新生銀行の住宅ローンは、独自の付加サービスと諸費用を低く抑えられる住宅ローンです。諸費用が安いということで借り換えでの借り入れ候補に検討している方もいるかも知れません。

このページをご覧になっているということは新生銀行で住宅ローンの借り入れを検討しているということだ思いますが、端的にいって新生銀行よりももっと良い住宅ローンはあります。このページでは、新生銀行の住宅ローンの良いところ、悪いところを把握してもらい、筆者が新生銀行よりももっと良いと自信をもって言える住宅ローンを紹介します。
まずはじめにこちらから新生銀行の詳細をみてメリットや特徴を確認しておきましょう。

では新生銀行の住宅ローンの最新のキャンペーン情報やメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずは最新のキャンペーン情報からです。

新生銀行の住宅ローン キャンペーン情報

この7月から3年と5年の固定金利に限定して金利を引き下げるキャンペーンを行っていますが、果たしてオトクなキャンペーンなのでしょうか。

≪当初固定金利タイプ(3年・5年)限定≫パワースマート住宅ローン 年0.3%引下げキャンペーン

新生銀行のキャンペーンバナーです

当初固定金利タイプの3年・5年に限定したパワースマート住宅ローン 年0.3%引下げ!
2018年7月13日(金)~2018年10月31日(水)23:59までに申込み2019年3月29日(金)までに当初固定金利タイプ(3年・5年)で借り入れた方を対象に、契約月の借入金利より年0.3%引き下げるキャンペーンを開始しました。(“安心パックW”を付帯する場合を除く)これにより金利は3年固定金利は0.600%、5年固定金利は0.680%となります。

しかし他の銀行と比較してみると当初の優遇期間だけで見ればそれほど低い金利ではありません。じぶん銀行の3年固定金利は0.520%、5年固定金利は0.540%とキャンペーンで引下げとなってもまだ高い金利となっています。では当初期間終了後の金利も見てみましょう。

 キャンペーン中キャンペーン終了後
新生銀行3年固定金利
0.600%
変動金利:0.900%
もしくは金利タイプの再選択
5年固定金利
0.680%
じぶん銀行3年固定金利
0.520%
変動金利:0.770%
固定金利特約:1.660%
5年固定金利
0.540%
変動金利:0.790%
固定金利特約:1.680%

キャンペーン終了後の金利を比較してもじぶん銀行に負けていることから、新生銀行は金利は高めである事がわかりますね。では新生銀行のメリットはどんなところでしょうか。

新生銀行の住宅ローンのメリットとは?

ではさっそく新生銀行の住宅ローンのメリットを上げてみましょう。

メリット ① 諸費用が安い

住宅ローンを 選ぶ時に重要なことはトータルコストで選ぶことが重要です。
金利が低いことはもちろんですが、意外に金額が多くなるのが保証料や事務手数料などの諸費用です。新生銀行ではこの諸費用が業界最低レベルで安くすみます。

当サイトでおすすめしている多くの銀行の住宅ローンが、保証料は無料、しかし事務手数料が借入額の2.0%というのが一般的です。3,000万円の借り入れの場合の事務手数料は60万円になります。
しかし新生銀行の住宅ローンは、保証料が無料、事務手数料は最大で15万円程度と一般的な住宅ローンに比べてかなり低い水準に抑えることができますね。

新生銀行の借入れに伴う諸費用の比較表

借り換える際には、はじめに住宅ローンを借り入れる際に支払った諸費用がもう一度必要になります。諸費用の低さは、住宅ローンを借り換える時には特に重要ですね。
こういったことが借り換えで高い人気を誇っている要因といえるでしょう。

この他銀行よりもかなり安い諸費用が新生銀行の魅力の大部分と言って良いでしょう。逆を言えばこの点が最大のメリットの住宅ローンです。
諸費用は安いけれど金利面では他の銀行よりも高く設定されていることからトータルコスト(返済総額)では高くなってしまわないように注意が必要です。当座の貯蓄が少なく諸費用を節約したいとはいっても、返済総額でそれ以上増えてしまっては諸費用を節約した意味がなくなってしまいますよね。

