新生銀行の住宅ローンは、独自の付加サービスと諸費用を低く抑えられることで人気を集めている住宅ローンです。
諸費用が低いということで借り換えでも人気ですね。

新生銀行の住宅ローンは良いところがある反面、他の銀行に劣る部分も存在します。
ベストな住宅ローンを借り入れるために、この記事では新生銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを深く掘り下げ、他の銀行と比較して見ようと思います。
まずはじめにこちらから新生銀行の詳細をみてメリットや特徴を確認しておきましょう。

では新生銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずはメリットからです。

新生銀行の住宅ローンのメリットとは?

ではさっそく新生銀行の住宅ローンのメリットを上げてみましょう。

メリット ① 諸費用が安い

住宅ローンを 選ぶ時に重要なことはトータルコストで選ぶことが重要です。
金利が低いことはもちろんですが、意外に金額が多くなるのが保証料や事務手数料などの諸費用です。新生銀行ではこの諸費用が業界最低レベルで安くすみます。

当サイトでおすすめしている多くの銀行の住宅ローンが、保証料は無料、しかし事務手数料が借入額の2.0%というのが一般的です。3,000万円の借り入れの場合の事務手数料は60万円になります。
しかし新生銀行の住宅ローンは、保証料が無料、事務手数料は最大で15万円程度と一般的な住宅ローンに比べてかなり低い水準に抑えることができますね。

新生銀行の借入れに伴う諸費用の比較表

借り換える際には、はじめに住宅ローンを借り入れる際に支払った諸費用がもう一度必要になります。諸費用の低さは、住宅ローンを借り換える時には特に重要ですね。
こういったことが借り換えで高い人気を誇っている要因といえるでしょう。

メリット② いざというときのコントロール返済

「コントロール返済」は、正式名称は元金据置サービスといい、会社の倒産や転職、急な入院など想定していない支出があった場合に、繰上げ返済を行って短縮された返済期間の範囲内で元金返済を据え置き、月々の支払いを利息支払いのみにすることができるサービスです。

新生銀行のコントロール返済説明図

積極的に繰上げ返済を行っておくことで、不意の支出にも対応が可能です。
病気やケガなどでも住宅ローンの返済は待ってはくれません。貯蓄があれば問題ありませんが、住宅ローンの返済を続けつつ貯蓄を増やすのはなかなか大変です。こういった時に繰上げ返済をしておくことで、ピンチを乗り越えられる仕組みがあるのは、利用することがなくても万が一の時に安心できるポイントです。

さらに新生銀行は繰上げ返済手数料が無料な上、1円からインターネットを通じていつでも行うことが可能です。こまめに繰り上げ返済することも可能ですね。

メリット③ 安心保証付き団信

新生銀行の「安心保証付き団信」は、契約者が不慮の事故や病気で要介護状態なった時でも住宅ローンの残高を0円にできるようにするサービスです。借り換えなどで借入時に年齢が高めの方にはより安心のサービスです。

団信は死亡時か高度機能障害状態になったときにしか適用されませんが、それよりも断然状態の良い公的介護保険制度の要介護3以上などの場合でも、保証が適用されます。
さらにこの「安心保証付き団信」の保険料は新生銀行が負担してくれるため無料となっているのは大きなメリットです。
※パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合

メリット④ ネット銀行なのに対面で相談ができる

大手銀行のように全国各地に店舗があるわけではありませんが、本店の東京・横浜・たまプラーザ・名古屋・大阪と大都市圏には対面相談ができる店舗があります。
そして申込後は契約者に専任のスタッフがサポートを行います。
住宅ローンはその商品も複雑ですし、契約となれば不安なことや悩むことも多くありますね。そんな時に実店舗で専門家に対面で相談できるのはありがたいですね。
さらに自分の住宅ローンのことや悩みををよく理解している専任スタッフが相談の対応をしてくれることも大きなメリットといえます。

メリット⑤ 仮審査がないため審査がスムーズ

通常の銀行は住宅ローンを申し込むと審査を2回行いますが、新生銀行は1回の審査で結果が出るため申込みから借入れまでの流れがスムーズに行なえます。

これにより審査の時間が極端に短くなることは無さそうですが、住宅ローンの審査や契約に必要な書類の郵送でのやり取りなど煩わしい手間が少なくで済みますね。

 
新生銀行の住宅ローンは付加サービスが充実しているのが大きな特徴でありメリットです。
特に住宅ローンの新規借入れでも借り換えでも必要になる諸費用は現金で用意しなければならないため、その安さは他にはない大きなメリットに違いありません。

しかしここまでメリットで触れていない住宅ローンで最も重要な”金利”に関しては他の銀行よりも高めで、その金利もトリッキーに変化します。それもユーザーの不利益の方向にです。メリットの1つである団信に加えて無料で付帯する疾病保障も全ての住宅ローンに無料で付帯するわけではない(パワースマート住宅ローン安心パック・安心パックWのみ)ですし、そもそもの住宅ローン金利が高いため、筆者が自分で住宅ローンを借りる場合には残念ながら借入れ候補に入れるかどうかギリギリの住宅ローンです。
その理由を新生銀行のデメリットとともにおすすめのじぶん銀行や住信SBIネット銀行と比較して解説してみましょう。

 

新生銀行の住宅ローンのデメリット・落とし穴とは?

