35)金利選択型と比べて審査基準は甘く設定された利用しやすい住宅ローンであり、楽天銀行(金利選択型)は厳しめの審査基準をクリアできる人に限定して提供している住宅ローンとしてすみわけされていることがわかります。

なお、フラット35の審査基準は楽天銀行が決めているものではなく、国交省などが所管する社団法人の住宅金融支援機構の基準にそって審査が行われているだけなので、楽天銀行のフラット35と言うより、フラット35の審査基準そのものが利用しやすい内容になっていると表現するのが正しいでしょう。

フラット35の審査基準についてはフラット35の審査は甘い?通りやすい?を参考にしてください。

 

金利選択型とフラット35の借り入れ可能額(限度額)を比較!

続いて、年収ごとの借り入れ可能額(限度額)を確認して審査の厳しさを比較してみましょう。

※フラット35は2018年9月適用金利より算出、金利選択型の可能額については、当月の上限金利を適用して試算しています。

年収 フラット35 金利選択型
100万円 837万円
200万円 1,675万円
300万円 2,513万円
400万円 3,909万円 3,129万円
500万円 4,887万円 4,563万円
600万円 5,864万円 5,475万円
700万円 6,841万円 6,388万円
800万円  7,819万円 7,301万円

いずれもフラット35の方が借り入れ可能額(限度額)が大きくなりました。特に年収が400万円の場合には、差額で800万円(20%)も多く借り入れできるシミュレーション結果になりました。

「年収ごとに借り入れできる金額」という観点でもフラット35の方が甘く設定されていることがわかります。

※住宅ローンは「審査に通りやすいのか」という観点だけで審査基準を比較するのではなく、「希望する金額を貸してもらえるのか」という観点で審査基準を比較することが重要です。審査に通っても借入希望額の半分しか貸してくれないようだと意味がありません。

さらに詳しく借り入れ可能額(限度額)をシミュレーションしたい場合には

https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/simulation/income.html

からシミュレーションするようにしてください。

 

金利選択型とフラット35の審査日数・審査期間を比較!

次に金利選択型とフラット35の審査日数、つまり、申込してから契約完了するまでの審査期間を確認しておきましょう。

フラット35の方が1週間ほど審査に時間がかかることが確認できると思います。

  フラット35 金利選択型
新規 借り換え 新規 借り換え
仮審査 最短翌日 最短翌日 最短翌日 最短翌日
本審査 7日~14日 7日~14日 2日~10日 3日~7日
融資実行まで 最短35日 最短35日 最短20日 最短20日

楽天銀行の住宅ローン審査の流れ(日数)

 

事前審査で信用情報の照会は行われる?

上記の通り、楽天銀行では「事前審査」と「本審査」の2段階にわけて審査が行われます。「事前審査」は「仮審査」や「簡易審査」と呼ばれています。楽天銀行では事前審査で信用情報機関への信用情報の確認などを実施しているとされています。個人信用情報とは、信用情報機関に登録されている過去に返済を遅延したり、延滞したことがないか、また、破産、任意整理、自己破産したことが無いかなどの情報のことです。基本的に最低でも5年間記録されることになっています。

日本国内には

日本信用情報機構(JICC)
シーアイシー
全国銀行個人信用情報センター

の3つの信用情報機関が存在していますので、身に覚えのある人は自分の信用情報を照会してみると良いでしょう。もし、信用情報に間違いがあれば修正の依頼を行うことも可能です。

 

金利選択型とフラット35の審査の必要書類は?

必要書類 正社員・契約社員・派遣社員 自営業・個人事業主 会社役員
住民票原本
運転免許証など
源泉徴収票
住民税特別徴収税額の通知書(納税義務者用)原本
住民税課税証明書原本
確定申告書および付表 不要
所得税納税証明書 確定申告している方は必要
法人の決算報告書コピー 不要 不要
法人の法人確定申告書コピー 不要 不要
その他物件に関する書類

 

金利選択型・フラット35ともに保証会社が不要

メガバンクや地銀、信金などの住宅ローンでは系列の保証会社による保証を受けることが住宅ローンを組む条件になります。一般的な住宅ローンでは、「事前審査は銀行」「本審査は保証会社」が行いますが、楽天銀行の住宅ローンでは保証会社を利用していませんので保証会社による審査は行われません。

 

楽天銀行の金利選択型に審査落ち?住宅ローン審査対策とは?

これまで確認してきた通り、楽天銀行の金利選択型住宅ローンは審査基準が厳しめです。実際、ネット上の口コミなどでも楽天銀行の住宅ローンの審査に落ちたという声はよく目にします。

楽天銀行の金利選択型住宅ローンの審査に落ちる理由として考えられるのは

・年収が400万円未満(もしくは400万円ギリギリ)の人

・年収に対して高額の住宅ローンで申し込んだ

・健康上の理由で団信や疾病保障に加入できなかった(ワイド団信の提供無し)

・住宅評価額が借り入れ希望額に達しなかった

・信用情報に問題があった

などの理由が想定されます。また、住宅ローンの審査は「総合評価」なので基準をぎりぎり満たしているような審査ポイントが多数あると、個々の項目の基準は満たしていても総合評価として審査に落とされたり、減額される可能性があります。

 

まず、年収400万円近辺の人は、年収基準が楽天銀行より低く設定されているじぶん銀行au住宅ローン、100万円程度でも利用可能な楽天銀行(フラット35)への申し込みを検討すると良いでしょう。

 

また、健康状態の問題で団信に加入できなかった人は、じぶん銀行au住宅ローンのようにワイド団信に対応する住宅ローンを利用するか、団信加入が任意のフラット35の利用を検討すると良いでしょう。

 

【まとめ】楽天銀行の住宅ローン審査は厳しい?

審査基準や借り入れ可能額など様々な視点で楽天銀行(フラット35)楽天銀行(金利選択型)を比較してみましたが、フラット35の方が寛容である一方、金利選択型は厳しめという結果になりました。審査に通っても、減額されたり、適用される金利が高くなってはあまり意味がありません。年収が400万円を超えている(収入合算も可)であれば、2つの住宅ローンに申し込んで見るのは最善の方法と言えるでしょう。

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