メリット② いざというときのコントロール返済

「コントロール返済」は、正式名称は元金据置サービスといい、会社の倒産や転職、急な入院など想定していない支出があった場合に、繰上げ返済を行って短縮された返済期間の範囲内で元金返済を据え置き、月々の支払いを利息支払いのみにすることができるサービスです。

新生銀行のコントロール返済説明図

積極的に繰上げ返済を行っておくことで、不意の支出にも対応が可能です。
病気やケガなどでも住宅ローンの返済は待ってはくれません。貯蓄があれば問題ありませんが、住宅ローンの返済を続けつつ貯蓄を増やすのはなかなか大変です。こういった時に繰上げ返済をしておくことで、ピンチを乗り越えられる仕組みがあるのは、利用することがなくても万が一の時に安心できるポイントです。

さらに新生銀行は繰上げ返済手数料が無料な上、1円からインターネットを通じていつでも行うことが可能です。こまめに繰り上げ返済することも可能ですね。

繰り上げ返済をしておいたから利用できるユニークな仕組みですが、安易に使ってしまうと繰り上げ返済を行ったメリットが無くなってしまいます。
本来であればこうならないようにある程度の貯蓄を残し、更に月の返済額でも余裕を持った額にとどめておければ回避できる事態です。他の銀行には見られない仕組みということはそれほど需要はないのかもしれませんね。

メリット③ 安心保証付き団信

新生銀行の「安心保証付き団信」は、契約者が不慮の事故や病気で要介護状態なった時でも住宅ローンの残高を0円にできるようにするサービスです。借り換えなどで借入時に年齢が高めの方にはより安心のサービスです。

団信は死亡時か高度機能障害状態になったときにしか適用されませんが、それよりも状態の良い公的介護保険制度の要介護3以上などの場合でも、保証が適用されます。
さらにこの「安心保証付き団信」の保険料は新生銀行が負担してくれるため無料となっているのは大きなメリットです。
※パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合

通常の団信は「死亡時または高度機能障害時」の場合に残りの住宅ローン残高を保障保障してくれる保険ですが、新生銀行ではさらに要介護状態になった場合でも保障されるのが「安心保証付き団信」です。
しかし公的介護保険制度の要介護3以上とは、「排泄・入浴・衣服の着脱」について全て介助が必要かつ、認知症に伴う問題行動が見られる状態のことをいいます。この基準を見る限り80歳、90歳の老人がイメージされますが、住宅ローンを借り入れ返済している働き盛りの若い世代でこの「安心保証付き団信」のお世話になるのは数%のごく少数であるのは簡単に想像できますね。

対して当サイトでおすすめしているじぶん銀行では、「がん50%保障団信」が無料で付帯しますがこの保障は「がんと診断される」と残りの住宅ローン残高の半分が支払われる保障です。2人に1人ががんになると言われる現代ではこちらのほうが保障としてのメリットが大きのは一目瞭然です。

メリット④ ネット銀行なのに対面で相談ができる

大手銀行のように全国各地に店舗があるわけではありませんが、本店の東京・横浜・たまプラーザ・名古屋・大阪と大都市圏には対面相談ができる店舗があります。
そして申込後は契約者に専任のスタッフがサポートを行います。
住宅ローンはその商品も複雑ですし、契約となれば不安なことや悩むことも多くありますね。そんな時に実店舗で専門家に対面で相談できるのはありがたいですね。
さらに自分の住宅ローンのことや悩みををよく理解している専任スタッフが相談の対応をしてくれることも大きなメリットといえます。

メリット⑤ 仮審査がないため審査がスムーズ

通常の銀行は住宅ローンを申し込むと審査を2回行いますが、新生銀行は1回の審査で結果が出るため申込みから借入れまでの流れがスムーズに行なえます。

これにより審査の時間が極端に短くなることは無さそうですが、住宅ローンの審査や契約に必要な書類の郵送でのやり取りなど煩わしい手間が少なくで済みそうです。

 
新生銀行の住宅ローンは付加サービスが充実しているのが大きな特徴でありメリットです。
特に住宅ローンの新規借入れでも借り換えでも必要になる諸費用は現金で用意しなければならないため、その安さは他にはない大きなメリットに違いありません。

