住信SBIネット銀行の住宅ローンは、低金利と無料の疾病保障(全疾病保障)で人気を集め、住宅ローンの累計取扱額で5.5兆円を超える実績があります。

 

いきなりですが、住信SBIネット銀行の住宅ローンは今月、幅広いタイプの金利を引き上げているので注意しておくようにしましょう。最近、利益重視の雰囲気が強まっている印象がありましたが、ここまで大胆に金利を引き上げるのは想定外でした。

ライバルのネット銀行が新しい商品を開発したり、積極的に金利を引き下げていることもあり、現時点での住宅ローンの商品性や金利水準はライバルのネット銀行の方がお得かも・・・という点が目立っています。

例えば・・・
  • 2019年12月から住信SBIネット銀行の住宅ローンは審査結果で0.1%金利上乗せされるようになった
  • 当初は圧倒的な人気を集めた無料の全疾病保障だが、じぶん銀行・楽天銀行は全疾病保障だけでなくがん診断保障を無料にしている
  • ジャパンネット銀行が超低金利にこだわった住宅ローンを提供していることから金利の比較でも分が悪くなりつつある
  • 三井住友信託銀行の口座の同時開設での金利引き下げなども終了。オトクな住宅ローンサービスの終了が目立つ。
  • 変動金利は比較的低い金利だが固定金利タイプの金利の相対的な金利引き上げ割合が高い
  • 2020年4月は変動金利・10年固定・20年固定・35年固定など幅広い金利タイプで大幅な金利引き上げがあった

2020年4月の変動金利は年0.457%(通期引下プラン)ですが、2019年12月に住宅ローンの審査結果で金利を0.1%上乗せするようになってしまっているので、正確には年0.457%~0.557%です。

 

例えば、ソニー銀行の変動セレクト住宅ローンなら、新規購入&頭金10%以上で年0.457%、新規購入&頭金10%未満、または借り換えで0.507%(変動金利)ですし、がん疾病保障も無料です。auじぶん銀行もキャンペーンを開始しているので年0.410%(全期間引下げプラン)と住信SBIネット銀行よりも良い条件の金利となっていますし、auじぶん銀行もソニー銀行も審査結果で金利上乗せされることはありません。(金利はいずれも2020年4月現在)

 

 

※ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料を44,000円で抑えられる住宅ローンもありますし、当初期間固定金利タイプの商品ラインナップも充実しています。

 

このように最近はライバルのネット銀行の商品改善が目立っていますが、それでも住信SBIネット銀行はインターネット上で目にすることが多い住宅ローンですし、地銀などの古い住宅ローンと比べれば魅力的なことに違いはありません。また、世の中の情報サイトや比較サイトではメリットが取り上げられることが多い住宅ローンです。

 

この特集ページではそんな住信SBIネット銀行の住宅ローンのデメリットや落とし穴になりそうなポイントを中心に解説していきたいと思います。

 

「住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリットや特徴をまだ完全に理解しきれていないかも?」という人は、先にこちらのページで住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリットや特徴を確認してからこの記事を読んでいただければと思います。

 

なお、住信SBIネット銀行では店舗申込専用のミスター住宅ローンREALも提供しています。ミスター住宅ローンREALはネット専用住宅ローンでは借り換えできない三井住友信託銀行の住宅ローンやネット専用住宅ローンからの借り換えも可能で、ネット専用住宅ローンより低金利の金利タイプがある月もありますので、合わせてミスター住宅ローンREALの最新金利なども事前に確認してからこの記事を読んでいただければと思います。

※今月はネット専用住宅ローンより低い金利設定になっている金利タイプが目立っていたのでチェックしておきましょう。

 

また、ライバル銀行の1つである楽天銀行は2020年1月からがんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるがん保障を無料でセットする商品改定を行いました。住信SBIネット銀行の全疾病保障と同等または若干好条件とも言える全疾病特約付の団信(無料)もそのままです。

 

