2019年に住宅ローンの取り扱いを開始したジャパンネット銀行ですが、変動金利タイプと10年固定金利タイプの低金利で一定の人気を集めるようになりました。

ただし、「審査基準」はメガバンクや他のネット銀行よりも厳しいという評判も耳にしますし、融通が利かない画一的な審査基準になっているという意見を耳にすることも増えてきました。

ということで、この記事ではジャパンネット銀行の住宅ローンの審査が厳しいのか・ゆるいのかなど、審査基準について解説していきます。

変動金利や10年固定金利タイプの金利の低さから、ジャパンネット銀行の住宅ローンが気になっている人は多いと思いますが、申し込み前に審査基準について確認しておくようにしましょう。なお、ジャパンネット銀行の住宅ローンのメリットやデメリットなどサービス内容や商品性についてはこちらの記事で解説していますので、合わせて確認してください。

ジャパンネット銀行の住宅ローンの審査基準

ジャパンネット銀行は、三井住友銀行(当時のさくら銀行)などの大手企業が出資する形で2000年に誕生した約20年の歴史があるインターネット銀行です。現在はヤフーやpaypayを運営するZホールディングスのグループ会社となってい2021年4月からpaypay銀行に改名することが決まっています。

ジャパンネット銀行が提供する銀行業務の基本は三井住友銀行の影響を大きく受けていて、住宅ローンやカードローンなどの審査のノウハウも三井住友銀行の流れを汲んでいると言われています。

住宅ローンの審査基準は特に厳しいと評価されています。「個人事業主」や「自営業」や「家族経営の会社に勤めている人」は門前払いですし、「定期借地物件も対象外」「本人が住む家にだけ対応していて、家族が住む家やセカンドハウスもNG」です。また、派遣社員の申込も受け付けていません。転職して3年未満の場合は職務経歴書の提出する必要がありますし、転職1年未満の場合は給与明細や賞与明細に加え雇用契約書を提出する必要があるほどです。

年収基準は200万円以上となっているので、ハードルが高くないような印象がありますが、「個人事業主・自営業・家族経営企業・派遣社員」が門前払いなので、ハードルが低い住宅ローンとしては紹介できません。

 

ジャパンネット銀行の商品説明書

ジャパンネット銀行の住宅ローンの利用条件の説明文です ジャパンネット銀行の住宅ローンの利用条件の説明文です

では、この商品説明書を確認しながら主要な審査基準について解説していきます。

年収基準

ジャパンネット銀行の住宅ローンは『前年度年収が200万円以上』を満たす必要があります。

年収の条件としては厳しくはありませんが、後ほど解説しますが、自営業や個人事業主や家族経営の会社で働く人は利用できないので、この年収基準の存在意義はあまり意味がなさそうです。

ジャパンネット銀行の審査に落ちた人が、新生銀行(年収300万円以上)の住宅ローンの審査にあっさり通ったという話を耳にしたことは多くありますし、フラット35やイオン銀行の住宅ローンの審査基準と比べて厳しめです。

※ジャャパンネット銀行の住宅ローンの審査に落ちたという人は、新生銀行・イオン銀行・ARUHIの住宅ローンに申し込んでみる価値はあるでしょう。

職業・働き方・雇用形態

この基準はしっかり理解しておくようにしましょう。

商品説明書内に『個人事業者、ご自身またはご家族が経営する会社にお勤めの方は、原則ご利用いただけません。』とあります。 個人事業者や自営業者はもちろん家族経営の会社の役員や従業員の利用を最初から拒絶しています。派遣社員も利用できず、契約社員は1年以上連続して働いていれば利用できる可能性はありますが、追加で資料の提出を求められるの方、親族の経営する会社に勤めている方はジャパンネット銀行の住宅ローンは利用できません。

ジャパンネット銀行の住宅ローンは、働き方や働いている会社の審査条件が厳しいものになっています。参考までにに本審査時に提出を求められるチェックシートの内容を照会しておきます。

