住宅ローンを借りる場合には、銀行の店舗に出向き窓口で相談するというのが従来の方法でした。

しかし、銀行の住宅ローンは、パソコンやスマホから申し込みを行える気軽さに加えて、従来の店舗を持つ銀行の住宅ローンに比べて金利が低く、無料の疾病保障が付帯するなどの付加サービスも高いことから利用者が増えています。

そんなネット銀行の住宅ローンは良いことばかりなのでしょうか。
最適な住宅ローンを見つけるために、ネット銀行の住宅ローンのメリット&デメリットをきちんと把握することが重要です。

今回はネット銀行の住宅ローンについて解説します。

ネット銀行の住宅ローンの特徴

まずはネット銀行の特徴を確認してみましょう。

店舗がない(少ない)

ネット銀行は普通の銀行のように店舗を持たない銀行が多く、店舗があっても国内の大都市手に数店舗と僅かな数しかない場合が多くなっています。

対面相談ができる店舗数
みずほ銀行約460店舗
三菱UFJ銀行約750店舗
三井住友銀行約450店舗
ソニー銀行1店舗
SBIマネープラザ9店舗

(2020年10月現在)

店舗がまったくないという銀行は少ないものの、多くは10にも満たない少ない物となっています。

パソコン・スマホから契約まで完了できる

通常の銀行と違い店舗がないため、住宅ローンの申し込みや書類のやり取りはパソコンやスマホのデータや郵送で行います。

紙の書類を使わないので郵送でのやりとりがなく、データでのやり取りのみの完全なWEB完結型の住宅ローンが増えてきています。

郵送での書類のやりとりは発送から到着まで時間がかかりますが、WEB完結型の住宅ローンでは書類は写真を撮ってデータを送るだけなので申込みから審査までの流れがスムーズで速く進む傾向があります。

保証料は不要で事務手数料が必要

ネット銀行の住宅ローンの多くが保証料が0円で事務手数料として借入額の2.20%(税込)が必要となります。

よく比較サイトなどでは、ネット銀行のデメリットとして『ネット銀行は事務手数料が高い』と説明しているものがありますが、ネット銀行は事務手数料型なのに対してメガバンクでは保証料型で諸費用が必要になるからです。

『諸費用』として考えるとネット銀行の安くすむ場合が多くなっています。

ネット銀行の住宅ローンのメリット

ネット銀行の住宅ローンのメリットとはなんでしょうか。
改めて解説します。

金利が低い

ネット銀行は圧倒的に金利が低く設定されています。

メガバンクの変動金利が0.600%~0.700%であるのに対して、ネット銀行の変動金利はどのくらいなのでしょうか。

ネット銀行代表のジャパンネット銀行の変動金利(全期間引下型)は0.380%(2020年10月現在)と、圧倒的にネット銀行の金利が低く設定されていることがわかります。

変動金利の差も大きいですが、10年固定金利では更に大きな差があります。

無料の疾病保障など高い付加サービス

今の住宅ローン、特にネット銀行の住宅ローンでは無料の疾病保障が付帯することがスタンダートなっています。

通常、住宅ローンには団信への加入が必須となっています。
団信の保険料は銀行が負担し契約者が保険料を払う必要はなく、これが一般的となっています。

団信は、契約者が死亡または高度機能障害または余命6ヶ月と判断された場合に、残りの住宅ローン残高が0円になる保障です。

この団信の保障にプラスして、がん保障や疾病保障を付帯するには金利に上乗せする形で保険料を支払う必要があり、無料では付帯できません。

しかし、ネット銀行の住宅ローンには団信のように保険料が無料で疾病保障が付帯する住宅ローンがスタンダードになっているのです。

SBIマネープラザの「全疾病保障」

「全疾病保障」は他の銀行で付帯するには住宅ローン金利に0.3%程度が上乗せになり、約200万円くらい返済額が増加してしまいます。
団信による死亡・高度障害での保障は一般的ですが、「全疾病保障付き住宅ローン」は、下記の8疾病に加えてケガや病気でもローン残高が0円になります。

  • がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎

 
団信の保障に加えて疾病保障が無料で付帯するこの手厚い保障はネット銀行の住宅ローンの特徴の1つです。

金利が低い上に疾病保障まで無料で付帯できるのは、ネット銀行が店舗を持たずに経営コストを小さくしていることが大きな要因です。

全国に店舗を展開しているメガバンクにはできない低金利とサービスの住宅ローンを販売しているのがネット銀行です。
 
こちらの記事で疾病保障付き住宅ローンを詳しく解説しています。
参考にしてみてください。
>>無料の疾病保障付き住宅ローンの保障内容を比較!

ネット銀行の住宅ローンのデメリット

これまでネット銀行の住宅ローンの良いところを説明してきましたが、では、ねっとぎんこうがメガバンクに劣るところ、悪いところはないのでしょうか。

ネット銀行は対面相談ができない

店舗を持たないネット銀行ではメガバンクでは当たり前の専任の担当者による対面相談ができません。

ただし、相談する窓口がないというわけではありません。
電話やメール、ビデオチャットなどでの相談には各ネット銀行が対応しています。

その電話相談やチャットでの相談は多くが予約制で、電話をかけてからオペレーターにつながるまで長い時間待たされるといったことは少なく、相談できる時間帯も銀行の営業時間よりも遅くまで受け付けている場合がほとんどです。

銀行の窓口に出向き相談する時間がとれない忙しい人であれば、より相談しやすい体制となっているのがネット銀行です。

さらに、新型コロナウイルスにより家から出ることなく、そして行員と対面することなく相談や申込みから契約まで完結できるネット銀行はコロナウイルスやインフルエンザにかかる心配も無用です。

何より店舗で販売されている住宅ローンよりも気軽に相談や申込みが行えることもメリットです。

先程説明したとおり、最近では対面販売にも力を入れるため、少ないながらも店舗を展開しているネット銀行も多くなっています。

柔軟な審査対応が少ない

オンライン経由だと画一性がある審査では柔軟な対応ができなませんが、専任の担当者が付くメガバンクの住宅ローンでは審査の基準は柔軟に運用されることもあります。

先程メガバンクとネット銀行の変動金利と10年固定金利を比較しましたが、メガバンクの金利には幅がありましたが、それは審査の結果により適用金利が決まるからです。
つまり、「一番低い金利では審査は通りませんが、この金利なら通ります。」というやり取りをあらかじめ想定している金利なのです。

三井住友銀行の適用金利の図

三井住友銀行より引用

対してネット銀行の金利には幅がありません。
提示した金利で貸せるか貸せないかの2択になるのがネット銀行の住宅ローンになります。

このことからネット銀行の住宅ローンはメガバンクに比べて審査には通りにくいと言えます。

ただし、高い金利で審査に通っても返済を続けていくことができるのかが問題ですし、金利が低くなればそれだけ審査がシビアになるのは当たり前といえば当たり前かもしれません。

審査に通らなそうだからと、最初からネット銀行の住宅ローンを諦めて申込みも行わないのはもったないほどの優秀な商品です。
ダメ元でもまずは申込みをしてみることを強くおすすめします。

ネット銀行の住宅ローン まとめ

これまでネット銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを説明してきました。

結論として、メガバンクでは実現できない超低金利に、無料の疾病保障などの高い付加サービスを実現しているネット銀行の住宅ローンは、住宅ローンの利用を検討しているなら絶対にチェックするべき住宅ローンです。

変動金利ランキングは、金利だけでなくネット銀行の住宅ローンの特徴である無料の疾病保障などの付加サービスを加味したランキングとなっています。

変動金利での借入れを検討している方は参考にしてみてください。

気になる住宅ローンにまずは申し込んでみましょう。

 

 

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