日本最大の小売グループである「AEON」のグループ会社であるイオン銀行が提供する住宅ローンは、親会社のイオンの顧客である主婦層がよろこぶ特典を提供しています。

この記事ではイオン銀行が提供する住宅ローンについてわかりやすく解説していきます。

イオン銀行について

イオン銀行が日経金通機関ランキングでお客様満足度第1位

イオン銀行は、2007年に営業を開始していて10年以上の歴史があります。口座数の伸びは非常に高く、ネット銀行最大の口座数を誇る楽天銀行に迫る勢いです。

 

基本的な銀行サービスはほぼ提供していて、住宅ローンはもちろん、無担保ローン(カードローン・フリーローン)、投資信託、生命保険なども取り扱っていて普通の銀行と同等またはそれ以上の商品ラインナップを備えています。

 

国内の銀行を評価する調査としては、国内でもっとも信頼性が高く有名な調査である、日本経済新聞と日経リサーチが共同で支店を有する117の銀行を対象としたリテール力調査でもイオン銀行は住宅ローン部門で1位に選ばれた実績もあります。

この調査は銀行の店舗での接客サービスや商品の充実度などを総合的に調査して、その結果を評価するものですが、メガバンクを押さえてイオン銀行が住宅ローン部門で1位になったことで当時は業界内でも話題になりました。

 

また、2017年1月29日(日)に発表された「第13回日経金融機関ランキング」でもイオン銀行は「顧客満足度第1位」を獲得しています。

さらに、2018年度のオリコン「住宅ローン借り換え部門」の顧客満足度でも1位、2019年には「ネットバンキング ランキング」において総合1位となっています。

 

このように高い評価を得ているイオン銀行ですが、まずイオン銀行の住宅ローンの特徴やメリットとデメリットを解説したいと思います。

なお、イオン銀行の最新のキャンペーンや金利情報などにはあまり触れていませんので、事前にこちらのページなどからイオン銀行の住宅ローンの最新情報を確認しておくようにしてください。

 

イオン銀行 住宅ローンのメリット

イオングループでの買い物が毎日5%OFF

イオン銀行だからこそできるサービスにイオングループでの買い物が毎日5%OFFになる割引があります。 このサービスは住宅ローンの借り入れから最大5年間、イオングループの店舗(イオン・マックスバリュ・まいばすけっと・ピーコックなど)での買い物がいつでも5%OFFになるというものです。

 

イオン銀行の特徴の画像です

 

注意点は「最大で5年間」という点と、年間の割引金額に上限があるという点です。割引上限金額は住宅ローンの借入れ金額が1,000万円以上2,000万円未満で45万円、住宅ローンの借入れ金額が2,000万円以上で90万円となっています。

 

住宅ローンの金利引き下げ競争にも限界はありますので、普段からイオンで買い物をしている人であれば、毎日の買い物が5%OFFになるのはメリットの1つと言えるでしょう。

 

全国のイオンにある店舗

イオン銀行の特徴は全国にある店舗網です。それも「イオンの中に銀行店舗を作る」という方式なので、買い物に行くついでに店舗によれますし、銀行帰りに買い物したいという場合は非常に便利です。

 

イオン銀行では大半の都道府県に住宅ローンの専門家が常駐する店舗を展開していますし、土日、祝日など午前9時から午後9時まで営業をしている点も普通の銀行の店舗と比べても利用しやすくなっています。

 

ネット銀行は店舗を維持するお金と店舗で働く人の人件費を抑え、その抑えた分を利用して住宅ローンの低金利を実現している面がありますので、単純に金利やサービス性ではネット銀行の方が優位性があったりしますが、ネット銀行に近い水準の低金利を実現しながら、全国に住宅ローンの専門家が駐在する店舗で相談できる体制があるのはイオン銀行の強みです。

 

来店不要で土日祝も自宅から相談が可能に

ネット銀行でありながら全国のイオンショッピングセンター内に店舗を展開し対面相談をしやすい環境を整えているイオン銀行ですが、オンラインでの相談体制にも力を入れています。

オンライン相談サービスとは、スマホ、パソコンを使って、自宅にいながら店頭スタッフにご相談できるサービスです。
対面での接触を減らせることから、新型コロナウイルスが心配な方でも安心のサービスです。

相談費用は無料でオンラインで事前の予約が行えるので気軽に相談できますね。

 

ネットでも申し込みが可能

先ほど解説した通り、店舗で住宅ローンの専門家に相談できるメリットがあるのがイオン銀行の特徴ですが、住宅ローンの申込みはネットで簡単に行えることもイオン銀行の特徴です。

 

住宅ローンに関する不安や悩みの相談は店舗がなければ出来ませんが、申込みに関してはわざわざ店舗まで出向く時間を作る必要もない!という人でも安心して利用できます。

 