転職してから3年未満は追加書類が必要

ジャパンネット銀行の本審査用提出書類チェックシートのキャプチャです

一般的にも転職した直後だと住宅ローンの審査が不利とされていますが、ジャパンネット銀行の住宅ローンも例外ではなく、また、転職してから3年未満の場合には以下の書類を提出する必要があります。

  • 職務経歴書
  • 【1年未満の場合】雇用契約書
  • 【1年未満の場合】給与明細(直近3ヶ月分)
  • 【1年未満の場合】賞与明細(直近1年分)

契約社員も追加書類が必要

ジャパンネット銀行の本審査用提出書類チェックシートのキャプチャです

ジャパンネット銀行の住宅ローンは契約社員でも利用できる可能性がありますが、上記の通り追加書類が必要になるので注意してください。

  • 給与明細(直近1ヶ月分)
  • 雇用契約書

海外勤務から戻って1年未満も追加書類が必要

ジャパンネット銀行の本審査用提出書類チェックシートのキャプチャです

海外勤務から帰ってきたばかりの人も追加書類が必要になるので該当する人は注意しておきましょう。

  • 年収証明書(国内勤務想定のもの)
  • 給与明細(直近1ヶ月分)
  • 賞与明細(直近1年分)

年齢

次に年齢関連の審査基準を確認しておきましょう。

『ご年齢が20歳以上65歳未満で、完済時に80歳未満の方』とあります。この基準は一般的な条件で特に厳しいくはありません。

健康状態・団信

ジャパンネット銀行の住宅ローンも団信への加入が必須です。ARUHIなどで申し込めるフラット35を除くと団信への加入は必須なので一般的な話です。

団信に加入できない健康状態や治療歴があるとの方は利用できないのです。一般の団信に加入できない人向けのワイド団信も用意されているので、健康状態に不安を抱える人でも利用しやすい住宅ローンと言えます。

ジャパンネット銀行の団信・疾病保障一覧

ジャパンネット銀行の団信・疾病保障プラン
団信・保障 プラン上乗せ 金利保障の内容
一般団信なし死亡・所定の高度障害状態・余命6ヶ月以内と判断された場合、住宅ローン残高が「0円」となるプランです。
がん50%保障団信0.1%一般団信の保障に加えて、がんと診断確定されたら住宅ローン残高が「半分」となるプランです。
がん100%保障団信0.2%一般団信の保障に加えて、がんと診断確定されたら住宅ローン残高が「0円」となるプランです。さらに、がん診断給付金による保障100万円、上皮内がん診断給付金/皮膚がん診断給付金による保障50万円が付きます。
11疾病保障団信0.3%がん100%保障団信の保障に加えて、10種類の生活習慣病で180日継続入院された時、住宅ローン残高が0円となるプランです。 さらに、入院一時給付金による保障10万円、初回入院給付金/継続入院給付金による保障(毎月返済額を保障)が付きます。
ワイド団信0.3%健康上の理由で一般団信にご加入いただけない方でも加入しやすいように引受基準を緩和したプランです。 死亡・所定の高度障害状態・余命6ヶ月以内と判断された場合、住宅ローン残高が「0円」となるプランです。

ワイド団信とは

ワイド団信とは、一般団信よりも引受基準を緩和し、健康上の理由(持病・既往症)等をかかえている方でも加入しやすいように設計した団体信用生命保険です。

健康上の理由がある方すべてが加入できるものではなく、加入審査結果によっては加入いただけない場合があります。保障内容は一般団信と同一となります。 ジャパンネット銀行の住宅ローンにワイド団信を付帯するのには金利に0.3%の上乗せが必要になります。(ライバル銀行でもあるソニー銀行はワイド団信利用時の上乗せ金利が年0.2%なので、ワイド団信の利用を想定している人であればソニー銀行の住宅ローンも候補に加えておくと良いでしょう)

資金使途

ジャパンネット銀行の住宅ローンを使う目的としては以下のものに限定されています。

  • 戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
  • 戸建の新築
  • 現在借り入れ中の住宅ローンからの借り換え
  • 借入に伴う諸費用

