住宅ローンを借りる場合には、銀行の店舗に出向き窓口で相談するというのが従来の方法でした。

しかし、auじぶん銀行をはじめとするネット銀行の住宅ローンは、パソコンやスマホから申し込みを行える気軽さに加えて、従来の店舗を持つ銀行の住宅ローンに比べて金利が低く、無料の疾病保障が付帯するなどの付加サービスも高いことから利用者が増えています。

そんなネット銀行の住宅ローンは良いことばかりなのでしょうか。
最適な住宅ローンを見つけるために、ネット銀行の住宅ローンのメリット&デメリットをきちんと把握することが重要です。

今回はネット銀行の住宅ローンについて解説します。

ネット銀行の住宅ローンの特徴

まずはネット銀行の特徴を確認してみましょう。

店舗がない(少ない)

ネット銀行は普通の銀行のように店舗を持たない銀行が多く、店舗があっても国内の大都市手に数店舗と僅かな数しかない場合が多くなっています。

例えば、三菱UFJ銀行とKDDIが母体となっているauじぶん銀行では、新宿のKDDI直営auショップで、住宅ローン定期相談会を月に2回予約制で行っています。

対面相談ができる店舗数
みずほ銀行約460店舗
三菱UFJ銀行約750店舗
三井住友銀行約450店舗
auじぶん銀行1店舗
新生銀行7店舗
SBIマネープラザ9店舗
ソニー銀行1店舗
楽天銀行0店舗

(2020年1月現在)

店舗がまったくないという銀行は少ないものの、多くは10にも満たない少ない物となっています。

パソコン・スマホから契約まで完了できる

通常の銀行と違い店舗がないため、住宅ローンの申し込みや書類のやり取りはパソコンやスマホのデータや郵送で行います。

auじぶん銀行のネット完結型の住宅ローン

auじぶん銀行のように紙の書類を使わないので郵送でのやりとりがなく、データでのやり取りのみの完全なWEB完結型の住宅ローンが増えてきています。

郵送での書類のやりとりは発送から到着まで時間がかかりますが、WEB完結型の住宅ローンでは書類は写真を撮ってデータを送るだけなので申込みから審査までの流れがスムーズで速く進む傾向があります。

保証料は不要で事務手数料が必要

ネット銀行の住宅ローンの多くが保証料が0円で事務手数料として借入額の2.20%(税込)が必要となります。

よく比較サイトなどでは、ネット銀行のデメリットとして『ネット銀行は事務手数料が高い』と説明しているものがありますが、ネット銀行は事務手数料型なのに対してメガバンクでは保証料型で諸費用が必要になるからです。

『諸費用』として考えるとネット銀行の安くすむ場合が多くなっています。

ネット銀行代表としてauじぶん銀行、メガバンク代表として三井住友銀行の住宅ローンで変動金利で3,000万円を借りた場合の比較をしてみましょう。

ネット銀行とメガバンクの住宅ローンの違い
auじぶん銀行三井住友銀行
事務手数料660,000円
(借入額の2.20%)
33,000円
保証料0円618,600円~
1,961,100円※
金利0.410% 
(全期間引下げプラン・2020年2月)
0.525%~0.725%
保障団信に加えて
「がん50%保障団信」と「全疾病保障」が無料で付帯
団信のみ

※三井住友銀行指定の保証会社の審査により金額が変わります。

『事務手数料』を比較するとネット銀行のほうが圧倒的に高いですが、その分保証料ではネット銀行が0円となっていることがわかります。

請求する項目が違うだけで諸費用としての金額はネット銀行のほうが安く住む可能性が高く、さらに金利や保障面から見ればどちらの住宅ローンを選ぶべきなのかは一目瞭然ではないでしょうか。

ネット銀行の住宅ローンのメリット

ネット銀行の住宅ローンのメリットとはなんでしょうか。
改めて解説します。

金利が低い

ネット銀行は圧倒的に金利が低く設定されています。

メガバンクの変動金利が0.600%~0.700%であるのに対して、ネット銀行の変動金利はどのくらいなのでしょうか。

ネット銀行とメガバンクの変動金利と10年固定金利を比較してみましょう。

変動金利と10年固定金利
銀行変動金利10年固定
みずほ銀行0.525%~0.775%
(全期間重視プラン)
0.700%~0.950%
(全期間重視プラン)
三菱UFJ銀行0.625%~0.775%
(ずーっとうれしい金利コース)
1.340%~1.490%
(ずーっとうれしい金利コース)
三井住友銀行0.525%~0.725%
(最後までずーっと引き下げ)
1.100%
(最初にぐぐっと引き下げプラン)
auじぶん銀行0.410% 
(全期間引下げプラン)
0.550% 
(当初期間引下げプラン)
ジャパンネット銀行0.399% 
(全期間引下型)
0.620% 
(当初期間引下型)
SBIマネープラザ0.415% 
(通期引下げプラン)
0.660% 
(当初引下げプラン)

