住信SBIネット銀行の住宅ローンは2007年9月に取り扱いが開始され、急激な勢いで融資残高を伸ばし、2018年11月には融資累計実行額が4兆6,000億円を超える日本で最も勢いのある住宅ローンといって過言ではありません。実際、住宅ローンの取り扱いシェアとしてはメガバンクに次ぐ規模にまで拡大しています。

2015年9月からはフラット35の取り扱いを開始、利用層の更なる拡大に挑んでいます。

メガバンク・地銀の住宅ローンは横並びの商品設計、金利となる一方で住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンは全疾病保障を無料で付帯、変動金利が年0.457%~(2018年5月)、契約完了まで来店不要などエッジが利いた商品設計が人気の理由と言えるでしょう。2018年4月からはフラット35にも全疾病保障を無料付帯させるなど大きな動きを見せています。

今回はこの住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンフラット35の審査基準の比較をしつつ、審査が厳しいのか、審査期間、落ちた理由、年収などについて解説してきたいと思います。

まず先に各住宅ローンの最新金利やキャンペーンを知りたいと言う方は

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンの詳細 住信SBIネット銀行のフラット35の詳細

を一読いただき本ページを確認いただくと理解が深まるかもしれません。

 

まず最初に住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴をおさらい

 ネット専用住宅ローン住信SBIネット銀行(フラット35)
金利(2018年11月)

 変動金利;年0.457%

10年固定金利:年0.860%

20年固定金利;年1.360%

35年固定金利;年1.520%

 変動金利;取り扱いなし

10年固定金利;取り扱いなし

20年固定金利;年1.350%

35年固定金利;年1.450%

団信無料付帯無料付帯(加入しない場合には金利が年0.20%割引が適用)
疾病保障全疾病保障が無料で付帯 

全疾病保障が無料付帯(2018年4月より) 

※65歳までの融資実行が条件

保証料無料 無料
融資事務手数料2.16% 2.16% 
対面での相談・手続き不可 不可 
貸し出し銀行三井住友信託銀行 住信SBIネット銀行(住宅金融支援機構が債権買取) 
借入れ可能上限額1億円8,000万円
一部繰上げ返済手数料無料無料

 

住信SBIネット銀行の2つの住宅ローンの審査基準の違いは?審査に通りやすいのはどちら?

さっそく、本題の住宅ローン審査についてです。ネット専用住宅ローンとフラット35、2つの住宅ローンについて審査基準の重要な項目を比較してみました。

 

フラット35は日本政府が100%出資している住宅金融支援機構と民間金融機関が提携・供給している住宅ローンであり、民間金融機関のプロパー住宅ローンと比較して審査が甘いとされています。フラット35の審査基準は住信SBIネット銀行が定めるものではなく、住宅金融支援機構が定めているものとなります。

 

ネット専用住宅ローンでは、年収や勤続年数の審査基準が明確に開示されていないため、一概に比較はできませんが、ネット専用住宅ローンでは年収100万円やアルバイト・パートなどの方が住宅ローンを組むことはできないと考えられ、フラット35の方が審査に通りやすいと言ってよいでしょう。

 

また、勤続年数についてもフラット35は転職直後、起業直後でも借りることができますが、ネット専用住宅ローンでは難しい・厳しいと思われます。

 

健康状態や団信についても注目したいですね。ネット専用住宅ローンもフラット35も加入条件を緩和したワイド団信の取り扱いをしてないため、健康状態に問題があると団信に加入できません。団信への加入が必須なネット専用住宅ローンではこれが理由で住宅ローン審査落ち、厳しい結果となる可能性もあると思われます。

 

 ネット専用住宅ローン フラット35
年収未開示(安定かつ継続した年収があること)

100万円程度でも利用可能

400万円未満の返済負担率30%、400万円以上35%

職業未開示(アルバイトやパートは不可)派遣社員、契約社員、アルバイト・パート、年金受給者でも可
勤続年数

未開示(安定かつ継続した年収があること)

本年もしくは昨年の転職の場合には転職後3ヵ月が経過し、必要書類を提出できること

転職直後、起業直後でも可
年齢借入れ時年齢20歳以上65歳未満、完済時80歳未満借入れ時年齢70歳未満、完済時80歳未満
保証人不要不要
ペアローン・収入合算可能収入合算のみ可能
健康状態団信加入が必須団信への加入が必須ではない
ワイド団信の対応なしなし
仮審査期間3営業日以内当日から3営業日
本審査期間1週間から10日程度7営業日~14営業日程度
物件自宅のみセカンドハウスや別荘での利用も可

 

ネット専用住宅ローンとフラット35の借入限度額・借入可能額は?