いずれも契約者本人が住む住宅に関するための使用に限定されています。また、つなぎ融資には対応していません。 注文住宅の場合でつなぎ融資を利用したい場合は、ARUHI(アルヒ)など、つなぎ融資を取り扱っている住宅ローンを探すようにしましょう。

ジャパンネット銀行の住宅ローンは、事務手数料は借入額の2.20%(税込)必要になり、高額な部類ですが諸費用を住宅ローンに含んで借りることができるので、自己資金が不足している場合でも利用できる可能性があります。

 

融資対象外の物件について

以下の場合にはジャパンネット銀行の住宅ローンを利用することができないことが明記されているので注意しましょう。注意したい(ケースとして多そう)なのは、赤字の箇所です。

  • 親族間売買
  • 建築基準法およびその他の法令の定めに合致していない物件
  • 事業用物件(店舗併用住宅を含む)
  • 賃貸用物件(賃貸併用住宅を含む)
  • 借地物件(普通借地・定期借地)
  • 不動産業者の仲介のない個人間売買
  • 保留地物件
  • 連棟式住宅
  • コーポラティブハウス
  • セカンドハウス・別荘
  • 仮換地上の物件

 

ジャパンネット銀行の住宅ローンの使用使途で注意が必要なのは、やはり、契約者本人が住む住宅に限られていることです。

ジャパンネット銀行の審査基準 まとめ

ジャパンネット銀行は2000年から営業しているネット銀行ですが、「2019年に住宅ローンを開始したばかりということもあり、利用条件や審査基準は改善の余地が多い」という印象です。

ジャパンネット銀行が住宅ローンに参入することを発表した時に「ネット銀行の住宅ローンの審査は厳しい。住宅ローンの審査は画一的で柔軟性がない。ジャパンネット銀行は、AIやビッグデータを駆使して、そういった課題を解決していく!」と宣言していたのですが、残念ながら現時点の審査基準は真逆で、他のネット銀行よりも画一的な審査基準になっていて厳しい審査をしていると言わざるを得ないと思います。

 

このあたりの課題がpaypay銀行になることで解決していくことを期待していきましょう。

 

ジャパンネット銀行の審査に落ちた場合

ジャパンネット銀行の審査に落ちた場合、何も対策せずにすぐに申込しなおしてもまた審査に落ちると思っておく必要があります。これまで解説してきたように、ジャパンネット銀行の住宅ローンは厳しい審査基準になっているので、ジャパンネット銀行の住宅ローンの審査に落ちても、他の住宅ローンの審査に通る可能性は十分あります

住宅購入や借り換えをあきらめる必要はありませんし、他のネット銀行の低金利の住宅ローンを利用できる可能性は十分あります。

最後に、ジャパンネット銀行の住宅ローンの審査に落ちた人にもおすすめで、最新のオリコンランキングで上位に食い込んでいる住宅ローンを紹介しておきますので、申し込み先の候補として参考としてください

 

顧客満足度が高い住宅ローンTOP3

調査対象企業123社、実際の利用者17,793人という日本最大級の規模で調査したオリコン顧客満足度®の最新の結果が発表されています。

この調査で高い顧客満足度を獲得したTOP3の住宅ローンをチェックしてみましょう。

2020年オリコン顧客満足度調査 住宅ローンランキングTOP3の画像です

住宅ローンランキングで総合1位となったのはソニー銀行です。
最新の調査では9つの評価項目のうち商品内容・金利・繰上げ返済・サイトのわかりやすさの4項目で1位を獲得しています。
特に「商品内容」と「金利」の評価項目で1位となっていることからおすすめの住宅ローンというのは言うまでもありません。

2位は付帯サービス・手続きの2項目で1位となったイオン銀行、3位はすべての項目で平均して高評価となったauじぶん銀行が獲得しています。

実際の利用者が高い満足度を感じた住宅ローンを選んでおけば間違いありませんね。
TOP3の中でも総合1位のソニー銀行は非常におすすめです。

 

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