2020年4月の変動金利で3000万円以上の借り入れ・借り換えで試算してみると、楽天銀行の住宅ローンが事務手数料が安いので、借り入れ金額が高額(3,000万円以上)で借入期間が短ければ短いほど楽天銀行の住宅ローンの方が有利になる状況です。

楽天銀行が商品を改定した直後ということもあり、現時点では楽天銀行の住宅ローンに魅力を感じる人の方が多そうですが、どちらが自分の希望する借入で有利な条件なのかは双方チェックしておくようにしましょう。

 

 

 

住信SBIネット銀行とは

住信SBIネット銀行は2007年に開業した10年以上の歴史があるインターネット銀行です。信託銀行大手の三井住友信託銀行(旧:住友信託銀行)とSBIホールディングスの子会社にあたり、三菱UFJ銀行×KDDIで誕生したauじぶん銀行と比べても遜色ない企業背景で信頼性の高いネット銀行です。また、最近は株式上場も検討していると報道されています。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、ネット銀行としては断トツの利用者数ですし、さらには第三者による調査やアンケートでも高い評価を獲得しています。ただ、どんなに人気の住宅ローンでも必ず落とし穴やデメリットは存在しています。最終的にどの金融機関を選ぶことになっても、利用者が多く人気を集めている住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリットだけでなくデメリットを把握しておくことはネットで住宅ローンを選ぶときの基礎知識として役立つと思いますのでぜひ参考にしていただければと思います。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローン金利

最初に住宅ローンを選ぶ時にもっとも重要な金利から確認していきましょう。ここでは最新の金利と前月の金利を比較しています。

なお、住信SBIネット銀行では「通期引下げプラン」と「当初引下げプラン」の2つの金利プランを提供しています。主要の金利タイプのみを紹介していますので、その他の金利や最新の金利は公式サイトで必ず確認してください。

住信SBIネット銀行 2020年4月金利 通期引下げプラン

金利タイプ3月金利4月金利金利差
変動金利※10.415%0.457%+0.042%
10年固定1.010%1.160%+0.150%
20年固定2.530%2.680%+0.150%
35年固定2.500%2.650%+0.150%

※1 「新規借り入れの場合」の金利。

住信SBIネット銀行 2020年4月金利 当初引下げプラン

金利タイプ3月金利4月金利金利差
10年固定0.610%0.760%+0.150%
20年固定1.250%1.400%+0.150%
35年固定1.450%1.600%+0.150%

 

すでに他社の住宅ローンを比較している人であればわかると思いますが、変動金利の年0.457%(通期引下プラン)は比較的低い金利水準です。(ただし、2019年12月から審査の結果で0.1%上乗せされるようになっているのでこの金利が適用されるとは限らず、0.1%上乗せになると低い金利とは言えません。)

 

最大のライバルと言えるauじぶん銀行は変動金利を年0.410%(全期間引下げ・がん50%保障付・全疾病保障付)としているので、審査の結果次第で金利に0.1%上乗せになった場合は当然ですが、上乗せにならなくてもauじぶん銀行の住宅ローンの方が金利の方が低い状況です。

 

 

さらに、注意が必要なのは人気の金利タイプでもある10年固定金利です。上記の表の通り2020年4月の10年固定金利タイプは年0.760%(当初引引下げプラン)です。こんなに大胆に金利をあげることがあるんだ・・感じる程の金利引き上げで、ライバルの auじぶん銀行は年0.550%(当初期間引下げプラン)で提供していますのでその差は大きく開いています

 

また、ソニー銀行も年0.580%~と低金利で10年固定金利タイプを提供しています。10年固定金利タイプに関してはauじぶん銀行やソニー銀行の方が好条件と言えるでしょう。

 

特に住信SBIネット銀行の住宅ローンの「当初引き下げプラン」は当初期間が終わった後の金利が高いので注意が必要で、当初10年固定金利タイプは最初の10年間の金利も大事ですが、auじぶん銀行は当初期間も経過後も住信SBIネット銀行よりも金利が低く、総返済額の面で比べるとどう頑張ってもソニー銀行やauじぶん銀行の方が有利になってしまいます。10年固定金利ではauじぶん銀行の方が魅力的と言わざるを得ないということは念頭に入れておきましょう。