(2020年2月現在)

圧倒的にネット銀行の金利が低く設定されていることがわかります。

変動金利での差はそれほどでもないものの、10年固定金利では半分程度の金利となっていことは驚きですね。

無料の疾病保障など高い付加サービス

今の住宅ローン、特にネット銀行の住宅ローンでは無料の疾病保障が付帯することがスタンダートなっています。

通常、住宅ローンには団信への加入が必須となっています。
団信の保険料は銀行が負担し契約者が保険料を払う必要はなく、これが一般的となっています。

団信は、契約者が死亡または高度機能障害または余命6ヶ月と判断された場合に、残りの住宅ローン残高が0円になる保障です。

この団信の保障にプラスして、がん保障や疾病保障を付帯するには金利に上乗せする形で保険料を支払う必要があり、無料では付帯できません。

しかし、ネット銀行の住宅ローンには団信のように保険料が無料で疾病保障が付帯する住宅ローンがスタンダードになっているのです。

auじぶん銀行の「がん50%保障団信」と「全疾病保障」

auじぶん銀行の住宅ローンには、団信に加えて「がん50%保障団信」と「全疾病保障」の2つの疾病保障が金利上乗せなしの無料で付帯します。

auじぶん銀行の疾病保障の説明図です

楽天銀行(金利選択型)の「全疾病特約」と「がん保障特約」

「全疾病特約」とは、団信で保障される契約者が死亡または高度機能障害時以外にも、余命6ヶ月以内と判断された場合、更に病気やケガで就業不能状態が12ヶ月継続したときにも残りの住宅ローン残高のすべてを保障してくれる特約です。

「がん保障特約」はがんと診断されると残りの住宅ローン残高の半分(50%)が支払われる保障です。

楽天銀行の金利選択型住宅ローンのがん保障特約の説明図です

SBIマネープラザの「全疾病保障」

「全疾病保障」は他の銀行で付帯するには住宅ローン金利に0.3%程度が上乗せになり、約200万円くらい返済額が増加してしまいます。
団信による死亡・高度障害での保障は一般的ですが、「全疾病保障付き住宅ローン」は、下記の8疾病に加えてケガや病気でもローン残高が0円になります。

  • がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎

全疾病保障の説明図です

 
団信の保障に加えて疾病保障が無料で付帯するこの手厚い保障はネット銀行の住宅ローンの特徴の1つです。

金利が低い上に疾病保障まで無料で付帯できるのは、ネット銀行が店舗を持たずに経営コストを小さくしていることが大きな要因です。

全国に店舗を展開しているメガバンクにはできない低金利とサービスの住宅ローンを販売しているのがネット銀行です。
 
こちらの記事で疾病保障付き住宅ローンを詳しく解説しています。
参考にしてみてください。
>>無料の疾病保障付き住宅ローンの保障内容を比較!

ネット銀行の住宅ローンのデメリット

これまでネット銀行の住宅ローンの良いところを説明してきましたが、では、ねっとぎんこうがメガバンクに劣るところ、悪いところはないのでしょうか。

ネット銀行は対面相談ができない

店舗を持たないネット銀行ではメガバンクでは当たり前の専任の担当者による対面相談ができません。

ただし、相談する窓口がないというわけではありません。
電話やメール、ビデオチャットなどでの相談には各ネット銀行が対応しています。

先程説明したとおり、最近では対面販売にも力を入れるため、少ないながらも店舗を展開しているネット銀行も多くなっています。

auじぶん銀行の住宅ローン相談会

auショップ「au Shinjuku」では、住宅ローン相談会を実施しています。
ネット銀行なので本来は対面相談を行えないauじぶん銀行の住宅ローンですが、専門家に対面で相談しながら借入れや借り換え出来るの相談会を行っているのはこの店舗だけです。

住宅ローンのお悩みや疑問など対面で相談、商品のご説明や住宅ローン申込方法、手続きの進め方など、専門スタッフがアドバイスしてくれます。またauのスマホを使っていない方でも、auじぶん銀行の住宅ローンの利用を検討していれば相談可能となっています。

