この記事では兵庫県に住んでいる人で、フラット35を検討中の人のためにおすすめの金融機関を紹介しています。
兵庫県は大阪府や京都府と並んで関西圏の文化・経済の中心的な存在です。経済規模が大きいこともあり、兵庫県の経済活動は活発ですし金融機関も数多く進出しています。
「フラット35」は住宅金融支援機構と金融機関が提携して提供している住宅ローンで、基本的にどこで借りて同じ商品ですが、金利や事務手数料には各金融機関で違いがありますので、選択肢が多いことは良いことです。
それでは兵庫県で「フラット35」を借りるならどの銀行が良いのかを確認していきましょう。
兵庫県で「フラット35」が借りられる銀行は?
兵庫県内で「フラット35」を利用できる銀行を探してみましょう。
<兵庫県で高いシェアを持っている銀行 (金額は2020年3月時点)>
銀行名 | 預金額 | 貸出額 | 店舗数 |
---|---|---|---|
三井住友銀行 | – | – | 194 |
但馬銀行 | 10,337億円 | 8,576億円 | 69 |
みなと銀行 | 33,770億円 | 27,132億円 | 106 |
兵庫県でもっとも利用されている銀行はメガバンクの三井住友銀行です。地方銀行よりもは三井住友銀行の利用者が多いのは、三井住友の成り立ちと関係があります。
- 神戸銀行と太陽銀行が合併
- 三井銀行と合併して太陽神戸三井銀銀行に
- その後、現在の三井住友銀行に
このように兵庫県で圧倒的なシェアを誇っていた神戸銀行が三井住友銀行の前身です。神戸銀行の営業基盤を受け継いでいるため兵庫県においては三井住友銀行は兵庫で基盤が強くなっています。
三井住友銀行に続いて兵庫県で大きなシェアを持っているのが、神戸市に本店をおく第二地方銀行のみなと銀行です。
みなと銀行の公式ホームページでは、「みなと機構提携型住宅ローン フラット35」という名称で取扱いがあり、専用のページがあり細かい利用条件や金利を確認する事ができました。
みなと銀行に次ぐ規模の地方銀行の但馬銀行でも、「たんぎん固定金利 住宅ローン フラット35」として販売され、公式ホームページには専用ページがあり金利や利用条件等の詳しい情報が確認出来ました。問題は、「フラット35」を比較する理由である、金利や事務手数料がどれだけ違うのか?ですね。
今回は「フラット35」で高い取扱件数を持っており、兵庫県内に支店も有するARUHIの「フラット35」と比較してみましょう。
兵庫県で利用できる「フラット35」を比較
インターネットを使い確認できた情報を元に、みなと銀行・但馬銀行・SBIアルヒの「フラット35」の金利と事務手数料を比較してみましょう。
兵庫県で「フラット35」を 利用できる金融機関の比較 | ||
---|---|---|
銀行名 | 金利 | 事務手数料 (税込) |
みなと銀行 | フラット20:1.350% フラット35:1.480% | 借入額の 2.20% |
但馬銀行 | フラット20:1.350% フラット35:1.480% | 借入額の 2.20% |
ARUHI(アルヒ) | フラット20:1.350% フラット35:1.480% | 借入額の 1.10%~ |
※2022年5月適用金利 ※ARUHIダイレクトからの申込・契約の場合(ARUHIスーパーフラットは除く) |
「フラット35」を借りるなら業界最大手のARUHI
みなと銀行と但馬銀行が借入額の2.20%(税込)必要なのに対して、ARUHIダイレクトの事務手数料は借入額の1.100%(税込)~とお得な料金設定になっています。
1%の違いは決して馬鹿にできるものではなく、以下のように数十万円単位で支払金額が違ってきます。
2.20%(税込)の場合 | 1.10%(税込)の場合 | 差額 | |
---|---|---|---|
2,000万円 | 440,000円 | 220,000円 | 220,000円 |
3,000万円 | 660,000円 | 330,000円 | 330,000円 |
4,000万円 | 880,000円 | 440,000円 | 440,000円 |
5,000万円 | 1,100,000円 | 550,000円 | 550,000円 |
「フラット35」という同じ商品にもかかわらず、申し込む金融機関によって違いがあることがわかります。
今回は金利はどの銀行も最低水準でしたが、ARUHIはみなと銀行や但馬銀行よりも数十万円も節約できるわけですから、「フラット35」を利用するならARUHI銀行を選ぶべきでしょう。
諸費用込みの住宅ローンも存在していますが、住宅ローンを契約するときに必要な諸費用で大きなウェイトを占める事務手数料は、基本的に現金一括で支払う必要があります。しかもただの”手数料”ですので、できるだけ安く済ませたいですよね。
ARUHIの「フラット35」はインターネットで気軽に申し込みを行えます。県内で「フラット35」の利用を検討している方は、ARUHIの「フラット35」を借り入れ候補としてみるのはいかがでしょうか
三井住友銀行の「フラット35」はどうなの?
兵庫県で銀行取引シェアを持つと思われる三井住友銀行の「フラット35」はどうなのでしょうか。
三井住友銀行の「フラット35」の金利と事務手数料を見てみましょう。
三井住友銀行の「フラット35」の金利は以下の通りです。
フラット20:2.410%
フラット35:2.540%
(2022年5月の融資率90%以下の場合)
金利はARUHIの「フラット35」に比べてかなり高いことがわかります。その代わり事務手数料が33,000円(税込)と安く設定されています。
この2つの金融機関で3,000万円を35年返済で借りた場合の総返済額などを比較したいと思います。
「フラット35」で3,000万円 借りた場合の比較 | ||||
---|---|---|---|---|
銀行名 | 金利 | 事務手数料 (税込) | 返済総額 | 月々の返済額 |
三井住友銀行 | フラット35:2.410% | 一律33,000円 | 約4,4000万円 | 約105,000円 |
ARUHI | フラット35:1.480% | 330,000円 借入額の1.100%(税込)※1 | 約3,8000万円 | 約90,000円 |
※ 2021年7月の融資率90%以内の金利になります。 ※1 ARUHIダイレクトでの申込・契約の場合 |
三井住友銀行の「フラット35」は事務手数料が安いため初期費用が安く済みますが、金利が高いため総返済額で約500万円、月々の返済額にならしても1万円以上も高くなっていまうことがわかりました。
融資事務手数料で両社に30万円近い差がありますが、金利に大きな差があることでARUHIで借りるほうが圧倒的に有利である状況です。
超短期間で住み換えするなどの理由が無い限り、三井住友銀行のフラットを選ぶ理由はなさそうです。
このように、「メガバンクだから」「普段よく使っている銀行だから」という理由で、住宅ローンを借りてしまうと思わぬ損をしてしまうことがあります。「フラット35」に限らず、住宅ローンを借りようと思った場合には、ネット銀行の住宅ローンも検討してみることをおすすめします。