 

なお、ソニー銀行は当初固定期間が終了した後の金利が非常に低く、住信SBIネット銀行は2.075%と2倍以上の金利差があります。しっかりと比較すると10年固定金利はソニー銀行の住宅ローンが”だまし要素がなく透明性が高く総合的にかなり有利”だったりもします。

 

 

このような点に注意しながら住信SBIネット銀行の住宅ローンが自分に合っているかをしっかりと確認するようにしましょう。企業提携・不動産会社提携で金利が少し引き下げになるケースもあると思いますが、それだけでお得に違いない勘違いしてしまう人も多いので、そのあたりはしっかりと確認しておきたいですね。

 

なお、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、変動金利だけが低金利なわけではなく、20年~35年の固定金利タイプも「フラット35」と並んで業界最低水準の金利だったのですが、固定金利では新生銀行やauじぶん銀行が大幅に金利を引き下げたことで住信SBIネット銀行と立場が逆転しており金利が割高になっています。住信SBIネット銀行の住宅ローンを悪く言いたいわけではないのですが、正直、最近になって気をつけたいポイントが増えてきている印象です。

 

住信SBIネット銀行の全疾病保障

次に確認しておきたいのは、住信SBIネット銀行の住宅ローンの人気を支える全疾病保障です。住信SBIネット銀行の住宅ローンの最大のメリットとも言える全疾病保障ですが、この全疾病保障が落とし穴になることがあります。なぜ落とし穴と言われるのかについて解説していきますのでしっかりと理解するようにしましょう。

 

まず、通常の住宅ローンに無料でついてくる団信は一般団信と呼ばれ、死亡時や高度障害時に住宅ローンの残高が保険金で支払われるものです。従って、死亡や高度障害には至らない場合は、収入が途絶えても住宅ローンの残高が残ります。

収入が途絶えているにも関わらず住宅ローンの返済を続けなければならないという状況の苦しさは容易に想像できると思いますが、そのようなケースに備えるには追加の疾病保障を住宅ローンにセットする必要があります。

 

この疾病保障を別途セットする場合、0.05%~0.1%程度の金利上乗せがあり、50歳以上は疾病保障に加入できないことが大半です。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、以下の8疾病はもちろん、すべてのケガや病気にの場合にもローン残高が0円になる保障が費用負担なしで付帯していて、50代でも問題なく加入できますし、通常の団信よりも手厚い保障の団信が無料でセットされている点が住信SBIネット銀行の住宅ローンの最大の魅力です。

  • がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎

住信SBIネット銀行の全疾病保障

 

通常の団体信用生命保険の場合、大きな病気の治療中でも住宅ローンは返済し続けなければなりません。住信SBIネット銀行の住宅ローンであれば、病気や交通事故などの不慮の事故などで働けなくなった場合でも保険金が支払われますので、長い返済期間の万が一の事態に備えることができるわけです。これは間違いなく大きなメリットと言えるでしょう。

 

では、なぜ落とし穴と言われることがあるのかと言うと、「1年以上働けない状態になった時に初めて住宅ローンの残高がゼロになる」という厳しい保険金受取条件があるためです。

 

実際、

  • 住宅ローンの返済全盛期ともいえる30代~50代で1年以上全く働けなくなる人がどれだけいるの?
  • 返済中に1年以上働けなくなる確率は相当低いからこそ無料で加入できるんでしょ。その程度の保障なんて加入しても意味がない。
  • 全疾病と言いつつ精神障害は対象外だ。1年以上働けなくなる人の多くは精神障害なのに。
  • auじぶん銀行の住宅ローンのがん50%保障団信はがんに限定されてるけど、保険金支払条件はがんと診断されるだけで、条件が雲泥の差だ。

というような声をよく見かけるのは事実です。

 

