金融緩和により住宅ローン金利が低下していますが、特に長期固定金利である「フラット35」の金利の低下が著しく、7月は先月から大幅に金利を引き下げて歴史的な低金利となっています。
そんな「フラット35」での借り入れを考えている方が多くなってきているともいますが、宮崎県で「フラット35」を利用する場合にはどの銀行が良いのでしょうか。
地域に根ざした営業を行っている地元の銀行の「フラット35」か、もしくは全国のどこからでも申込みを行えるインターネット銀行の「フラット35」という選択肢もあります。
やはり普段から利用している地元の銀行で借り入れたいところですが、果たして本当にそれでいいのでしょうか。
同じ商品なのに意外な違いがあるのが「フラット35」です。宮崎県内の銀行とインターネット銀行の「フラット35」を比較してみましょう。
宮崎県で「フラット35」が利用できる銀行は?
宮崎県は九州地方の南東部に位置し、温暖な気候でプロ野球チームのキャンプ地としても知られていますね。
その宮崎県に本店をおく銀行は宮崎銀行と宮崎太陽銀行です。県内でも最大のシェアを持つは宮崎銀行で、預金額・貸出額・店舗数ともに宮崎太陽銀行を上回っています。
県内の地銀、宮崎銀行と宮崎太陽銀行は「フラット35」を取り扱っているのでしょうか。
それぞれの公式ホームページを確認してみると、宮崎銀行では「フラット35」の記載はなく取り扱っているのかどうかわかりませんでした。対して宮崎太陽銀行では「太陽フラット」として専用のページを設け、フラット35の融資対象や融資金額などの商品詳細ページが用意されていました。しかし肝心の金利や事務手数料に関する情報の記載はなく情報不足と言わざるを得ません。
もちろん店舗での対面相談に力を入れている営業方針でしょうから、店舗に出向けば「フラット35」の金利をはじめとする詳細な情報を教えてくれると思います。しかし、大抵のことをスマホやPCで検索する時代に、「取扱っているかどうかわからない」ことや「肝心の金利がわからない」というのは、2行ともに独自の住宅ローンに力をいれ、「フラット35」に関してはあまり力を入れていないという証明ともいえます。
対して、インターネット銀行代表として「フラット35」で高い顧客満足度を誇っている楽天銀行の「フラット35」はどうでしょうか。楽天銀行の公式ホームページで住宅ローンのページを開くと、変動金利と「フラット35」それぞれの金利と事務手数料がひと目で分かるようになっています。
店舗を主戦場とする地方銀行とインターネットを主戦場にする楽天銀行で違いが出るのは当たり前かもしれませんが、利便性が高いのは楽天銀行の方ではないでしょうか。
宮崎県で利用できる「フラット35」を比較
長々と各銀行の「フラット35」の取り扱いについて説明してきましたが、肝心なことは宮崎県で「フラット35」を利用しようと思ったときにどの銀行を選べばいいのかですね。
宮崎銀行と宮崎太陽銀行の金利と事務手数料は公式ホームページではわかりませんが、提携している住宅金融支援機構のホームページに記載されています。これを参考に楽天銀行の「フラット35」と比較してみましょう。
宮崎県で「フラット35」を利用できる金融機関の比較 | ||||
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銀行名 | 金利 | 事務手数料 (税込) | 一部繰上返済 手数料 | 公式サイト |
宮崎銀行 | フラット20:1.240% フラット35:1.310% | 借入額の1.5% | 記載なし | 公式サイト |
宮崎太陽銀行 | フラット20:1.240% フラット35:1.310% | 借入額の1.5% | 記載なし | 公式サイト |
楽天銀行 | フラット20:1.240% フラット35:1.310% | 借入額の0.99% ※1 | 無料 | 公式サイト |
SBIアルヒ | フラット20:1.240% フラット35:1.310% | 借入額の1.10% ※2 | 無料 | 公式サイト |
※ 2020年8月の融資率90%以内の金利になります。 ※1 借り換えで返済口座に楽天銀行を指定した場合の手数料。 返済口座に楽天銀行を指定した場合は借入額の1.100% (税込)。 ※2 WEBから申込み・契約を行った場合の事務手数料です。 |
それぞれの金利と事務手数料を比較してみましたが、金利に違いはないものの、契約時の諸費用として大部分を占める事務手数料に違いがあることがわかります。
事務手数料の違いはどのくらい?
宮崎銀行と宮崎太陽銀行、楽天銀行それぞれの「フラット35」の事務手数料の違いは0.5%と僅かですが、この違いがどのくらいの金額になるのか具体的に考えてみましょう。
2,000万円の借入の場合に1.5%は30万円、1.100%は21.6万円、3,000万円の借入の場合に1.5%は45万円、1.100%は32.4万円となり、借入額が多くなればなるほどその差は大きくなります。
事務手数料というのは契約時に現金一括で払う必要があるため、たとえその差は僅かでも安く済ませすことが大切です。
宮崎県で「フラット35」を利用するときのおすすめの銀行は?
県内で「フラット35」を利用できる銀行を比較した結果、一番安く利用できるのは楽天銀行の「フラット35」であることがわかりました。
他にも楽天銀行の「フラット35」が優れているポイントがいくつかあります。
家にいながら申し込みや相談が可能!
銀行に出向かなれば申込みを行えない宮崎銀行や宮崎太陽銀行に対して、楽天銀行は家からでも申込みが行なえます。もちろんパソコンやインターネット環境が必要ですが、この2つがあればどこからでも申込みが可能です。更に本審査でも書類を郵送すれば良いので、店舗に行く時間をわざわざ作る必要がありません。
気になる相談体制も、電話やチャットソフトSkypeで平日土日の22時まで対応しているなど、店舗に行く時間の取りにくい方はもちろん、そうでない方でも相談しやすい体制を整えています。
相談は無料で予約制となっていて、電話口で長時間待たされることがないのも嬉しいですね。
店舗に出向かなくても良いので気軽に申込みを行得るのが楽天銀行の「フラット35」です。
楽天市場で使える楽天ポイントが溜まりやすくなる
国内最大のオンラインモールである楽天市場、その楽天市場で現金と同じように使える楽天スーパーポイントが溜まりやすくなるもの、楽天銀行の「フラット35」ならではのおすすめポイントです。
楽天銀行の「フラット35」を借り入れると、楽天スーパーポイントプログラムのランクが自動的にステージが1つアップしポイント還元率がアップします。楽天グループのサービスをよく使う方であれば、楽天銀行の「フラット35」を選ばない理由はありません。
普段から楽天市場でよくお買い物をする方はポイントが溜まりやすくなる楽天銀行の「フラット35」がおすすめです。
楽天銀行の「フラット35」について詳しく解説&分析したこちらの記事も参考にしてみてください。
>>楽天銀行の住宅ローンの落とし穴とデメリット(フラット35・金利選択型)