
ソニー銀行は、もともとソニーと三井住友銀行が共同で出資して設立されたネット銀行で、現在はソニーフィナンシャルグループ傘下のネット銀行として営業しています。
日本のネット銀行として初めて住宅ローンを提供したのがソニー銀行で、ネット銀行としては最長クラスの貸し出し実績を持っています。住宅ローンの貸出残高も2兆円を超えており、歴史があるだけでなく、今なお多くの利用者に選ばれている住宅ローンです。
ソニー銀行の住宅ローンのメリット・デメリットや金利推移などの商品性についてはこちらの特集記事でも取り上げていますので参考にしてください。
注目ポイント
- 事務手数料・保証料など「住宅ローンの初期費用の安さ」を選びやすい設計
- がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる「がん団信50」が金利上乗せなしで付帯
- 定額プランの「住宅ローン」なら事務手数料が一律44,000円(税込)+保証料0円で、初期費用を業界でも低い水準に抑えられる
- 変動金利タイプと固定金利タイプの切り替えが何度でも無料で可能
- 月の半ばに翌月の金利が発表されるので、翌月の金利を早めに確認できる
- 完済時年齢は85歳未満(ワイド団信は81歳未満)と長めで、返済期間を確保しやすい
住宅ローン概要
ソニー銀行の住宅ローンは、長い歴史と多くの利用者に加えて、実際の利用者の満足度評価が高いことが特徴です。オリコン顧客満足度ランキングの住宅ローン部門では、2021年まで11年連続で総合1位を獲得した実績があり、その後も上位の常連となっています(最新の受賞状況は公式サイトでご確認ください)。
このサイトでは「表面金利の低さ」だけでなく、事務手数料・保証料・団信を含めた”総支払額”という視点でソニー銀行を見ていきます。ソニー銀行はこの総コストの観点で選択肢が用意されている点に強みがあります。
2つの事務手数料プランと金利の関係
ソニー銀行では複数の金利プランを取り扱っていますが、基本的な商品性や審査基準は同じで、違うのは主に「事務手数料の額」と「金利の引き下げ幅」です。大きく分けると次の2タイプになります。
変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン
金利が低い代わりに、事務手数料が借入額の2.20%(税込)かかるように設計された住宅ローンです。金利の引き下げ幅が大きいため、借入額が大きい人や長く借りる人ほど、総返済額で有利になりやすいのが特徴です。
住宅ローン(定額プラン)
変動セレクト・固定セレクトよりは金利がやや高いものの、事務手数料が一律44,000円(税込)と非常に低く抑えられています。契約時の初期費用を抑えたい人や、繰り上げ返済で早めに完済する予定の人、借入額が比較的小さい人に向いています。
どちらを選ぶかは「表面金利の低さ」ではなく総支払額で判断するのが基本です。事務手数料2.2%は借入額に比例するため、借入額が大きいほど金額も膨らみます。一方で金利の引き下げ幅が大きいので、返済期間が長ければその差が利息の軽減で回収できることが多く、実際にソニー銀行の利用動向調査では、新規・借り換えともに8割以上の利用者が変動セレクト住宅ローンを選んでいます。逆に、借入額が小さい・早期完済を予定しているケースでは、定額44,000円の住宅ローンのほうが総コストで有利になることもあります。
変動セレクトと定額プランの選び方
| 比較の観点 | 変動セレクト/固定セレクト | 住宅ローン(定額プラン) |
|---|---|---|
| 事務手数料 | 借入額の2.20%(税込) | 一律44,000円(税込) |
| 金利の引き下げ幅 | 大きい(金利が低い) | やや小さい |
| 向いている人 | 借入額が大きい/返済期間が長い人 | 借入額が小さい/早期完済・初期費用を抑えたい人 |
| 保証料 | どちらも0円 | |
ソニー銀行の諸費用一覧
| ソニー銀行の諸費用の目安 | |
|---|---|
| 取扱手数料 | ・変動セレクト住宅ローン、固定セレクト住宅ローン : 融資金額の2.20%(税込) ・住宅ローン : 一律44,000円(税込) |
| 保証料 | 0円 |
| 団体信用生命保険料 | 0円 「がん団信50(がん50%保障特約付き団信)」も0円 (団体信用生命保険料はソニー銀行負担です) |
| 印紙代(印紙税法) | 0円 ※ 電子契約にて契約手続きを行う場合は印紙代はかかりません。 |
| 登録免許税 | 借り入れ希望額の0.4% |
| 司法書士手数料 | 物件や借り入れ金額、地域、登記の種類などによって異なります。 |
| 火災保険料 | 物件や保険期間などによって異なります。 |
