他の銀行より圧倒的に低い事務手数料や、住宅ローンに家事代行サービスや病児育児サービスを付帯したユニークな住宅ローンを提供している新生銀行ですが、ちょっと聞きなれない金利タイプの住宅ローンが登場しています。

その名も「ステップダウン金利タイプ」といい、返済期間に応じてスタート金利から割り引かれるという、驚きの金利タイプです。

返済期間が経てば経つほど金利が割り引かれ、最終的には最初の金利の半分まで金利が下がるという、ちょっと聞いただけだと「金利が半分になるの?」と飛びついてしまいそうな住宅ローンになっています。

今回はこの新生銀行の「ステップダウン金利タイプ」を紹介しましょう。

新生銀行のステップダウン金利タイプとは?

新生銀行のステップダウン金利のバナーです

借り入れから10年は借入時の金利のままで、10年経過後から一定期間を経るごとに適用金利が下がる住宅ローンです。
そのスッテプダウン金利の2020年8月の適用金利を見てみましょう。

2020年8月の新生銀行ステップダウン金利タイプの金利
金利タイプ借入期間スタート金利
25年もの21年以上25年以内1.100%
30年もの26年以上30年以内1.300%
35年もの31年以上35年以内1.400%

このスタート金利から、返済を初めて10年経過すると金利が引き下がっていくのが「ステップダウン金利タイプ」です。
ステップダウン金利タイプのイメージ図を見てみましょう。

新生銀行ステップダウン金利タイプのイメージ図です

『金利が50%も下がる?』に目が言ってしまいますが、賢明なユーザーの方でしたら「元金が減ってる返済期間30年目以降に金利が50%になっても、そんない影響ないんじゃないか」と考えるでしょう。
実際はどうなのでしょうか。

3,000万円を35年返済で借りた場合をシミュレート

3,000万円を返済期間35年の元利均等返済、ボーナス返済なしで試算してしましょう。

新生銀行ステップダウン金利タイプで3,000万円を借りた場合
返済期間金利月々の返済額
1年目〜10年目1.400%90,392円
11年目〜15年目1.260%(-10%)90,392円
16年目〜20年目1.120%(-20%)90,392円
21年目〜25年目0.980%(-30%)90,392円
26年目〜30年目0.840%(-40%)90,392円
31年目〜35年目0.700%(-50%)90,392円

金利が下がっていくことで月の返済額も減少してきます。
ただその減少は思っていたよりもわずかな印象です。

肝心の返済額ですが、利息は7,052,465円、返済総額は37,052,465円となっています。

長期固定金利の代名詞「フラット35」と比較

返済額だけを見みてもこのステップダウン金利タイプがお得なのかはわかりません。
そこで今度は同じ借入条件で長期固定金利の代名詞「フラット35」との比較を行なってみましょう。

新生銀行ステップダウン金利タイプとフラット35の返済額を比較
銀行新生銀行
ステップダウン金利タイプ
楽天銀行
フラット35 (団信あり)
利息7,052,465円7,296,056円
総返済額37,052,465円37,296,056円

「フラット35」でも最低水準の金利を実現しているARUHI(アルヒ)の「フラット35」での金利で、団信に加入した場合の金利1.310%(2020年8月現在の金利)で試算を行いましたが、新生銀行のステップダウン金利タイプの方が返済総額が20万円以上も安く済むことがことがわかります。

新生銀行のステップダウン金利タイプはおすすめ?

新生銀行の公式サイトでは、このステップダウン金利タイプはこんな方におすすめとされています。

  • 変動金利は金利の低さは魅力だが、金利上昇リスクが不安
  • 「フラット35」などの長期固定金利であれば金利上昇リスクはなくなります。

  • 長期固定金利は金利上昇リスクの不安は無くなるが金利が下がったときに損
  • 借り換えで金利も返済総額も減らせる可能性があります。

  • 教育費などの将来的な出費の増加に備えて将来的に月々の返済額を確実に減らしたい
  • 減ってはいるもののもうちょっと減って欲しい。

おすすめポイントに対する筆者個人の意見を赤字で書いてみました。

少し前までは長期固定金利といえば「フラット35」が金利が低く他の選択肢はあまりありませんでした。
しかしこの超低金利時代には35年もの長期の固定金利でも「フラット35」以外の住宅ローンの金利の低下、サービスの向上が著しくなっています。

特にこの新生銀行のステップダウン金利タイプは、金利上昇リスクが気ならず、固定金利が低下したとき感じる損した気分も金利がダウンすることで無くなりますし、返済額も徐々に少なくなることは間違いありません。

新生銀行らしいユニークな金利タイプの「ステップダウン金利タイプ」は、基準となるスタート金利や引下げ幅のアップなどで借入れ候補にいれる住宅ローンになる可能性を秘めた金利タイプの住宅ローンと言えそうです。

 

 

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