
「暮らしのサービス」は、SBIアルヒの住宅ローン審査に申し込んだ人が使える優待サービスです。引越し代金の割引や家電・家具・寝具の優待など、新居に移るときにまとめて出ていく費用を抑える目的で用意されています。
ただし、優待で浮く金額と、事務手数料や金利の差で動く金額は桁が違います。先に総コストで候補を並べ、最後の一押しとして優待を見る——この順番を崩さないことが、住宅ローン選びで後悔しないための前提です。
暮らしのサービス=審査申込者向けの優待。2026年4月に提携先が刷新された
対象は「SBIアルヒの住宅ローン審査にお申し込みいただいたお客さま」と公式に明記されています。以前は「ARUHI暮らしのサービス」の名称で提供されていましたが、2026年4月1日にサイトとサービスがリニューアルされ、提携会社も刷新されました。
2026年9月時点で公式サイトに並んでいるカテゴリは、次の7つです。
- 引越し:1回で複数社の見積りを取得でき、引越し代金が最大60%割引(割引には諸条件あり)
- 家電・家具・寝具:大手家電量販店や家具店の店頭・オンライン優待、3Dコーディネートサービスなど
- 買取・リユース:引越し前の不用品整理に使える
- 健康・ヘルスケア/トラベル・モビリティ
- マネー・保険/住宅・リフォーム:入居後のメンテナンスや家計まわりも対象
利用にはログインが必要で、提携先や特典内容は入れ替わります。最新のラインアップは暮らしのサービス 公式サイトで確認できます(2026年9月確認)。

フラット35は全国の多くの金融機関が取り扱っており、同じ機構の商品である以上、金利そのもので大きく差を付けにくい構造があります。SBIアルヒが借りた後・住み始めた後のサービスを厚くしているのは、そのためだと読み取れます。
優待で浮く数万円より、諸費用で動く数十万円を先に見る
優待による節約効果は、多くの場合、一時的な数千円〜数十万円です。これに対して事務手数料は借入額に比例するため、3,000万円を借りればそれだけで66万円(税込)が動きます。比較の軸を取り違えないようにしましょう。
SBIアルヒの費用面は次のとおりです(2026年9月時点・公式サイトで確認)。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 融資事務手数料 | 借入額×2.20%(税込)/最低220,000円(税込) | スタンダードタイプ。スーパーフラットも同率・同額の下限 |
| 保証料 | 0円 | フラット35・スーパーフラットに共通 |
| 一部繰上返済手数料 | インターネット手続きは無料 | スーパーフラットはネットなら1万円以上から。電話・郵送は11,000円(税込)〜 |
| 電子契約手数料 | 11,000円(税込) | Web申込で電子契約を利用する場合。書面契約なら別途収入印紙代 |
| 借入額 | 100万円以上1億2,000万円以下 | スーパーフラットの場合。ペアローンなら1件あたり同額 |
金額の根拠はSBIアルヒ公式「スーパーフラット」のご融資条件およびSBIアルヒ ダイレクト支店(新規借り入れ)の記載です。
審査の通りやすさや必要書類まで含めて検討したい場合は、SBIアルヒの住宅ローン審査基準を整理した記事もあわせて読んでみてください。
なお、全期間固定だけでなく変動金利も候補に入れるなら、諸費用の組み立てが分かりやすいSBI新生銀行のように、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応する銀行も並べて見ておくと判断材料が増えます。
自己資金を出せるなら「スーパーフラット」も同じ土俵で比べる
スーパーフラットは、フラット35(保証型)を使ったSBIアルヒ独自の商品です。住宅の建設費または購入価額の1割〜5割を手持金として用意することが条件で、手持金の割合が大きいほど適用金利が下がる設計になっています。
商品名の数字は借入額の割合を表します。手持金4割以上ならスーパーフラット6、1割以上ならスーパーフラット9、という対応です。事務手数料は通常のフラット35と同じ2.20%(税込)なので、手持金を厚くできる人ほど総支払額で有利になりやすいと言えます。
ただしスーパーフラット5は就業不能保険への加入が条件で、加入には査定があり、別途費用(上乗せ金利または特約料)がかかります。最も低い金利だけを見て決めないほうが安全です。
2026年7月にWeb申込の入口が変わった(事前審査は終了)
見落とされやすい変更点があります。SBIアルヒ ダイレクト支店では2026年7月1日より、Web事前審査の取り扱いが終了しました。現在のWeb申込は本申込のみの受付です。
本申込の審査期間は、公式サイトの案内で1〜2週間が目安とされています。また、Web本申込の受付から融資実行予定日まで6週間以上の期間が確保できることが利用条件に含まれます。引渡し日が迫っている人は、逆算してスケジュールを組む必要があります。
Webの入口が本申込に一本化された分、事前に相談しながら進めたい人にとっては店舗やビデオチャット相談の価値が相対的に上がりました。SBIアルヒの店舗では他行商品の相談にも対応している点も、候補を絞り込む段階では使いどころがあります。
「暮らしのサービス」に関するよくある質問
Q. 暮らしのサービスは誰が使えますか?
A. SBIアルヒの住宅ローン審査に申し込んだ人が対象です(2026年9月時点・公式サイト)。利用開始の手順は公式サイトの「はじめてガイド」に案内があります。
Q. 以前に紹介されていた特典が見当たらないのはなぜですか?
A. 2026年4月1日にサービス全体がリニューアルされ、提携会社が刷新されたためです。過去に案内されていた個別の特典には終了しているものがあります。目当ての特典がある場合は申込前に現在のラインアップを確認しましょう。
Q. 引越し代金の最大60%割引は必ず適用されますか?
A. いいえ。公式サイトの表記にも「割引諸条件あり」と明記されており、時期・距離・荷物量などで割引率は変わります。最大値を前提に予算を組まないことが大切です。
Q. 優待の充実度だけで金融機関を選んでもよいですか?
A. おすすめしません。優待の効果は多くが一時的ですが、金利0.100%の差や事務手数料の差は、借入額と期間によって総返済額に数十万円単位で効いてきます。総コストで並べ、同水準の候補が残ったときの決め手として優待を見るのが合理的です。
SBIアルヒ「フラット35」の注目ポイント
フラット35の取扱実績が厚い
自己資金を出せるならスーパーフラットで金利を下げる選択肢もあります。
Web本申込なら来店不要で完結
審査期間の目安は1〜2週間(公式案内)。融資実行までの期間は6週間以上を見込んでおきましょう。
専門家に対面相談が可能
全国約90拠点(2026年3月末現在)の店舗網とビデオチャット相談で、書類の不安を残さず進められます。
SBIアルヒのフラット35実行件数シェアは2025年度27.7%で16年連続No.1※。フラット35を専門的に扱ってきた実績が、審査対応や相談体制の厚みにつながっています。
※2010年度-2025年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2026年3月末現在、SBIアルヒ調べ)
金利と事務手数料で候補を絞り、対面またはビデオチャットで疑問をつぶし、借りた後は暮らしのサービスの優待を使う。この順番で使い切れる相手として、SBIアルヒは検討に値します。
※最新の取り扱い状況・手数料・提携特典は、必ずSBIアルヒの公式サイトでご確認ください。
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