なお、イオン銀行の住宅ローンは2018年1月から契約書の締結をインターネットで結べるようになっていて印紙税も節約できるようになっています。

 

ただ、同じくネットで完結できる住宅ローンと比較すると気になる点が2つあるので注意点として解説しておきます。

  • 電子契約書の利用に手数料が必要(5,500円)⇒ ネットで完結できる住宅ローンであれば無料(印紙税を節約できるとは言え銀行に手数料を払うのは残念)
  • 契約完結までのスピード感はもう一声で1か月ぐらいかかる ⇒ ネットで完結できる住宅ローンであれば契約完了までの期間が短い

 

イオン銀行のネットでの申込みの説明図です

 

 

ワイド団信を取り扱い

イオン銀行のワイド団信の説明です

 

イオン銀行は団信ラインナップにも力を入れていますが、ネット銀行などで取り扱いがないワイド団信もしっかりと扱っています。

ワイド団信の利用には年0.3%の手数料が必要なので、決して安くはありませんが、過去に大きな病気を患ったことがある人や治療中の持病がある人でも利用しやすい住宅ローンです。

 

ワイド団信は、高血圧・うつ病・糖尿病・肝炎など一般の団信では審査に通らない持病、病歴をお持ちの方でも加入しやすくした団信で、ご自身の健康状態が理由で住宅ローン審査に落ちた方、落ちるのが心配な方にはオススメなサービスと言えます。

 

ソニー銀行のワイド団信は保険料が年0.2%

ネット銀行のソニー銀行の住宅ローンは年収400万円以上と年収基準が厳しめですが、ワイド団信の保険料は年0.2%とイオン銀行より30%以上安くなっています。
金利自体もイオン銀行より割安なので、ワイド団信に興味がある方はソニー銀行への審査申込もオススメしたいですね。

 

8疾病保障付住宅ローン ガンと診断されると住宅ローン残高がゼロに

イオン銀行では日本人の国民病とも言われるがんに対する保障が充実している8疾病保障を取り扱っています。この保障は、ローン実行後91日経過日以降にがんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になる保障です。

ただし、8疾病保障を利用するには年0.3%の金利上乗せが必要なので注意が必要です。

 

イオン銀行の8疾病保障の説明図です

 

住宅ローン審査に通りやすい?

どんなに素晴らしい住宅ローンがあっても、審査に落ちて利用できなければ意味がありませんが、イオン銀行の住宅ローンはかなり利用しやすい審査基準が用意されています。

 

以下は、住宅ローン商品概要説明書に記載されているイオン銀行の住宅ローンを利用できる方の条件です。

 

イオン銀行の住宅ローンを利用できる方の説明です

 

例えば、一般的には勤続年数3年以上経過していることが必要と言われる住宅ローンですが、イオン銀行は6ヶ月で可能となっていますし、年収制限も非常に低くも年収100万円以上で利用可能です。他にも職業の面でも派遣社員や契約社員でも利用可能だったり、かなり審査に通りやすい住宅ローンと言えるでしょう。

ただし、アルバイトやパートでは利用不可となっています。
アルバイトやパートで住宅ローンを利用したい方や審査に不安がある方はより審査に通りやすい公的な住宅ローンであるARUHI(アルヒ)の「フラット35」への申し込みを行ってください。

 

 

つなぎ融資(分割融資)に対応

イオン銀行では、住宅ローンを店舗で申し込む場合に限定されていますがつなぎ融資(分割融資)にも対応しています。

※ただし、つなぎ融資の実施可否はイオン銀行の判断で利用できないことがありますので注意しましょう。

 

イオン銀行 住宅ローンのデメリット

事務手数料が高い(定額型を除く)

イオン銀行に限りませんが、住宅ローン取り扱い事務手数料として、住宅ローン融資額の2.20%(税込)が必要です。
例えば、3,000万円の住宅ローンを組む場合、660,000円(税込)もの費用がかかります。

事務手数料が安い住宅ローンといえば、ソニー銀行と新生銀行です。

新生銀行の事務手数料は55,000円(税込)~165,000円(税込)ソニー銀行では金利タイプにより一律44,000円(税込)とイオン銀行よりも安く抑えることが可能です。

初期費用をなるべく抑えたい方は新生銀行ソニー銀行の住宅ローンをチェックしてみてください。

 

金利に割高感?