メリットもありますが高めに設定されていて、さらにトリッキーに変化する金利など新生銀行のデメリットを他の銀行と比較して見てみましょう。

落とし穴① 変動金利が半年後から高くなる

変動金利は、他のタイプの住宅ローンに比べて金利が低く設定されている反面、金利が上昇した場合にはそのリスクが大きくなる商品です。
金利が低いことで人気の変動金利ですが、新生銀行の変動金利は、ホームページを見ると「変動金利(半年型)タイプ」と記載されています。この「半年型」というのが最初の落とし穴です。

通常、変動金利は、半年ごとに金利を見直し、5年に1回返済額が改定されます。
ところが新生銀行の変動金利は、半年後に金利がいきなり上がることになります。簡単に説明すると変動金利とはいいつつも固定金利の当初引上げタイプの半年バージョンといったところでしょうか。

新生銀行の金利一覧の資料を確認してみると、下記のような記述があります。
新生銀行の落とし穴①

新生銀行の変動金利は、0.600%です。
金利が低い住宅ローンで借入ができてホッとしているのもつかの間、半年後には基準金利からマイナス0.65%の金利が適用されます。5月の基準金利は1.550%ですから、変動金利0.600%で借入れたと思ったら、半年後には0.900%になります

変動金利は金利の上昇リスクと引き合えに低い金利に設定されている金利タイプですが、新生銀行の変動金利は借入れから半年後には0.900%です
対して変動金利比較ランキングで上位の金利を確認してみましょう。

2018年5月の主要ネット銀行の変動金利
じぶん銀行:0.457%

住信SBIネット銀行:0.428%(借り換えでの利用の場合)
 新規借入れで諸費用を含まない場合には0.457%
楽天銀行(金利選択型):0.527%〜

変動金利比較ランキング上位の銀行よりもなんと倍近い金利になることがわかりますね。
ただし新生銀行は事務手数料が安く設定されています。対してじぶん銀行や住信SBIネット銀行は借入額の2.16%、楽天銀行ではいくら借入れても一律で324,000円と様々です。
住宅ローンは『金利』と『諸費用』のトータルコストで比較することが重要です。そこで3,000万円を元利均等返済・ボーナス返済なしの条件で変動金利で借り入れた場合のトータル費用を特におすすめのじぶん銀行と比較してみましょう。

変動金利での借入れ比較
jibun_bank_83x42
金利0.600%
(半年後から0.900%)
0.457%
団信と
疾病保障
団信と
安心保証付き団信
が無料
団信と
がん50%保障団信
が無料
事務手数料安心パック:
108,000円
安心パックW:
162, 000円
756,000円
(借入額の2.16%)
月の返済額79,208円
(半年後から83.237円)
77,307円
返済総額34,935,495円
(利息:4,935,495円)
32,468,678円
(利息:2,468,678円)
公式サイト公式サイトで確認公式サイトで確認
※ パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合
■関連記事■
[じぶん・住信SBI・楽天] 無料の疾病保障付き住宅ローンの保障内容を比較!

諸費用は他の銀行よりも圧倒的に安い新生銀行ですが、金利が高いことで住宅ローンの返済総額はおすすめのじぶん銀行とは200万円以上も高くなるという結果になりました。変動金利なので35年間もこの金利で返済出来るとは限りませんが、今後金利の上昇局面になった場合にじぶん銀行の変動金利だけ上がり続け、新生銀行の変動金利は据置きになることは考えにくく、じぶん銀行よりも余裕はあるかもしれませんが同じように金利は上がるでしょう。ならば同じ変動金利で金利が高い新生銀行をあえてチョイスする必要はありませんね。

変動金利では他の銀行に比べて金利が高いことがわかりましたが、では人気の高い10年固定金利はどうでしょうか。
変動金利でおすすめしたじぶん銀行は10年固定金利でも当初期間は0.6%台の超低金利です。対して新生銀行は1.150%とかなり高い金利になっています。しかし10年固定金利は当初の金利に加えて、当初優遇期間が終了した後の金利を考えなければなりません。

