和歌山県に本店をおく唯一の地方銀行が、紀陽銀行です。
和歌山県で「フラット35」を利用する場合にはまずこの紀陽銀行が借り入れ候補になります。
ふだんからよく利用する銀行で住宅ローンを利用するのはごく当たり前のことです。しかし本当にそれで良いのでしょうか。

変動金利や10年固定金利などの住宅ローンは銀行によって金利や諸費用、付帯サービスなどに違いがあり千差万別です。当然、いろいろな銀行を比較して検討することになると思いますが、実は「フラット35」も提供する銀行により金利や事務手数料に違いがあるため、安易に決めてしまうと損をしてしまう可能性があるのです。

「フラット35」を最低水準の金利t事務手数料で提供し、高い顧客満足度で取扱い件数の大多数を占めているのはインターネット銀行の「フラット35」です。その中でも楽天銀行の「フラット35」と紀陽銀行の「フラット35」を比較して見ましょう。

金利や事務手数料、その他付加サービスにも注目してみます。

和歌山県で「フラット35」を利用するなら?

紀陽銀行で提供されている全期間固定金利は「フラット35」の他にもプロパーの住宅ローンがあります。こちらも合わせて比較してみましょう。

和歌山県で「フラット35」を利用できる金融機関の比較
銀行名金利事務手数料
(税込)
一部繰上返済
手数料
公式サイト
紀陽銀行フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の1.10%記載なし公式サイト
楽天銀行フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の0.99%
※1
無料公式サイト
ARUHI(アルヒ)フラット20:1.240%
フラット35:1.310%
借入額の1.10%
※2
無料公式サイト
※ 2020年8月の融資率90%以内の金利になります。
※1 借り換えで返済口座に楽天銀行を指定した場合の手数料。
返済口座に楽天銀行を指定した場合は借入額の1.100% (税込)。
※2 WEBから申込み・契約を行った場合の事務手数料です。

紀陽銀行と楽天銀行の「フラット35」を比較してみました。
「フラット35」では紀陽銀行も楽天銀行も金利事務手数料ともに違いはありませんでした。

地方銀行とネット銀行の「フラット35」の違いは?

紀陽銀行と楽天銀行の「フラット35」の金利と事務手数料を比較してみましたが、全く同じで両者に違いはありませんでした。

では、金利と事務手数料以外に違いはないのでしょうか。

大きな違いは「店舗」です。

紀陽銀行は県内に110(2019年3月時点)の店舗を展開していますが、対する楽天銀行は県内はおろか日本国内に店舗を持っていません。
楽天銀行では申込みから契約まで、インターネットや郵送で行うことが可能です。
ネット環境さえあれば家にいても申込みを行ううことができます。

銀行の店舗では消毒やソーシャルディスタンスなど対策をおこなっていますが、極力対面による接触を少なくすることが重要なコロナ後にはピッタリなのがネット銀行です。

店舗がないと相談できないのでは?と心配になる方もいるかも知れませんが、楽天銀行ではインターネット銀行ならではの相談体制を確立し、ユーザーに公表を得ています。

楽天銀行の「フラット35」がおすすめの理由は他にもあります。
ではなぜおすすめのなのか理由を説明しましょう。

楽天銀行の「フラット35」がおすすめの理由は?

これまで紀陽銀行と楽天銀行の「フラット35」を比較してきましたが、金利と事務手数料に違いはなく、それだったら地元の銀行を選ぶという方もいるかも知れません。
楽天銀行の「フラット35」をおすすめするのは金利や事務手数料だけではないのです。そのおすすめポイントを紹介します。

電話やオンラインで22時まで相談可能

住宅ローンを借りるときに相談する場合、紀陽銀行であれば近くの支店まで出向き窓口で相談すると思います。しかし銀行の営業時間は短く、多くの方が相談するためには、仕事を休む必要があるかと思います。

では、店舗を持たない楽天銀行の相談体制はどうなっているのでしょうか。
楽天銀行では店舗を持たないため、窓口での相談は行なえません。ではどうするのでしょうか。
楽天銀行では電話やオンライでの相談体制に力を入れています。平日土日の22時まで電話やテレビ電話ソフトSkypeでの相談が可能です。予約制で電話をかけてオペレーターが出るまで長く待たされることもありません。銀行よりも長い22時まで対応しているため、銀行に出向く時間が取れない忙しい方にはピッタリの相談体制ではないでしょうか。
楽天銀行はこの相談体制を含めた高い顧客満足度で、2018年オリコン顧客満足度調査で1位を獲得しています。

楽天銀行のフラット35のオリコン顧客満足度1位のバナー

楽天スーパーポイントが溜まりやすくなる

国内オンラインショッピングサイトの最大手である楽天市場はグループ企業です。楽天銀行で「フラット35」を利用すると、ハッピープログラムのランクアップにより楽天市場で現金と同じように使える楽天スーパーポイントがより溜まりやすくなります。
このあたりの仕組は楽天グループの強みでもありますね。

楽天銀行のハッピープログラムの説明図

つなぎ融資に対応

楽天銀行の「フラット35」は、注文住宅をこれから建てる場合に必要になるつなぎ融資にも対応しています。
今住んでいる土地や新たに購入した土地に新しく家を建てる場合には、土地購入資金・着工金・中間資金など段階的な資金の支払が必要になります。通常住宅ローンは住宅の引き渡し時に融資の実行になりますが、つなぎ融資を受けることで、注文住宅の支払いにも対応が可能になります。

楽天銀行のつなぎ融資のバナーです

和歌山県内で「フラット35」の利用を検討している方は、お近くの紀陽銀行だけでなく、楽天銀行の「フラット35」も借り入れ候補として検討してみてはいかがでしょうか。

楽天銀行の「フラット35」について詳しく解説&分析したこちらの記事も参考にしてみてください。
>>楽天銀行の住宅ローンの落とし穴とデメリット(フラット35・金利選択型)

 

 

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