長野県でフラット35の借入先を比較するイメージ

長野県で「フラット35」を借りる場合、どこで申し込んでも商品性と審査基準は同じです。住宅金融支援機構の共通ルールで動くためで、差が出るのは金利と事務手数料という金融機関側の条件だけ。

やっかいなのは、長野県内の金融機関がその2つをWebでほとんど公開していない点です。比較するには問い合わせが必要になります。県内で選べる金融機関と、条件を確認できる借入先を順に見ていきましょう。

 

フラット35の差は「金利」と「事務手数料」だけに集約される

「フラット35」は全国の多くの金融機関が提供していますが、金利と事務手数料は各社で異なります。審査基準や借入上限は機構の共通ルールなので、比較すべき軸はこの2点に絞られます。

住宅金融支援機構が公表する2026年9月資金受取分の借入金利水準は、フラット35(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付き)で最も多い金利が年3.460%、金利の範囲は年3.460%〜年5.690%です。

フラット20(同20年以下・融資率9割以下)は最も多い金利が年3.140%。同じ商品でも金融機関によって2%以上の開きがあることが、この範囲からわかります。数値は住宅金融支援機構「最新の金利情報」で確認できます(2026年9月)。

 

長野県で「フラット35」を利用できる銀行は?

長野県内では、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のメガバンク支店のほか、県内最大の地方銀行である八十二長野銀行、長野県信用組合や長野信用金庫、飯田信用金庫などの信金・信組が選択肢になります。

長年県内で親しまれてきた八十二銀行と長野銀行は、2026年1月に合併して「八十二長野銀行」へ商号変更しました。両行の口座やローンは新銀行に引き継がれています。

 

八十二長野銀行の「フラット35」=手数料タイプを選べるのが特徴

八十二長野銀行は、住宅金融支援機構の証券化支援事業(買取型)を使った長期固定金利住宅ローンを取り扱っています。借入額は100万円以上1億2,000万円以下、保証人・保証料は不要です。

注目したいのは手数料の設計です。同行の商品概要説明書(2026年4月1日現在)には、事務取扱手数料が「定率型:借入金額の2.20%(税込)」と「定額型:55,000円(税込)」の2本立てと明記されています。

ただし同じ書面に「ご融資利率については窓口へお問い合わせください」とあるとおり、肝心の適用金利は公式サイトでは確認できません。金利は返済期間・融資率・手数料タイプ・団信の種別の組み合わせで変わる設計です。詳細は八十二長野銀行の商品概要説明書(PDF)で公開されています。

県内のローンプラザでは土日祝の相談にも対応しているため、対面で条件を詰めたい人には使いやすい一方、自宅で数字を比べたい人には情報が足りない——これが実情です。

 

長野県内の信金・信組の「フラット35」

長野県信用組合は公式サイトに「けんしん フラット35」の商品ページを設けており、取扱いを確認できます。飯田信用金庫など他の信金・信組についても、取扱いの有無・金利・手数料は各金融機関の窓口や公式サイトで確認が必要です。

 

それでは県内の金融機関と、「フラット35」実行件数シェアNo.1のSBIアルヒで、金利と事務手数料の違いを並べてみましょう。

 

長野県で利用できる「フラット35」比較

長野県で「フラット35」を利用できる金融機関の比較
銀行名金利事務手数料
(税込)
一部繰上返済
手数料
―
八十二長野銀行Web非掲載
(窓口へ要問い合わせ)
定率タイプ:借入額の2.20%
定額タイプ:55,000円
※2
商品概要説明書に
記載なし
―
長野県信用組合商品ページはあるが
金利は要確認
公式サイトで
ご確認ください
公式サイトで
ご確認ください
―
飯田信用金庫取扱い・金利とも
要確認
公式サイトで
ご確認ください
公式サイトで
ご確認ください
―
SBIアルヒ

フラット20:3.510%

フラット35:3.830%

借入額の2.20%
(最低220,000円)
※1
無料公式サイト
※ 2026年10月の融資率9割以下の金利になります。
※1 Web申込で電子契約を利用する場合、電子契約手数料11,000円(税込)が別途かかります(SBIアルヒ公式・2026年9月確認)。
※2 八十二長野銀行の事務取扱手数料は商品概要説明書(2026年4月1日現在)の記載。定額タイプを選ぶと適用利率は定率タイプと異なります。

 