次にネット専用住宅ローンとフラット35の借り入れ可能額を一覧化してみました。

ネット専用住宅ローンは返済負担率を30%とし、変動金利年0.457%で35年返済借りた際の試算となります。フラット35は住信SBIネット銀行では年収から借入可能額のシミュレーションを行う機能がないので、楽天銀行(フラット35)の公式サイトのシミュレーション機能より算出しています。こちらは年1.45%で35年返済を前提に算出しています。

年収 ネット専用住宅ローンフラット35
100万円審査対象外?823万円 
200万円審査対象外?1,646万円 
300万円2,716万円2,469万円 
400万円3,880万円3,840万円
500万円4,656万円4,801万円
600万円5,820万円5,761万円
700万円6,597万円6,721万円
800万円7,761万円7,681万円
900万円8,537万円8,000万円 
1000万円9,701万円8,000万円 

 

ネット専用住宅ローンの審査基準は厳しい?審査に落ちた理由、落ちた場合の対策について

前項のようにネット専用住宅ローンとフラット35を比較をする場合、フラット35よりネット専用住宅ローンのほうが審査は厳しいと言えます。

フラット35は公的な住宅ローンであるため、住宅ローン審査に通りやすい状況に歯が立たないというのが実態だと思われます。

フラット35のより詳細な審査基準についてはフラット35の審査は甘い?通りやすい? を参考にしてみてください。

落ちた理由住宅ローン審査対策
返済負担率が高すぎる(年収が少ない) フラット35への申し込み

頭金を用意する

健康上の問題で団信に加入できなかった

 ワイド団信を取り扱い、かつ変動金利が住信SBIネット銀行と同じ水準のじぶん銀行に申し込む

フラット35への申し込み

信用情報に問題があった(ブラック登録)

国内3つの信用情報機関へご自身の信用情報の内容を照会する

日本信用情報機構(JICC)
シーアイシー(CIC)
全国銀行個人信用情報センター

担保評価に問題があった他の金融機関の住宅ローンを申し込む

ネット専用住宅ローンの落ちた場合には住信SBIネット銀行(フラット35)への申し込みと変動金利が住信SBIネット銀行と同水準であるじぶん銀行への審査申し込みが対策となるでしょう。

 

フラット35の審査基準は厳しい?審査に落ちた理由、落ちた場合の対策について

繰り返しになりますが、フラット35は国内で最も住宅ローン審査基準が寛容な公的な住宅ローンであり、フラット35はどの金融機関で申し込みをしても審査基準は同じであり、住信SBIネット銀行のフラット35に落ちた後に、他の金融機関でフラット35の審査を申し込んでも結果は同じとなるはずです。この場合には抜本的に落ちた理由を考える、対策をとる必要があります。

落ちた理由住宅ローン審査対策
返済負担率が高すぎる(年収が少ない)

頭金の用意

信用情報に問題があった(ブラック登録)

 国内3つの信用情報機関へご自身の信用情報の内容を照会する

日本信用情報機構(JICC)
シーアイシー(CIC)
全国銀行個人信用情報センター

①信用情報に間違いがあった場合、修正の依頼を行う

②ブラック登録されている場合には5年待ち、ブラック登録が消えるまで待つ

担保評価に問題があった購入しようとしている物件価格が妥当かを冷静に考える必要性がある

 

 

【まとめ】住信SBIネット銀行 住宅ローンの審査は厳しいのか?

冒頭にもご紹介しましたが住信SBIネット銀行の住宅ローンはメガバンクに次ぐシェアにまで拡大するなど人気の住宅ローンとなっています。住宅ローン審査基準が厳しいのであれば、ここまでの貸し出し実績とシェア拡大は実現できませんので、過度に住宅ローン審査基準が厳しいと考える必要はないのかもしれません。

住信SBIネット銀行の住宅ローンに興味をもたれた方は、金利の低さや疾病保障の充実に魅せられているとのだと思われますが、2018年4月から住信SBIネット銀行のフラット35にはネット専用住宅ローンと同様に全疾病保障が無料で付帯されるようになりました。2018年3月までは借り入れに対し0.5%の保険料が必要でしたが、このサービス改善で住信SBIネット銀行のフラット35の魅力は大幅にアップしたと言えます。

ただし、残念ながら住信SBIネット銀行の住宅ローンの融資事務手数料はネット専用住宅ローンでもフラット35でも2.16%必要となっており、競合にあたる楽天銀行の金利選択型は一律324,000円、楽天銀行のフラット35は0.972%~という極めて引く水準とは大きな差が有ることはしっかり認識しておきたいですね。

 

【徹底解説】住信SBIネット銀行の住宅ローン関連特集

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