店舗が限定されていることもあり、現在予定している開催日の予約は埋まってしまっているため、次回の開催日程の発表を待つことになりますが、auじぶん銀行の住宅ローンに借り換えを検討している方で、店舗の近くにお済みの方はぜひ利用してみることをおすすめします。

au Shinjukuのイメージ画像です

au Shinjuku 店舗情報
アクセス 東京都新宿区新宿3丁目25-1
JR新宿駅東口より徒歩1分
営業時間 10時~20時
用意する書類 ・借り換えを検討している方
 返済予定表など現在利用中の住宅ローンの内容がわかる書類
・新規の借入れを検討している方
 売買契約書など物件価格がわかる資料

auじぶん銀行の借り換えメリット無料診断

auじぶん銀行では借り換えに特化した『借り換えメリット診断』を行うなど、対面相談だけでなくインターネットを活用した相談体制には力を入れているのがネット銀行の特徴です。

住まいが遠くて新宿での相談会は行けないというという方には、じぶんぎんこうが無料で行っている借り換えメリット診断を受けてみるのはいかがでしょうか。
ネットから簡単に依頼できる借り換えのメリトを確かめる方法です。

借り換えメリット無料診断の依頼方法

現在、利用中の住宅ローン返済予定表を用意し、借換えメリット無料診断依頼票(PDF)をダウンロードして必要事項を記入しましょう。

この2つをauじぶん銀行のマイページから「仮審査を申込む」をクリックして「必要書類のご提出」→「書類アップロード」にアップロードするだけです。
診断結果は、最短で5営業日で登録された住所に発送されます。
※アップロードできるファイルは最大20MBまでなので気をつけましょう。

auじぶん銀行の借り換え無料診断の手順の図です

借り換えで最も気になる、返済額がいくら減るのかというメリットを無料で診断してくれるこのサービス、借り換えで悩んでいる方は利用してみることをおすすめします。

柔軟な審査対応が少ない

オンライン経由だと画一性がある審査では柔軟な対応ができなませんが、専任の担当者が付くメガバンクの住宅ローンでは審査の基準は柔軟に運用されることもあります。

先程メガバンクとネット銀行の変動金利と10年固定金利を比較しましたが、メガバンクの金利には幅がありましたが、それは審査の結果により適用金利が決まるからです。
つまり、「一番低い金利では審査は通りませんが、この金利なら通ります。」というやり取りをあらかじめ想定している金利なのです。

三井住友銀行の適用金利の図

三井住友銀行より引用

対してネット銀行の金利には幅がありません。
提示した金利で貸せるか貸せないかの2択になるのがネット銀行の住宅ローンになります。

このことからネット銀行の住宅ローンはメガバンクに比べて審査には通りにくいと言えます。

ただし、高い金利で審査に通っても返済を続けていくことができるのかが問題ですし、金利が低くなればそれだけ審査がシビアになるのは当たり前といえば当たり前かもしれません。

審査に通らなそうだからと、最初からネット銀行の住宅ローンを諦めて申込みも行わないのはもったないほどの優秀な商品です。
ダメ元でもまずは申込みをしてみることを強くおすすめします。

ネット銀行の住宅ローン まとめ

これまでネット銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを説明してきました。

具体的な例としてauじぶん銀行の住宅ローンを多く引用しましたが、それはauじぶん銀行の住宅ローンが今一番おすすめの住宅ローンだからです。

結論として、メガバンクでは実現できない超低金利に、無料の疾病保障などの高い付加サービスを実現しているネット銀行の住宅ローンは、住宅ローンの利用を検討しているなら絶対にチェックするべき住宅ローンです。

気になる住宅ローンにまずは申し込んでみましょう。

ネット銀行の住宅ローン おすすめはauじぶん銀行

auじぶん銀行の変動金利(全期間固定プラン)は0.410%、10年固定金利(当初期間引下げプラン)は0.550%です。
どちらも住宅ローンを提供している金融機関の中でも最低水準の低金利となっています。

そのうえ、付加サービスを見てみると他の金融機関の住宅ローンよりもauじぶん銀行の住宅ローンは保障面が手厚くなっています。
住宅ローンを契約するには団信への加入が必須となっていますが、auじぶん銀行の住宅ローンはこの団信の保障に加えて「がん50%保障団信」と「全疾病保障」の2つの疾病保障が無料で付帯します。

auじぶん銀行の全疾病保障

この低金利と手厚い保障の住宅ローンを実現できるのは店舗を持たないネット銀行ならではの特徴です。

新規でも借り換えでもauじぶん銀行の金利の低さは特筆ものです。
超低金利と手厚い保障のauじぶん銀行の住宅ローンは、申し込んでみる価値のある住宅ローンです。

興味のある方はauじぶん銀行の住宅ローンを分析したこちらの記事をチェックしてみてください。
>>auじぶん銀行の住宅ローンの落とし穴とは?【メリット・デメリット】

 
※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくは以下のそれぞれの銀行の公式サイトで必ずご確認していただきますようお願いします。

 

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