ソニー銀行は2002年にネット銀行として日本で始めて住宅ローンの取り扱いを開始した銀行です。

最近でこそ、住信SBIネット銀行じぶん銀行と金利や疾病保障で比較してしまうとどうしても見劣ってしまいますが、保証料無料、低金利、金利タイプの変更、翌月の金利を前月半ばに発表するなどそれまでの金融業界の慣習を打ち破り、現在大きな支持を集めているこれらネット銀行の住宅ローンの礎を築いたと言っても過言ではありません。

どんなに素晴らしい住宅ローンでも審査に通らなければ元も子もありません。今回はソニー銀行の審査についてご紹介し、ソニー銀行の審査基準が厳しいのか見ていきたいと思います。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準①年収と職業

まず、ソニー銀行の年収基準は400万円以上となっており、100万円以上としているイオン銀行、りそな銀行、200万円以上としている じぶん銀行、三菱UFJ銀行、300万円以上としている新生銀行などと比較してもかなり厳しい水準となっています。職業についても契約社員や派遣社員をNGとしており、かなり厳しい部類にあります。

 

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準②勤続年数

ソニー銀行の住宅ローンには勤続年数という審査項目を設けていません。転職直後のかたでも採用通知書などの提示を行えばよいことになっています。

なお、自営業や会社経営者については過去3期分の確定申告書や決算書の提出が必須となっており、起業後3年以上経過していることが条件となっています。この基準は楽天銀行が扱うフラット35を除けば一般的な水準とみてよいでしょう。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準③健康状態・団信

ソニー銀行に限らず、民間金融機関で住宅ローンを組むには団体信用生命保険への加入が必須となります。ソニー銀行でも同様に団信への加入が必須となり、加入審査時に健康状態の告知を行うこととなります。団信の告知では

最近3カ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがありますか。

過去3年以内に次の病気で手術を受けたり、あるいは2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたりしたことがありますか。

に回答をする必要があります。いわゆる告知義務です。この告知義務に違反し、団信に加入し、万が一の際、実際に保険金を支払う際の調査で告知義務違反が発覚すると保険金が支払われないなどのリスクがあります。

この告知義務があるため健康に問題にある方が団信に加入できず住宅ローン審査に落ちる可能性があります。繰り返しですがこのリスクはどの住宅ローン・金融機関でも同じです。

ソニー銀行ではこうした健康に問題がある方向けに加入条件を緩和したワイド団信という団信を扱っています。保険料として年0.2%の金利上乗せが必要ですが、保障内容は一般団信と同じですので、健康状態に不安がある方には心強い商品と言って良いでしょう。

ネット専業銀行ではソニー銀行以外に、じぶん銀行でもワイド団信の取り扱いをしています。

 

 

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準④対象住宅、中古戸建てはNG

ソニー銀行の住宅ローンでは新築戸建て、新築マンション、中古マンションでのみ利用でき、中古戸建てには利用できません。

また、投資物件、賃貸物件やセカンドハウス、店舗・事務所併用物件等、借地上の建物(定期借地権を含みます)にも利用できません。

面積については明確に基準に定められていませんが、30平米以下のワンルームなどでは審査に通らない可能性もあると思われます。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査⑤審査期間

ソニー銀行の住宅ローン審査は仮審査が6日以内で終わりメールで仮審査完了の連絡がきます。本審査は10日以内に終わり、こちらもメールで審査完了の連絡がきます。仮審査、本審査のための各種書類の提出、契約書のやり取りなどを含めると仮審査申し込みから融資実行までは最低5週間程度は必要となります。

ソニー銀行では2018年4月現在、ネット完結型、契約書の電子化などを行っていないため、これらに完結し最短10日で住宅ローンの契約が完了するじぶん銀行と比較した場合には時間が必要となりますので早め早めの仮審査申し込みが必要となりそうです。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査⑥金利

ソニー銀行の住宅ローン金利はメガバンクや地銀のように審査結果(信用情報が高いなど)により金利が変動することはありません。審査に通ればソニー銀行に掲載されている金利で契約をすることが可能です。ただし、前項でご紹介したように仮審査申し込みから融資実行にはタイムラグがあり、実際の金利は融資実行のタイミングでの金利が適用されます。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査規基準⑦頭金・フルローン

ソニー銀行の住宅ローンでは物件価値、ご自身の信用情報について問題が無ければフルローン(頭金なし)での借り入れが可能です。頭金なしでも借り入れ金利に変更はありません。ただし、新規購入時に頭金を10%以上用意した場合に年0.05%の金利優遇をソニー銀行では実施しています。資金に余裕がある方には嬉しいサービスとなっています。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準⑧保証人・保証会社

冒頭でも触れましたが、従来のメガバンクや地銀の住宅ローンでは系列の保証会社を利用した保証を得る必要がありました。保証会社は住宅ローン契約者が住宅ローン返済に行き詰った場合の債務を保証会社が代わりに弁済するもので、金融機関を守る仕組みです。

この保証を得るには審査はもちろんですが、年0.2%に相当する保証料が必要となっています。ソニー銀行の住宅ローンは保証会社を利用しないものであり、こうした無駄ともいえるコストが発生しないものとなっています。

保証会社の仕組み

 

ソニー銀行の住宅ローン審査基準⑨収入合算・ペアローン

ソニー銀行では収入合算には対応していませんが、ペアローンには対応をしています。共働きのご家庭には嬉しいサービスですね。

ただ、現在は多くの金融機関が収入合算にも対応している時代だということは申し上げておきたいと思います。

 

【最後に】ソニー銀行の住宅ローン審査基準は甘い?厳しい?

ソニー銀行の住宅ローンは有る程度の年収がある正社員向けという安定した生活基盤を持つ方向けの住宅ローンと言ってよいでしょう。特に職業の面でいうと派遣社員、契約社員を対象外としており、急増する非正規雇用という形態で働く方向には利用できない住宅ローンとなっています。この面ではソニー銀行の住宅ローン審査基準は厳しいと言ってよいでしょう。

一方、年収400万円以上の収入があるサラリーマンにとっては特別厳しい審査基準を設けているとは言えないでしょう。

 

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