借入3,000万円で事務手数料だけを比べると、金額の差は次のようになります。定額タイプの55,000円は一見すると圧倒的に有利に見えますが、そのぶん適用利率が高く設定される仕組みです。

借入3,000万円の場合の事務手数料を金融機関別に比較した棒グラフ
定額タイプは初期費用が小さい一方、適用利率は定率タイプと異なります。手数料だけで判断せず総返済額で比較してください。

ここが長野県で借入先を選ぶときの分かれ目です。初期費用(事務手数料)と毎月の返済(金利)を切り離して見てはいけません。フラット35は完済まで金利が変わらないため、金利のわずかな差が35年間の利息総額に積み上がります。

たとえば3,000万円・35年で金利が0.200%違えば、利息総額の差は100万円を超える水準になります。定率タイプとの手数料差60万円程度は、この金利差に飲み込まれる可能性があるわけです。

 

返済終了まで金利が変わらないのが「フラット35」の特徴です。金利が完全に確定するからこそ、少しでも低い金利のものを選ぶべきです。

 

対面での相談を重視するなど特別な理由がない限り、金利・手数料の条件を公式サイトで確認・比較できるSBIアルヒの「フラット35」を有力候補として検討するとよいでしょう。

 

なお、隣接県でも事情はほぼ同じです。静岡県のフラット35を金利と手数料で比較した記事や群馬県で総コスト比較をまとめた記事も、地銀とネット系の条件差を確認する参考になります。

 

長野県のフラット35に関するよくある質問

Q. 八十二銀行と長野銀行で借りていた住宅ローンはどうなりましたか?

A. 両行は2026年1月に合併して八十二長野銀行になり、既存の口座・ローン契約は新銀行に引き継がれています。フラット35(買取型)の取扱いも継続しています。

Q. 八十二長野銀行のフラット35の金利はどこで確認できますか?

A. 公式サイトのローン金利一覧には掲載がなく、商品概要説明書にも「ご融資利率については窓口へお問い合わせください」と記載されています。店頭・ローンプラザ・ダイレクト支店(電話)で確認する必要があります。

Q. 事務手数料は定率タイプと定額タイプのどちらを選ぶべきですか?

A. 借入額と返済期間によって答えが変わります。借入額が小さい・返済期間が短いほど定額タイプが有利になりやすく、大きい・長いほど定率タイプが有利になりやすいのが一般的な傾向です。両方の適用利率を窓口で聞き、総返済額で比べてください。

Q. 長野県内の信用金庫・信用組合でもフラット35は借りられますか?

A. 長野県信用組合は公式サイトにフラット35の商品ページを設けています。その他の信金・信組は取扱いの有無や条件が異なるため、個別の確認が必要です。

 

長野県で「フラット35」を借りるなら

地方銀行や信金は金利の情報を公式サイトに掲載しておらず、比較の入口に立つだけで問い合わせという手間がかかる状態です。対面相談を前提にした販売設計だと考えられます。

フラット35は、どの金融機関で借りても商品性や審査基準は変わりません。しかし、借り入れ条件まで同じわけではありません。

金融機関の間で違いがあるのは「金利」と「事務手数料」なので、この2つを並べて借入先を決める必要があります。

この観点で考えた場合、金利水準を公式サイトで常時公開しているSBIアルヒの「フラット35」は、条件を自分で確かめられる借入先として検討する価値があります。

 

インターネット回線があれば家にいながら申し込みや相談が可能!

全国に約90拠点(2026年3月末現在)の店舗を持つSBIアルヒでは、店舗での相談に加えてWeb申込やビデオチャット相談にも対応しています。

ただし2026年7月1日より、SBIアルヒ ダイレクト支店のWeb事前審査は取り扱い終了となり、Web申込は本申込のみになりました。本申込の審査期間は1〜2週間が目安で、融資実行予定日まで6週間以上の期間確保が利用条件です。詳細はSBIアルヒ ダイレクト支店(新規借り入れ)の公式ページに記載されています。

長野県内で「フラット35」の借り入れを検討しているならば、フラット35実行件数シェア2025年度27.7%・16年連続No.1※のSBIアルヒを一度チェックしてみましょう。

※2010年度-2025年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2026年3月末現在、SBIアルヒ調べ)

※金利・手数料・取り扱い状況は改定されることがあります。最新の内容は必ず各金融機関の公式サイトでご確認ください。



住宅ローン比較ネット 編集部

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