この記事では、住宅ローンの借り換え時に気を付けたい注意点やポイントを解説しています。

 

金利タイプ別に注意点が異なる

借り換えを行うときにまず注意しなければならないのは、どの金利タイプから、どの金利タイプに借り換えるかです。

  1. 同じ金利タイプに借り換え
  2. 違う金利タイプに借り換え

ざっくり上記に分かれるわけですが、それぞれ注意するポイントが異なります。

同じ金利タイプに借り換えする場合

変動金利から変動金利、固定金利から固定金利、同じ金利タイプで借り換えをする場合の比較のポイントは、

  • 金利
    保証料が金利に上乗せの場合には保証料込の金利
  • 事務手数料

基本的には上記の2点が重要なポイントです。

この条件で返済総額を比較して、返済総額が少ない住宅ローンに借り換えをしましょう。

違う金利タイプに借り換えをする場合

異なる金利タイプへ借り換える場合を考えてみましょう。

変動金利から固定金利へ借り換え

現在の低金利を考えると、このパターンでの借り換えを考えている方が多いのではないでしょうか。
このパターンの場合は、変動金利より固定金利のほうが利率が高いので、借り換えをした場合に返済総額は増えてしまいます。しかし、このパターンは将来の金利上昇を考えての借り換えになるので、今の金利で返済総額を比べても意味はありません。

まず、保証料を含めた金利と諸費用が少ない住宅ローンを選び、その上で想定している将来の金利上昇分を加味した返済総額を比較するのがポイントです。

変動金利から固定金利への借り換えのタイミングは、「変動金利が上昇したら固定金利に借り換えよう」と考えている方が多いですが、変動金利が上昇したタイミングでは固定金利も上昇している傾向が強いので、なかなか思った通りのタイミングで借り換えを行うのは難しいようです。
金利が最低水準の今だからこそ、固定金利への借り換えを行い、将来の金利上昇リスクに早めに備えておくことが懸命かもしれません。

固定金利から変動金利へ借り換え

このパターンは、上のパターンとは逆に、固定金利より変動金利のほうが利率が低いので、借り換えをした場合に返済総額は減ります。しかし、変動金利には将来の金利上昇リスクがあります。

比較するには、変動金利で将来どのくらい上昇するのかを加味して返済総額を算出し、それを借り換え前の返済残高と比較しましょう。

固定金利選択型の固定期間が終了して借り換えをする場合

人気の高い10年固定金利などの固定金利選択型の固定期間が終了した場合、原則として変動金利に切り替わります。

固定期間の金利を優遇しているため、その期間が終了すれば金利が上がるのは仕方ありませんね。
しかしその金利の上がり方に注意する必要があります。

当初期間で金利を低く優遇してたこともあり、優遇期間が終了すると変動金利でも2%程度の高い金利となる銀行が多く、借り換えなければ返済額は大きくなってしまいます。
このため固定期間の終了後や終了しそうなタイミングで借り換えを行うことで大幅に返済額を抑えられる事になります。

固定期間選択型住宅ローンで借入れている方は、固定期間終了のタイミングで絶対に借り換えを検討するべきでしょう。

 

借り換えはシミュレーターでの試算が第一歩

金融緩和により住宅ローン金利が低下しているという事実はご存知の方が多いと思いますが、いざ借り換えるとなると銀行に出向くために時間を作らなければならい事や、分かりづらい商品性・手間のかかる書類の用意などを考え躊躇してしまっていませんか?しかしその手間と引き換えに数百万円も返済額が減るとしたらどうでしょうか。

借り換えを行うかどうかを決めるには、この借り換えに伴う手間と少なく返済額を比べるしかありません。そして返済額がいくら減るのかを知るには試算してみるしかありません。まずはシミュレーターで試算してみることが借り換えの第一歩です。

気になる銀行の住宅ローンがあれば気軽に公式サイトで気軽に試算してみましょう。

最新の金利で借り換え比較ランキングにランクインした銀行の住宅ローンのメリット・デメリット、さらには気をつけたほうがいいポイントを解説した下の記事も借り換えの際の銀行選びの参考にしてみて下さい。
>>auじぶん銀行の住宅ローンの落とし穴とは?【メリット・デメリット】

>>りそな銀行 住宅ローン(借り換え)のメリットとは?

>>住信SBIネット銀行の住宅ローンの落とし穴・デメリットとは?

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