三重県でフラット35を使ったマイホーム購入のイメージ

三重県は近畿地方の県で、県庁所在地の津市、伊勢神宮のある伊勢市、県内最大の工業都市・四日市市など、多くの都市を有しています。

三重県に本店を構える地方銀行は、三十三銀行・百五銀行の2行です(2021年5月に三重銀行と第三銀行が合併して三十三銀行が誕生しました)。

この三重県で全期間固定金利の「フラット35」を利用するなら、どの金融機関を選べばよいのでしょうか。フラット35は同じ「フラット35」でも、金融機関ごとに借入金利と融資手数料が違います。完済まで金利が変わらないぶん、最初の選択が総返済額に35年間ずっと効いてきます。金利の数字だけでなく、融資手数料まで含めた「総コスト」で比較していきましょう。

そもそもフラット35の金利は今どのくらい?

フラット35の金利は毎月見直されます。長期金利の上昇を受けて上がり続けており、2026年9月資金受取分の最も多い金利(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付き)は年3.460%です(住宅金融支援機構)。前月の年3.290%から0.170%幅の引き上げで、2か月連続の上昇。算出方法が変わった2017年10月以降でもっとも高い水準になりました。

借入期間20年以下(いわゆるフラット20)は年3.140%、融資率9割超は年3.570%と、期間と融資率で金利が変わる点にも注意してください。かつての1%台の水準ではないことを前提に、返済計画を立てましょう。最新金利は住宅金融支援機構の公式サイトで確認できます。

団信の選び方でも金利が変わる

フラット35の金利は「新機構団信付き」が基準です。ここから、デュエット(ペア連生団信)なら+0.18%、新3大疾病付機構団信なら+0.24%が上乗せされます。逆に健康上の理由などで団信に加入しない場合は▲0.20%となりますが、そのぶん万一のときにローン残高は免除されません。金利の差だけで決めず、保障を含めて考えたいところです。

三重県で「フラット35」を借りられる金融機関は?

三十三銀行・百五銀行とも、フラット35を取り扱っています。地銀以外では、モーゲージバンク最大手のSBIアルヒも三重県で利用できます。

ポイントは「定額型」と「定率型」の選択

三十三銀行・百五銀行とも、融資手数料を「定額型」と「定率型」の2タイプから選べます。ここが総コストを左右する最大の分岐点です。

  • 定額型…借入額にかかわらず手数料が一定(両行とも55,000円)。そのかわり借入金利が高めに設定される。
  • 定率型…手数料は「借入額×○%」。金額は大きくなるが、借入金利は低くなる。

一般に、借入額が小さい・返済期間が短いなら定額型、借入額が大きい・35年フルで借りるなら定率型が有利になりやすい傾向です。ただし逆転する条件もあるため、必ず自分の借入額で試算しましょう。

三重県で「フラット35」を利用できる金融機関を総コストで比較

下表は、住宅金融支援機構が公表している2026年9月資金受取分の商品情報(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付き)です。「総支払額」は、借入額2,000万円・借入期間35年・元利均等返済・ボーナス払いなしで機構が算出した概算(元金+利息+融資手数料)で、条件をそろえた比較ができます。

金融機関・タイプ借入金利融資手数料(税込)総支払額(機構試算・2,000万円/35年)
三十三銀行(機構買取型・定額型)年3.710%55,000円35,801,124円
三十三銀行(機構提携型・定率型)年3.460%融資額×1.87%34,895,724円
百五銀行(定額型)年3.680%
(「三重の木」利用で年3.580%)
55,000円35,652,861円
(引下げ時 35,161,798円)
百五銀行(定率型)年3.460%融資額×2.20%34,961,724円
SBIアルヒ年3.460%融資額×2.20%
(最低220,000円)
―(金利・手数料は上記2行の定率型と同水準)

出典:住宅金融支援機構「お借入金利の検索」2026年9月資金受取分(2026年9月3日確認)、SBIアルヒ公式サイト。金利・手数料は毎月見直されるため、申し込み前に必ず各金融機関の公式サイトでご確認ください。

三重県の金融機関別フラット35総支払額の比較グラフ
同じフラット35でも、手数料タイプの違いで総支払額に約90万円の差が出る(借入2,000万円・35年・元利均等・ボーナス払いなしの機構試算)

数字を並べると、この4つのなかでは三十三銀行の定率型(機構提携型)がもっとも総支払額が小さいことが分かります。理由は単純で、借入金利は年3.460%と横並びなのに、融資手数料だけが1.87%と低いからです。逆に定額型は手数料が55,000円と安く見えますが、金利が0.220〜0.250%高いぶん、35年かけて利息で追い越されてしまいます。「手数料が安い=総額が安い」ではないという、フラット35選びの典型例といえます。

