佐賀県は唐津・伊万里・有田など陶磁器の産地として有名ですね。
九州で最も小さい経済圏と言われていますがメガバンクや都市銀行が支店を構え、さらに地方銀行として佐賀銀行や佐賀共栄銀行、更に全国どこからでも申込みを行えるネット銀行もあり住宅ローンの選択肢は豊富と言えます。
そんな佐賀県で「フラット35」を利用する場合どの金融機関が良いのでしょうか。地方銀行とネット銀行を中心に比較してみましょう。
佐賀県で「フラット35」を利用できる地方銀行は?
佐賀県では佐賀銀行、佐賀共栄銀行ともに公式サイトを見ると「フラット35」の取扱が確認できます。特に佐賀共栄銀行では専用ページを作り最新の金利も確認できるようになっていて、どちら銀行も利用しやすい状況となっています。
佐賀銀行の「フラット35」
佐賀銀行は佐賀県佐賀市に本店をおく地方銀行で、県と県内主要自治体の指定金融機関に指定され預金額・貸出金額ともに大きなシェアを持っています。
そんな佐賀銀行の「フラット35」は、公式サイトで取扱っていることや金利を確認する事ができますが、専用ページなどは用意されていないようです。
佐賀銀行の「フラット35」の金利は融資率9割以下で21年以上が1.840%、20年以下が1.450%と金利は「フラット35」でも最低水準となっていますが、事務手数料が融資額の1.54%(税込)と最低水準よりは割高になっています。
佐賀共栄銀行
佐賀共栄銀行は佐賀県探しに本店をおく第二地方銀行です。資産規模では日本でも最小の規模の銀行ですが、「フラット35」に関しては公式サイトでも専用のページを用意して金利も確認しやすく、県内で「フラット35」を利用しようとした場合にはおすすめの銀行と言えそうです。
佐賀共栄銀行の「フラット35」は金利・事務手数料ともに佐賀銀行と同じで、金利に関しては最低水準となっていますが、事務手数料が最低水準より割高での取扱となっています。
佐賀信用金庫
佐賀信用金庫も手数料定額型のみですが「フラット35」を取り扱っています。
手数料は55,000円と低く設定されていますが、その分金利が高めで、融資率9割以下で21年以上が1.470%、20年以下が1.420%となっています。
佐賀県内で利用できる「フラット35」を比較
それぞれの銀行の「フラット35」の金利と事務手数料を表にまとめて見ましょう。
佐賀県で「フラット35」を利用できる金融機関の比較 | ||||
---|---|---|---|---|
銀行名 | 金利 | 事務手数料 | 繰り上げ返済 手数料(一部) | 公式サイト |
佐賀銀行 | フラット20:1.450% フラット35:1.840% | 借入額の1.54% (税込) | 記載なし | 公式サイト |
佐賀共栄銀行 | フラット20:1.450% フラット35:1.840% | 借入額の1.54% (税込) | 記載なし | 公式サイト |
佐賀信用金庫 | フラット20:1.420% フラット35:1.470% | 54,000円 | 記載なし | 公式サイト |
楽天銀行 | フラット20:1.450% フラット35:1.840% | 借入額の0.990% (税込) ※1 | 無料 | 公式サイト |
※「フラット35」融資率9割以下の金利になります。 ※1 借り換えで返済口座に楽天銀行を指定した場合の手数料。 返済口座に楽天銀行を指定した場合は借入額の1.100% (税込)。 | ||||
地方銀行では公式サイトを見ても取り扱いがわからないことが多いですが、佐賀県内の銀行や信金では専用のページがあるなど「フラット35」に力を入れている様子が伺えます。特に佐賀共栄銀行は規模が小さい割に詳しい情報が用意されていますしネット銀行と変わらない最低水準の金利であることから、県内で「フラット35」を利用する場合には借入れ候補にしたい銀行といえます。
しかし「フラット35」を比較するポイントは金利と事務手数料です。最低水準の金利と最低水準の事務手数料が「フラット35」を最も安く借り入れるために重要なのです。
金利では同じだった楽天銀行の事務手数料は、楽天銀行を支払口座にすると割安な1.100%、借り換えであればさらにお得な0.990%と佐賀銀行や佐賀共栄銀行よりも安く済むことに注目です。
誰でも安く住宅ローンを借り入れたいと考えているでしょうからこの違いは見逃せないものです。
「フラット35」の事務手数料を実際の金額で比較
事務手数料は佐賀信用金庫のように定額で安く抑える反面金利が高くなるタイプと、事務手数料は借入額の2%程度と高くなりますがその分金利が低く抑えられるタイプがありますが、佐賀信用金庫は前者のみの取扱のようです。
仮に3,000万円を借りた場合どちらのタイプがお得なのかは、下記の表を見てもらえれば一目瞭然です。
「フラット35」事務手数料タイプ別比較 | ||||
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タイプ | 定額型 | 定率型(2.20%) | 定率型(1.54%) | 定率型(1.100%) |
事務手数料 | 54,000円 | 648,000円 | 462,000円 | 324,000円 |
金利 | 1.470% | 1.170% | 1.170% | 1.170% |
総返済額 | 39,261,537円 | 37,538,405円 | 37,538,405円 | 37,538,405円 |
住宅ローンを借りるときに高めの事務手数料が必要ですが、初期費用を抑えたいという方であれば定額型を利用することも考えてしまいますが、金利が高いため返済額では定率型よりも200万円近く多くなってしまい、トータルで考えると損をしてしまいます。
「フラット35」を利用するときには、しっかり貯蓄を行っておき諸費用を用意して定率型で利用するのが望ましいでしょう。
今回、事務手数料を比較してみた結果、定率型では一般的な2.20%(税込み)と佐賀銀行や佐賀共栄銀行の1.54%(税込)、更に楽天銀行の事務手数料についても比較しましたが、楽天銀行が定率型の事務手数料でも20万円以上安く済むことがわかりました。
佐賀県で「フラット35」を一番安く利用出来るのは楽天銀行
全国的に見ても楽天銀行の「フラット20」「フラット35」は、金利や事務手数料や一部返済繰り上げ手数料などが最低水準で提供されているため「フラット35」の貸出実行件数で1位誇っていることも納得ですね。
楽天銀行の「フラット35」のメリットは、事務手数料だけではありません。
佐賀県内の銀行で「フラット35」を申し込んだり相談したりするには、店舗に出向く必要があります。
銀行は15時まで、住宅ローンセンターでも17時までと、忙しい方であれば時間を作るのも大変です。
その点、楽天銀行の「フラット35」は全国どこからでもインターネットからの申込みができるため、仕事が忙しく金融機関に来店する時間が取りにくい方に特におすすめです。
さらに楽天市場をよく利用する方であればお買い物で使える楽天スーパーポイントが溜まりやすくなるなどメリットは更に大きくなるため、「フラット35」の比較ポイントである「金利や事務手数料」が変わらない水準であったとしても、それ以外のメリットのことも考えた場合やはり楽天銀行の「フラット35」がおすすめでしょう。
楽天銀行の「フラット35」の金利や事務手数料以外のメリット、更に気をつけておきたいポイントを詳細に解説した以下の記事を参考にしてみてください。
>>楽天銀行の住宅ローン「フラット35」の落とし穴とデメリット