しかし住宅ローンで最も重要な”金利”に関しては他の銀行よりも高めで、その金利もトリッキーに変化します。それもユーザーの不利益の方向にです。メリットの1つである団信に加えて無料で付帯する疾病保障も全ての住宅ローンに無料で付帯するわけではない(パワースマート住宅ローン安心パック・安心パックWのみ)ですし、対面相談できる店舗は数が少なく、最も重要な住宅ローン金利が高いため、筆者が自分で住宅ローンを借りる場合には他の銀行を候補にするでしょう。
その理由を新生銀行のデメリットとともにおすすめのじぶん銀行と比較して解説してみましょう。

 

新生銀行の住宅ローンのデメリット・落とし穴とは?

メリットもありますが金利が高めに設定されていて、さらにトリッキーに変化するなど新生銀行のデメリットを他の銀行と比較して見てみましょう。

落とし穴① 変動金利が半年後から高くなる

変動金利は、他のタイプの住宅ローンに比べて金利が低く設定されている反面、金利が上昇した場合にはそのリスクが大きくなる商品です。
金利が低いことで人気の変動金利ですが、新生銀行の変動金利は、ホームページを見ると「変動金利(半年型)タイプ」と記載されています。この「半年型」というのが最初の落とし穴です。

通常、変動金利は、半年ごとに金利を見直し、5年に1回返済額が改定されます。
ところが新生銀行の変動金利は、半年後に金利がいきなり上がることになります。簡単に説明すると変動金利とはいいつつも固定金利の当初引上げタイプの半年バージョンといったところでしょうか。

新生銀行の金利一覧の資料を確認してみると、下記のような記述があります。
新生銀行の落とし穴①

新生銀行の変動金利は、0.600%です。
金利が低い住宅ローンで借入ができてホッとしているのもつかの間、半年後には基準金利からマイナス0.65%の金利が適用されます。6月の基準金利は1.550%ですから、変動金利0.600%で借入れたと思ったら、半年後には0.900%になります引上げられてしまいます。

変動金利は金利の上昇リスクと引き合えに低い金利に設定されている金利タイプですが、新生銀行の変動金利は借入れから半年後には0.900%です
対して当サイトおすすめのじぶん銀行の変動金利は0.457%と半分程度の低さとなっています。文句なしの金利ですね。
しかし『金利』と『諸費用』のトータルコストで比較することが重要です。
事務手数料は新生銀行が安く設定されています。対してじぶん銀行では借入額の2.16%となっています。そこで3,000万円を元利均等返済・ボーナス返済なしの条件で変動金利で借り入れた場合のトータル費用をじぶん銀行と比較してみましょう。

変動金利での借入れ比較
jibun_bank_83x42
金利0.600%
(半年後から0.900%)
0.457%
団信と
疾病保障
団信と
安心保証付き団信
が無料
団信と
がん50%保障団信
が無料
事務手数料安心パック:
108,000円
安心パックW:
162,000円
648,000円
(借入額の2.16%)
月の返済額79,208円
(半年後から83.237円)
77,307円
返済総額34,935,495円
(利息:4,935,495円)
32,468,678円
(利息:2,468,678円)
公式サイト公式サイトで確認公式サイトで確認
※ パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合
■関連記事■
[じぶん・住信SBI・楽天] 無料の疾病保障付き住宅ローンの保障内容を比較!

諸費用は他の銀行よりも圧倒的に安い新生銀行ですが、金利が高いことで住宅ローンの返済総額はおすすめのじぶん銀行とは200万円以上も高くなるという結果になりました。変動金利なので35年間もこの金利で返済出来るとは限りませんが、今後金利の上昇局面になった場合にじぶん銀行の変動金利だけ上がり続け、新生銀行の変動金利は据置きになることは考えにくく、じぶん銀行よりも余裕はあるかもしれませんが同じように金利は上がるでしょう。それならば同じ変動金利で金利が高い新生銀行をあえてチョイスする必要はありませんね。