確かに筆者の周辺で60歳未満で1年以上働けなくなった人はうつ病などの精神系の病気にかかった人だけです。保険は万が一の事態に備えるためのものなので全疾病保障を否定するつもりはありませんが、上記のような意見が多くあり、その主張はあながち間違いではないということは念頭に入れておくようにしましょう。

 

結論として、1年以上働けない状態になることに備えたい人は住信ネット銀行、1年以上働けないとか面倒なことを考えずにがんと診断される状態に備えたい人はauじぶん銀行の住宅ローンがおすすめです。

さらに、事務手数料を30万円で固定で、住信ネット銀行の全疾病保障とほぼ同じ全疾病特約にプラスしてがん50%保障団信が無料で利用できる楽天銀行の金利選択型もおすすめです。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴①

最初に確認しておきたい落とし穴は、先ほども説明しましたが全疾病保障についてです。

繰り返しになりますが、この保障は費用負担なしで付帯できるのですが、就業不能状態が12か月継続しないと残高が0円にならないという条件があります。

 

例えば、がんと診断されても手術が成功して、1年未満で職場に復帰できた時は住宅ローンの残高はそのまま残ります。無料のサービスに対して落とし穴と言うのは少し気がひけますが、保険金支払条件は理解しておくようにしましょう。(12か月以内で回復しても就業不能状態が続いていた月の返済額は保障されます。)

 

がんに対する保障は大半の住宅ローンで利用でき、0.1%~0.3%程度を金利に上乗せして保険料を負担する必要があります。一方で、それらの疾病保障の保険金支払条件は「医師による疾病の診断」であり保険金支払条件がかなり違っている点は認識しておく必要があります。

 

金利上乗せによる費用負担を考えなければ、保険金支払条件がシンプルで保険金を受け取りやすいので安心できるのは事実なので、1点目の落とし穴として紹介しておきます。

 

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴②

住信SBIネット銀行の住宅ローンは借入金額の2.20%の事務手数料が必要です。住信SBIネット銀行の住宅ローンに限った話ではありませんが、3,000万円の住宅ローンの場合は60万円以上、5,000万円のローンであれば100万円以上の事務手数料を支払う必要があり、手数料は高額な部類と言えるでしょう。

 

世の中には新生銀行のように55,000円の事務手数料で済む住宅ローンも存在しますし、変動金利で0.5%前後の低金利にもかかわらず事務手数料を固定にしている楽天銀行のような住宅ローンもありますので、事務手数料の金額が借入金額の2%(税抜)を超える商品性は落とし穴の1つと言えるでしょう。

 

ちなみに、この事務手数料とよく比較されるのが住宅ローンの保証料です。住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンは保証料は無料です。メガバンクや地方銀行のように古い住宅ローンの場合、事務手数料は3万円強ですが、保証料が2%程度かかるので実質的には相殺されます。従って、この落とし穴は新生銀行・楽天銀行のような事務手数料が低く、保証料もかからない住宅ローンと比較した場合ということになります。

なお、保証料は借り換えや繰り上げ返済すると返金されます(前払いの場合)が、手数料の返金は一切ありません。「同じ金額を払うのであれば手数料よりも保証料の方がまだマシ」という点も注意しておきたいポイントです。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴③

住信SBIネット銀行の住宅ローンで気を付けたいのは当初固定金利期間終了後の金利水準です(変動金利や超長期固定金利を選ぼうとしている人は読み飛ばしてください)。住信SBIネット銀行で当初固定金利タイプを選ぼうとしている人は当初固定期間が終了した後の金利が高いということを念頭に入れておきましょう。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの当初固定期間終了後の金利は必ずチェックするようにしましょう。

 

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴④

住信SBIネット銀行はインターネット専業銀行です。さらに、この記事で紹介している住宅ローンはネット専用住宅ローンなので、ネット申込みに限定されています。このように店舗を構える銀行と違って住信SBIネット銀行には窓口で相談できないというデメリットがあります。