<10年固定金利の比較>
銀行
当初期間の金利10年固定金利:
1.150%
10年固定金利:
0.640%
当初期間終了後の金利変動金利:
0.900%
変動金利:
1.790%
※どの銀行も固定期間終了後は申し出がない限り変動金利へ変更します。

どちらの銀行とも10年固定金利で住宅ローンを借り入れ、当初期間が終了しそのまま返済を続けた場合には変動金利に金利タイプが変更になります。
当初固定期間の金利は新生銀行は高いですが、当初固定型で注意しなければならないのは当初期間終了後の金利です。そこで先程の変動金利のように10年固定金利でも3,000万円を元利均等返済・ボーナス返済なしの条件で変動金利で借り入れた場合のトータル費用を特におすすめのじぶん銀行と比較してみましょう。

10年固定金利での借入れ比較
jibun_bank_83x42
金利1.150%
(当初期間終了後:0.900%)
0.640%
当初期間終了後:1.790%
団信と
疾病保障
団信と
安心保証付き団信
が無料
団信と
がん50%保障団信
が無料
事務手数料安心パック:
108,000円
安心パックW:
162, 000円
756,000円
(借入額の2.16%)
月の返済額86,799円
当初期間終了後:84,338円
79,745円
当初期間終了後:90,928円
返済総額35,749,248円
(利息:5,749,248円)
36,702,344円
(利息:6,702,344円)
公式サイト公式サイトで確認公式サイトで確認
※ パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合
■関連記事■
[じぶん・住信SBI・楽天] 無料の疾病保障付き住宅ローンの保障内容を比較!

変動金利での比較と違い、10年固定金利での比較では当初期間終了後の金利を合わせると新生銀行ののほうが100万円も返済総額が低いことがわかりました。しかし当初優遇期間のじぶん銀行の低金利は魅力的ですね。この超低金利の10年固定金利を借り換えで乗り継いだ場合、もちろん借り換えの手間が必要になりますが新生銀行のへんしあ総額よりも更に200万円程度も低くすることが可能です。
今の超低金利時代にはより低い金利の住宅ローンに積極的に借り換えることで返済総額を減らすことが可能です。そのため”当初優遇期間”にあまり金利が優遇されていない住宅ローンを選ぶのはナンセンスではないでしょうか。

こちらの記事を参考にしてみて下さい。
>>固定期間終了後は絶対に借り換えるべき!固定金利選択型の人の借り換え

つまり新生銀行は住宅ローンで肝心な金利が高いため借入れ候補としてはおすすめし難い銀行ということになります。

落とし穴② 住宅ローン残高が500万円になると金利が高くなる

もう1つのデメリットも新生銀行のトリッキーな金利の変化ですが、新生銀行の住宅ローンは、どの金利タイプを選んでも住宅ローンの残りが500万円を切ると金利が上がります

新生銀行の金利一覧の資料を確認してみると、下記のような記述があります。
新生銀行の落とし穴③

これを見ると、なんと変動金利であれば基準金利からマイナス0.25%の1.250%、固定金利は基準金利がそのまま適用されます。

この金利引き上げは不可解ですが、住宅ローン残高が500万円の時点で完済のゴールは見えてきています。
金利が上がったとしてもそれによる返済額の増加は僅かな物で、諸費用の低さを考えると大きなお釣りがくると割り切ることも必要かもしれません。

新生銀行の住宅ローンのまとめ

新生銀行の住宅ローンは、諸費用が業界最低水準ですむことが特徴的で良い付加サービスを備えている住宅ローンですが、金利面では他の銀行よりも高めなことがデメリットです。金融緩和による住宅ローンの低金利化の波に取り残されたイメージでしょうか。

しかし10年固定金利は今の超低金利のネット銀行よりも返済総額で低い結果となり『借入れたあとは返済を淡々とするだけで借り換えなんかしないという方』には、おすすめです。借り換えを視野に入れている方には当初優遇金利が低い10年固定金利を選びましょう。

変動金利ならじぶん銀行や住信SBIネット銀行が良い?

新生銀行の変動金利は半年後から金利が上がり1.000%程度になるため、変動金利のメリットがありません。
この新生銀行の変動金利に対してじぶん銀行0.457%住信SBIネット銀行では0.428%(借り換えの場合の金利。新規借入れで諸費用を含まない場合には0.457%)と、新生銀行の半分以下の金利な上に団信に加えて無料で付帯する「疾病保障」で金利差以上の差があると言えます。
変動金利での借入れを検討している方はこの2行をおすすめします。

それぞれの住宅ローンにはメリットもデメリットも当然あります。
それをしっかり把握して判断することが良い住宅ローンを選ぶ秘訣です。よく理解して最良の住宅ローンを選びましょう。


 

変動金利での借入れを検討している方におすすめ!

 
※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくは以下の新生銀行の公式サイトから必ずご確認お願いします。

 

 

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