各金融機関が今月の住宅ローンの金利をそれぞれの公式サイトや店舗などで発表しました。
主要ネット銀行の金利の動向は?
2025年9月の住宅ローン市場は、2024年後半から続く日銀の政策変更を背景に、全体的に金利が上昇傾向にあります。変動金利はもちろん、固定期間選択型の商品でも水準がじわりと切り上がっており、住宅ローン選びでは「どの金融機関を選ぶか」がこれまで以上に重要になっています。
その中で特に注目されているのがSBI新生銀行の住宅ローンです。同行は変動金利・10年固定金利の両方で依然として業界トップクラスの低水準を維持しており、金利上昇局面においても競争力を発揮しています。
さらに特徴的なのは、一般的な住宅ローンではオプション扱いとなる団体信用生命保険の一部が無料で付帯している点です。SBI新生銀行では介護団信が標準搭載されており、将来的に介護状態となった場合でも住宅ローン残高が保障される仕組みを備えています。金利だけでなく「長期的な安心感」まで含めて選べる住宅ローンとして、高い評価を集めているのです。
おすすめ住宅ローンは?
最初に変動金利タイプの住宅ローンの金利から確認していきましょう。 先ほども触れましたが今月もSBI新生銀行の変動金利が年0.590%と圧倒的な競争力を誇っています。
「フラット35」のおすすめは?
住宅ローンを借り入れた時点で住宅ローンの完済までの金利が確定される固定金利タイプの代表的な住宅ローンがフラット35です。
フラット35は多数の金融機関が取り扱っていますが、提供する金融機関によって金利や融資事務手数料に違いがあるので注意しましょう。なお、フラット35取り扱い金融機関の中で14年連続で貸し出し件数No.1の高いシェアを誇っているのはSBIアルヒです。
「フラット35」 借入額が90%以内の場合
15~20年固定 | 21~35年固定 | |
---|---|---|
団信に加入した場合 | 年1.500% | 年1.890% |
団信に加入しない場合 | 上記-0.20% | 上記-0.20% |
35年もの期間の金利を固定できる「フラット35」の金利は今月も非常に低い水準の金利です。
フラット35は、融資実行時に決まった金利が返済終了まで変わらないため、返済額を完全に固定したい人にぴったりな住宅ローンで、一般的な住宅ローンと比べた時の審査の通りやすさも特徴です。
そして、SBIアルヒの特徴が店舗での専門家による対面相談で、)SBIアルヒでは全国に150を超える店舗を展開して対面相談の体制を整えています。
特に借り換えの場合には、借り換え前にどれぐらいの返済額が減るのか、初期費用や手続きに関する不安や悩みを相談できるので、窓口があることは助かる場面が多いでしょう。
さらに、住宅購入後に必要になる引っ越し・家電・家具・インテリアはもちろん、ネットスーパー・レジャーや旅行など新生活をはじめて日々のコストを削減し、日常生活を豊かにするさまざまな優待を数多くの提携先企業とともに提供する「ARUHI暮らしのサービス」など、SBIアルヒで住宅ローンを借りた方だけが利用できる限定の優遇サービスなど細かい点も見逃せません。
金利と事務手数料が最低水準で、さらに対面相談で住宅ローンの不安や悩みを相談しながら「フラット35」を借り入れることができるARUHI(アルヒ)に注目です。
SBIアルヒは、「フラット35」で借り入れを考えている方は候補にするべきですし、フラット35以外の住宅ローンも取り扱っているので、住宅ローンに悩みを抱えている人にとっておすすめの相談先です。
今月も変動金利が過去最低水準で、多くの方が変動金利を選ぶ状況が続きそうですが、金利だけでなく保障面でも手厚い住宅ローンを選びましょう。
変動金利の金利上昇リスクが気になる人は、金融緩和で金利がまだまだ低水準と言える、20年・35年固定金利での借り入れを検討してみるのも良いでしょう。変動金利より借入金利は高くなりますが、固定金利であれば金利上昇リスクがなくなり、完済までの返済額が固定されて、返済計画を立てやすいというメリットがあります。
住宅ローンを借り入れれば無料で付帯される「疾病保障」を用意しているネット銀行の保障内容を比較した記事もぜひチェックしてみてください。
ネット銀行の住宅ローンの注意点
住宅ローン金利は上昇基調にありますが、その一方で変動金利における競争は依然として激しく、各銀行が低水準の金利を打ち出して利用者の獲得を狙っています。ただし、金利が動く局面では審査に通常以上の時間を要するケースが増えており、想定よりも融資実行が遅れるリスクも否定できません。
住宅ローンを利用して購入を予定している方は、物件の引き渡し時期に間に合わないという最悪の事態を避けるためにも、できるだけ早めに申し込みを済ませておくことが重要です。さらに、ひとつの金融機関だけに依存するのではなく、複数の候補先に同時申し込みをしておくことで、審査落ちや手続き遅延といった不測の事態にも柔軟に対応できます。
住宅ローンは金利のわずかな差でも総返済額に大きく影響する契約です。スムーズに融資を実行し、計画どおりに新居での生活をスタートさせるためには、早めの行動と複数候補の確保が欠かせません。
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