保証料が0円で、一部繰上返済手数料・金利タイプの変更手数料・返済口座への資金移動・ATM手数料も無料のため、借りる前の初期費用も、借りた後のランニングコストも抑えやすいのがソニー銀行の総コスト面での強みです。
一般団信だけでなく無料で付帯する「がん団信50」
住宅ローンを利用するには団信への加入が必要です。通常の団信は、契約者が死亡または所定の高度障害状態になったときに住宅ローン残高が保障される保険です。
近年の住宅ローンは、この一般団信に加えて疾病保障が無料で付帯するものが増えています。ソニー銀行の住宅ローンにも「がん団信50」が金利上乗せなしで付帯します。「がん団信50(がん50%保障特約付き団信)」とは、就業不能状態の有無などに関係なく「がんと診断されるだけ」で残りの住宅ローン残高が半分になる保障です。受取条件が明快なうえ無料で付く点は大きなメリットで、すでにがん保険に加入している人は保障の重複を見直してコストを削減できる可能性もあります。ただし、がん団信50を無料で付帯できるのは借入時年齢が満50歳未満の人で、50歳以上の場合は一般団信かワイド団信からの選択になる点には注意しましょう。
「がん団信100」は金利上乗せで利用可能
無料の疾病保障とはいえ、がんの治療と並行して住宅ローンの残り半分の返済を続けるのは不安、という方には「がん団信100(がん100%保障特約付き団信)」がおすすめです。
「がん団信100」は、がんと診断されると住宅ローン残高全額が保障されることに加えて、給付金として100万円が支払われ、がん先進医療給付金(通算1,000万円まで)も保障されます。団信は一般的に残高を保障するもので手元に現金が入るケースは少ないなか、当面の治療費に充てられる現金給付がある点は利用者にとってメリットが大きい保障です。がん100%保障付き団信は、他行では付帯に0.2%の金利上乗せとしているところが多いなか、ソニー銀行では0.1%の金利上乗せで付帯できるのもおすすめのポイントです。
ソニーグループとしての信頼性と高い顧客満足度
2020年〜2022年にはNTTコム オンラインのNPSベンチマーク調査「銀行部門」で3年連続第1位に選ばれるなど、質の良いサービスとソニーグループの信頼性から評価が高く、今なお人気の高い住宅ローンのひとつです(最新の調査結果は各社公式でご確認ください)。
事前に翌月の金利を発表
多くの銀行は月初にその月の金利を発表しますが、ソニー銀行は月の半ばに翌月の金利を発表します。変動金利タイプと固定金利タイプの切り替えが何度でも無料でできるソニー銀行では、翌月の金利を早めに確認したうえで金利タイプを切り替えられます。2026年は8月に大手銀行が短期プライムレートを引き上げるなど変動金利に上昇圧力がかかる局面にあり、金利動向を見ながら固定へ切り替えられる自由度は、こうした場面で強みになります(最新の金利・改定状況は公式サイトでご確認ください)。
また、一部繰上返済手数料が無料で、1万円から何度でも返済でき、インターネットから24時間365日受け付けている点にも注目です。
住宅ローンコンサルティングプラザで対面での相談も可能
店舗を構えずインターネットで申し込むネット銀行の住宅ローン。それでは不安という方のために、ソニー銀行では住宅ローン選びの悩みや不安をアドバイザーに直接相談できる窓口も用意しています。
都内の住宅ローンコンサルティングプラザでは、プライバシーに配慮した個別ブースで、知識と経験が豊富なアドバイザーにじっくり相談できます。低い事務手数料と手厚い保障を備えるソニー銀行の住宅ローンは、諸費用を抑えたい方や借り換えを検討している方に特におすすめです。
ソニー銀行の住宅ローン よくある質問
Q. 変動セレクトと定額の「住宅ローン」、どちらが総支払額で得ですか?
借入額が大きく返済期間が長いほど、金利の引き下げ幅が大きい変動セレクト(手数料2.20%)が有利になりやすい傾向です。逆に、借入額が小さい・繰り上げ返済で早めに完済する予定なら、事務手数料が一律44,000円の定額プランのほうが総コストを抑えられることがあります。手数料と金利差の両方を含めた総返済額で比較しましょう。
Q. 借り換えでも「がん団信50」は無料で付きますか?
新規借入・借り換えのいずれも、借入時年齢が満50歳未満であれば「がん団信50」を金利上乗せなしで付帯できます。50歳以上の場合は一般団信かワイド団信からの選択になります。
Q. 完済時の年齢は何歳まで対応していますか?
完済時年齢は85歳未満(ワイド団信を利用する場合は81歳未満)です。一般的な住宅ローンの完済時年齢80歳未満より長めのため、借入時の年齢が高めの方でも返済期間を確保しやすいのが特徴です。
Q. 借りた後に金利タイプは変更できますか?
変動金利タイプと固定金利タイプの切り替えを、何度でも無料でインターネットから行えます。金利動向を見ながら見直せるため、金利上昇が懸念される局面でも柔軟に対応できます。