イオン銀行の住宅ローン金利は変動金利を中心に競合行と比較して金利の割安さがありましたが、日銀のマイナス金利政策導入により多くの銀行で変動金利や10年固定金利が大幅に引き下げられ他のネット銀行と比べると金利の割安さを感じれないことがデメリットといえるでしょう。

 

つまり業界でも最低の住宅ローン金利を低維持しているネット銀行に比べて、若干金利が高いということですね。

 

一方、多くの銀行が住宅ローン金利を毎月見直すのに対して、イオン銀行は年に1回程度しか見直しをしていないため、住宅ローン金利が上昇するタイミングではイオン銀行の住宅ローン金利が相対的に魅力的になっていく可能性があるので要チェックです。

 

疾病保障が有料

繰り返しになってしまいますが、イオン銀行では疾病保障を付帯させるためには金利上乗せ(有料)となっています。

これらの銀行は変動金利で国内最低水準の金利を打ち出しているのに対し、イオン銀行の変動金利にはこれらの銀行に対して疾病保障がない割に割安さがありません。
残念ながら疾病保障などを加味した実質金利での割高感はぬぐえないですね。

 

今の住宅ローンは無料の疾病保障が付帯する住宅ローンが増えてきています。

金利上乗せで疾病保障の付帯を検討していた方や、団信のみの保障では不安な方は、低金利なうえ無料の疾病保障が付帯するおすすめのネット銀行の住宅ローンをチェックみることをおすすめします。

auじぶん銀行がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」と(精神障害を除く)すべての病気やけがで180日以上の継続した入院で住宅ローン残高がゼロになる「全疾病保障」が無料で付帯
ソニー銀行がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん団信50」が無料で付帯
がんと診断されると残りの住宅ローン残高が0円になり給付金として100万円を受け取ることができる「がん団信100」も0.1%の金利上乗せで付帯可能
SBIマネープラザ
(ミスター住宅ローンREAL)
3つの特定疾患、5つの慢性疾患、その他の病気やけがで24ヶ月働けない状態が続いた場合、住宅ローン残高がゼロになる「全疾病保障」が無料で付帯

 

まとめ

今回はイオン銀行の住宅ローンのメリット・デメリットについてご紹介しました。

住宅ローンを選ぶ上で、住宅ローン金利が一番重要であるというお考えの方や金利以外のサービスも含めて検討したいという方もいらっしゃると思います。

 

イオン銀行の住宅ローン金利は競合するネット専業銀行との比較では割安感がありませんが、一方でイオン銀行でしかできないこともあります。

それが住宅ローンの専門家との対面相談です。
普段お買い物でよく訪れる店舗で気軽に相談できることは、ひょっとすると大手銀行にも勝るメリットかもしれません。

言い換えれば、『イオンが近くにあり頻繁に買い物をし、さらに住宅ローンの借入れについては専門家に対面で相談したいと考えている方』に最適な住宅ローンがイオン銀行です。

 

逆にイオンも近くないし、住宅ローンは自分で調べてある程度把握している、または電話やメールでの問合せで自己解決出来る方には、対面での相談は出来ない代わりにイオン銀行よりも金利が低く、団信に加えて無料の「疾病保障」が付帯する住宅ローンがおすすめと言えるでしょう。

ネット銀行では店舗を持たずに経営していることで対面相談ができない代わりに電話やメール、チャットソフト等でのオンラインでの相談体制に力を入れています。
直接店舗に出向く時間が取りにくい方であれば、オンラインのほうが相談しやすい可能性もあります。

住宅ローンを借り入れる時に何を重要視するかで選ぶ銀行が変わるということですね。

住宅ローンの借入れや借り換えを検討しているのであれば、イオン銀行と並行してauじぶん銀行ソニー銀行など他のネット銀行の住宅ローンも検討してみることをおすすめします。
いろんな銀行の住宅ローンからご自身にあったものを選びましょう。

 

※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくはイオン銀行の公式サイトから必ずご確認お願いします。

 

イオン銀行の住宅ローン金利推移

 変動金利10年固定金利
2020年9月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年8月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年7月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年6月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年5月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年4月0.470%~0.520%0.570%~0.620%
2020年3月0.470%~0.520%0.690%~0.740%
2020年2月0.470%~0.520%0.690%~0.740%
2020年1月0.470%~0.520%0.690%~0.740%
2019年12月0.470%~0.520%0.740%
2019年11月0.470%~0.520%0.740%
2019年10月0.470%~0.520%0.740%
2019年9月0.470%~0.520%0.740%
2019年8月0.470%~0.520%0.740%
2019年7月0.470%~0.520%0.740%
2019年6月0.470%~0.520%0.740%
2019年5月0.470%~0.520%0.740%
2019年4月0.470%~0.520%0.740%
2019年3月0.470%~0.520%0.740%
2019年2月0.470%~0.520%0.740%
2019年1月0.470%~0.520%0.740%
2018年12月0.470%~0.520%0.740%
2018年11月0.470%~0.520%0.740%
2018年10月0.470%~0.520%0.740%
2018年9月0.490%~0.570%0.690%
2018年8月0.490%~0.570%0.690%
2018年7月0.490%~0.570%0.690%
2018年6月0.490%~0.570%0.690%
2018年5月0.490%~0.570%0.690%
2018年4月0.570%0.690%
2018年3月0.450%~0.570%0.690%
2018年2月0.450%~0.570%0.690%
2018年1月0.570%0.690%

 

 

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