また、ネット申込みの住宅ローンは、郵送での書類のやり取りや書類不備の解消に時間がかかるので、結果として住宅ローンの申し込みから審査・融資実行まで時間かかってしまいます。余裕をもって手続きを進めておかないと、郵送でやり取りしているうちに時間が無くなって借り入れタイミングに間に合わなかってしまうことがあります。

 

この点はネット銀行の住宅ローンの落とし穴の1つです。

 

その落とし穴を解消するためなのかはわかりませんが、住信SBIネット銀行は店舗申込専用のミスター住宅ローンREALにも力を入れています。ネット専用住宅ローンにかなり近い金利・商品性になっていますので、「店舗で相談してみたい」「契約日まで時間がない」という言う人は、店舗でスピーディに申し込めるミスター住宅ローンREALを取り扱うSBIマネープラザで相談してみると良いでしょう。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴⑤

このミスター住宅ローンREAL関連でもう1つ落とし穴があります。この店舗申し込み専用のミスター住宅ローンREALは一部の金利タイプでネット専用住宅ローンよりも低い金利が設定されていることがあります(最新の金利はこちらから確認できます)。

 

住信SBIネット銀行の最新の金利と細かく比較してみてください。ミスター住宅ローンREALの方が金利が低い金利タイプがところどころにあることがあります。

 

この金利設定にはもう1つ落とし穴があって有利な金利に見えるミスター住宅ローンREALは住宅ローンの審査次第で適用される金利が0.1%~0.3%上乗せされる可能性があるので住信SBIネット銀行よりも高い金利になる可能性がある、という点です。

 

つまり、適用する金利の基準がミスター住宅ローンREALの方が低くても、自分に提示してもらえる金利がどうなるかが確定していないので、両方に申し込んでみないとネット専用住宅ローンとミスター住宅ローンREALのどっちがお得なのかがわからないというわけです。

 

 

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴⑥

住信SBIネット銀行の住宅ローンはつなぎ融資・分割融資に対応していません。注文住宅では原則的につなぎ融資・分割融資が必要となるはずですが、住信SBIネット銀行では新築の注文住宅を購入できないこととなりますね。

ネット銀行でつなぎ融資・分割融資に対応しているのは楽天銀行が主なところといってよいでしょう。

住信SBIネット銀行の住宅ローンはつなぎ融資・分割融資に非対応

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴⑦

2019年12月から住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンも審査の結果で金利が0.1%上乗せされるようになりました。もちろん、全員が0.1%上乗せされるわけではありませんが、低金利で選んだのに金利を上乗せされてしまうと、結果的に他の銀行の住宅ローンの方が条件が良いという状況になる可能性があります。

 

金利が上乗せされるのかは実際に申し込んでみないとわかりませんが、できれば、もう1社か2社の住宅ローンに同時に申し込んでおいて、審査に通った住宅ローンの中から最後に選べる状況を作っておくと良いでしょう。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査期間。審査が遅い?

住信SBIネット銀行の住宅ローンは審査が遅い・時間がかかったという評判や口コミが多くあります。実際、住信SBIネット銀行の手続きの流れのページを見ると1行目に「仮審査申込日から1か月半以上必要」という説明があります。

1か月半はネット銀行の住宅ローンとしては標準的とも言えますが、世の中には来店不要&最短10営業日のauじぶん銀行や、フラット35の本審査の結果が最短3営業日でわかるアルヒなどがありますので、審査が遅いと言われても仕方がない面があります。(時間がない人は、審査期間の短い住宅ローンを選ぶようにしましょう。)住信ネット銀行の住宅ローンの審査期間

時間がない人で住信SBIネット銀行の住宅ローンを諦めきれない人にはSBIマネープラザでミスター住宅ローンREALに申し込むという方法というがあります。ネット専用住宅ローンとミスター住宅ローンREALはほとんど商品性や金利が同じです。店舗に行かなければなりませんが書類の郵送の期間を短縮することができます。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンの必要書類

住宅ローンの事前審査(WEBから申し込む)の時点では提出が必要になる書類はありません。書類提出は「本審査申込」と「契約時」に必要になってきます。また、「建売住宅・マンションの購入」と「注文住宅」と「住宅ローンの借り換え」で必要書類が変わってきます。以下は、「建売住宅・マンションの購入」の人が本審査の際に提出を求められる書類です。