つまり新生銀行は住宅ローンで肝心な金利が高いため借入れ候補としてはおすすめし難い銀行ということになります。

落とし穴② 変動金利に「5年ルール」がない

借り入れから半年後には金利が大幅に上昇する新生銀行の変動金利ですが、変動金利の住宅ローンで一般的な「5年ルール」がないことに注意しておきましょう。

変動金利の「5年ルール」とは?
変動金利は半年ごとに金利を見直されるのが一般的です。この見直して金利が変動しても毎月の返済額は借りた時から5年間変わらないろいうのが「5年ルール」です。さらにこの金利の見直しで金利が上がってしまっても返済額は最大1.25倍までを上限とする「1.25%ルール」も合わせて併用されているのが一般的です。
この2つのルールは変動金利の金利上昇リスクに備えるためのもので、ある場合にもない場合にもメリットデメリットがあります。このルールのない新生銀行の変動金利は金利の変動が返済額にダイレクトに反映され、金利が上昇すればするだけ返済額が増えることになります。金融緩和により金利が上昇する可能性が低いとしてもリスク回避のため対策をしておく必要がありますね。
変動金利の最大のリスクである「金利上昇リスク」を回避するためには、返済額に余裕をもたせておくことが重要ですが、このルールが無い場合にはさらに余裕をもたせておくことが必要となるでしょう。

落とし穴③ 住宅ローン残高が500万円になると金利が高くなる

もう1つのデメリットも新生銀行のトリッキーな金利の変化ですが、新生銀行の住宅ローンは、どの金利タイプを選んでも住宅ローンの残りが500万円を切ると金利が上がります

新生銀行の金利一覧の資料を確認してみると、下記のような記述があります。
新生銀行の落とし穴③

これを見ると、なんと変動金利であれば基準金利からマイナス0.25%の1.250%、固定金利は基準金利がそのまま適用されます。

この金利引き上げは不可解ですが、住宅ローン残高が500万円の時点で完済のゴールは見えてきています。金利が上がったとしてもそれによる返済額の増加は僅かな物かもしれませんが、気分は良くないですよね。この仕組みを最初に聞いていたら借り入れ候補に入れることはないでしょう。

新生銀行の住宅ローンのまとめ

新生銀行の住宅ローンは、諸費用が業界最低水準ですむことが特徴的で良い付加サービスを備えている住宅ローンですが、金利面では他の銀行よりも高めなことがデメリットです。金融緩和による住宅ローンの低金利化の波に取り残されたイメージでしょうか。
さらにその高めに設定されている金利も返済額500万円を切るとさらに上昇するため、借り入れる側としては金利上昇によるダメージが少ないとしても釈然としない気持ちになりませんか?契約時にしっかり説明されるとしても気分の良いものではありませんよね。金融緩和により収益が悪化している銀行は住宅ローンの契約を増やしたくて仕方ありません。顧客獲得競争が激しくなり、金利は下がり保障面でも手厚い保障が用意され商品性が上がっていることを考えると、金利も高めで、こういった不可解な金利の変動を行う住宅ローンを積極的に選ぶ必要があるとは思えません。

新生銀行よりじぶん銀行がおすすめ

新生銀行の変動金利は半年後から金利が上がり1.000%程度になるため、変動金利のメリットがありません。
この新生銀行の変動金利に対してじぶん銀行0.457%と新生銀行の半分程度の金利な上であり、10年固定金利は0.620%とこちらも新生銀行の金利の半分以下となっていて金利面だけでもおすすめできますが、さらに保障の条件が「がんと診断されるだけ」という明快で単純な「がん50保障団信」が団信に加えて無料で付帯することを考えると金利差以上の差があると言えます。
新生銀行での借入れを検討している方はこのじぶん銀行の住宅ローンを検討してみることをおすすめします。

それぞれの住宅ローンにはメリットもデメリットも当然あります。
それをしっかり把握して判断することが良い住宅ローンを選ぶ秘訣です。よく理解して最良の住宅ローンを選びましょう。


 

おすすめ!

 
※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくは以下の新生銀行の公式サイトから必ずご確認お願いします。

 

 

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