百五銀行の「三重の木」引下げは定額型と組み合わせる

百五銀行では、「三重の木」利用推進協議会が定めた認証条件を満たし、同協議会が発行する『「三重の木」使用住宅証明書』を提出できる場合、借入金利が年0.10%引き下げられます(年3.680%→年3.580%/2026年9月資金受取分)。県産材を使った家づくりを考えているなら、この引下げを前提に定額型と定率型を試算し直す価値があります。

SBIアルヒの手数料は「2.20%」が現在の基本

SBIアルヒの融資事務手数料は借入額の2.20%(税込・最低220,000円)です。かつて「SBIアルヒ ダイレクト(Web完結)なら事務手数料が1.10%に半額」という割引がありましたが、この半額割引は現在は行われていません。現行の割引は、Web申込かつ電子契約の利用で1債権あたり33,000円(税込)を差し引く定額の割引です(2026年3月2日〜2027年3月31日の申込分。適用条件・対象商品は公式サイトでご確認ください)。手数料の「率」ではなく「定額の値引き」に変わっているため、借入額が大きい人ほど、割引後も三十三銀行の定率型(1.87%)との差は残ります。

繰上返済手数料はどこでも無料

フラット35の一部繰上返済手数料は、どの金融機関でも無料です。ただし最低額に決まりがあり、金融機関の窓口では100万円以上、住宅金融支援機構のインターネットサービス「住・My Note」では10万円以上から繰上返済できます(買取型の場合)。総コストを下げるうえで、繰上返済の使いやすさも見ておきましょう。

注文住宅なら「つなぎ融資」の有無を確認

注文住宅をフラット35で建てる場合、着工金・中間金など工事の各段階で資金が必要になるため「つなぎ融資」の取り扱いがあるかが重要です。つなぎ融資の有無・金利は金融機関によって異なるため、注文住宅を検討している方は、申し込み前に各行へ取扱状況を確認しましょう。総支払額の比較でわずかな差しかない場合、つなぎ融資の使いやすさが決め手になることもあります。

三重県のフラット35に関するよくある質問

Q. 地元の銀行とSBIアルヒでは、審査の通りやすさに差はありますか?

A. フラット35の審査基準(返済負担率、物件の技術基準など)は住宅金融支援機構が定めており、取扱金融機関によって基準そのものが変わるわけではありません。差が出るのは、必要書類の案内や適合証明のサポートといった「進めやすさ」の部分です。ただし、機構の基準に加えて金融機関が独自の条件(営業区域内に居住・勤務しているかなど)を設けている場合があるため、地元地銀を検討するときは取扱地域の条件を確認してください。

Q. 借り換えの場合も同じ金利ですか?

A. 借り換えの場合、フラット35は融資率にかかわらず9割以下の借入金利が適用されます(2026年9月資金受取分なら年3.460%)。ただし借り換えでは、融資手数料に加えて印紙税、現在返済中のローンの抵当権抹消費用、新たな抵当権設定費用、利息の精算などがかかります。金利差だけでなく諸費用を差し引いた実質的な軽減額で判断してください。

三重県で「フラット35」を借りるなら

三重県では、三十三銀行・百五銀行・SBIアルヒのいずれも、定率型であれば借入金利は年3.460%で横並びです(2026年9月資金受取分)。つまり差がつくのは融資手数料と、それを含めた総支払額ということになります。

地元の三十三銀行・百五銀行は、対面で相談しやすいことに加え、百五銀行の「三重の木」引下げのような地域ならではの制度があります。一方、SBIアルヒは金利・手数料を毎月公式サイトに掲載しており、来店不要のWeb申込にも対応しているため、条件を自分で確かめながら進めたい方に向いています。

SBIアルヒはフラット35の実行件数シェアで16年連続第1位(2025年度27.7%・出典:SBIアルヒ公式プレスリリース 2026年5月1日)の実績があります。
※2010年度-2025年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2026年3月末現在、SBIアルヒ調べ)
地元地銀とSBIアルヒの双方を、「借入金利+融資手数料+つなぎ融資の有無」という総コストの視点で比較して選ぶのがおすすめです。

SBIアルヒの「フラット35」について詳しく解説・分析したこちらの記事も参考にしてみてください。
>>SBIアルヒの住宅ローン審査は通りやすい?審査基準とは/落ちた、落ちる場合の対策は?

※本記事の金利・手数料・引下げ制度は2026年9月資金受取分の情報です。毎月見直されるため、最新の取り扱いは必ず各金融機関・住宅金融支援機構の公式サイトでご確認ください。


住宅ローン比較ネット 編集部

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