なお、インターネットから事前審査を申し込む段階では書類の提出は不要です。申し込み手続きを進めながら必要書類の確認を平行して行っておくと本審査の手続きがスムーズに進められるでしょう。

種別書類名称提出の必要がある人
申込書など ローン借入申込書全員
個人情報の取扱いに関する同意書兼表明および確約書全員
本人確認関連 住民票または住民票記載事項証明書日本人
在留カードまたは特別永住者証明書外国人
所得証明関連    源泉徴収票給与取得者
住民税課税決定通知書または収入金額記載の住民税課税証明書基本的に全員
確定申告書(収支内訳書、青色申告決定書を含む一式)確定申告している人
納税証明書不動産所得・事業所得のある人・会社役員
会社決算書(確定申告書表紙・勘定科目内訳明細書を含む一式)会社役員
物件関連     売買契約書全員
重要事項説明書全員
検査済証全員
平面図・間取図全員
建築確認済証または建築確認通知書土地付き住宅の場合
建築確認申請書土地付き住宅の場合
その他 借り入れ中ローンの返済予定表自動車ローンなどがある場合
諸費用明細または資金計画書諸費用の借り入れを希望する場合

なお、注文住宅・借り換え時は必要書類が少し変わってきます。事前審査申し込み後でも良いので確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

全疾病保障が無料で付帯する独自の商品性と低金利が特徴の住信SBIネット銀行の住宅ローンは非常に優れた商品ですが、落とし穴になってしまうポイントを理解して利用することで、より有利に利用することができます

 

住宅ローンは各金融機関間での競争が進み、単純な比較が難しくなったうえ、(変動金利が良いのか固定金利が良いのか、疾病保障はそもそもいらないのか手厚くしておきたいのか、店舗で相談して申し込みたいのかネットで自分で申し込みたいのか、など)利用者の考え方が違い、人によってメリットとデメリットの考え方が違います。

 

重要になるのはメリット・デメリット、そして落とし穴なりそうな点をしっかりと理解することです。それは住信SBIネット銀行の住宅ローンを理解して適切に利用することにも繋がりますし、他社の住宅ローンを選ぶにしても同じことです。これができていないとどんな住宅ローンでも落とし穴にはまってしまう可能性があります。

 

また、住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンは親会社の三井住友信託銀行提供する住宅ローン(そのため、三井住友信託銀行の住宅ローンからの借り換えはできない)で、住信SBIネット銀行はその住宅ローンの代理店としての役割を担っているのみ、という点も加味しておくようにしましょう。

 

気になる点は、この数か月の金利動向・金利設定で、他のネット銀行が10年固定金利を引き下げたりしている中で、住信SBIネット銀行は金利を引き上げるケースもあり、住宅ローンにあまり力を入れなくなっているように見える点です。変動金利は引き続き魅力的ですが、それ以外の金利タイプでは他のネット銀行の住宅ローンに見劣りしつつありますので慎重に選ぶようにしましょう。

 

なお、住宅ローンは審査に落ちることも多く、本命と決めてもその住宅ローンを利用できるとは限りません。また、審査にも時間がかかるため有力候補の住宅ローン複数に申し込むことをおすすめしています。この特集で紹介した内容が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

また、住信SBIネット銀行の住宅ローンを否定したいわけではありませんが、ここ最近のauじぶん銀行や楽天銀行の住宅ローンの商品性の改善が目立ち住信SBIネット銀行の住宅ローンはやや存在感が薄まってきているように思います。住信SBIネット銀行の住宅ローンの利用を考えている人は、auじぶん銀行や楽天銀行の最新の住宅ローンの商品性もチェックしておくようにしましょう。

 

 

 

 

※紹介している内容の正確性には万全を期していますが、商品について詳しくは以下の住信SBIネット銀行の公式サイトから必ずご確認お願いします。

 

 

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