先日、第一生命保険が住宅ローン利用者が加入する団体信用生命保険、いわゆる「団信」の申し込み手続きをWEBで完結させるというニュースをお知らせしましたが、第一生命保険が引き受けているSBI新生銀行の住宅ローンの団信が平成29年10月2日(月)からWEB申込みが行えるようになります。
またこれに合わせて、太陽生命保険が提供する安心保障付団信もWEBから申込みが可能になります。

WEBでの申込みでどうなるの?

申込みから契約までインターネットで完結できるようになると、契約書などの紙の書類を使わずにデータで処理を行います。
店舗に出向く必要が無く、紙の書類がないので印紙代も掛かりません。これはこれでメリットがあるのですが、依然として店舗で専門家に相談して契約を行う方が多いのは、住宅ローンの契約はそう何度も行うものではありませんし、金額も高額だからでしょう。

住宅ローンそのものの契約については、店舗に出向くのも専門家に話を聞くのも仕方ありませんが、団信の契約はインターネットで済ませられれば余計な手間が省けるのは間違いありません。

WEBでの申し込み・告知手続により、これまで団信および安心保障付団信のお申し込みの際に必要であった書類の記入・捺印・郵送が不要となりますし、誤記入や記入漏れを確実に減らせる上に書類の不備による郵送でのやり取りなども無くなりますね。さらにこのWEB申込みでは、過去の査定結果を蓄積したデータベースに基づき自動的に査定を行うため、即時の加入可否判断も可能になることで住宅ローンの申込みから審査までの時間が大幅に短縮することになります。

 
最近では住宅ローンの申込みや契約だけでなく、団信はもちろん火災保険までもスマホで完結出来る銀行もありますし、国内に大規模な店舗網を持つ3大メガバンクの1つ、みずほ銀行がWEBだけで完結できる住宅ローンを先月から開始するなど、店舗を持っている大手銀行でもWEBでの住宅ローン契約を行えるようにすることで、利便性を上げ顧客獲得を狙っています。
今後はますますWEBからの住宅ローン申込みが普及することは間違い無さそうです。

 

SBI新生銀行の住宅ローンの保障内容は?

WEBからも申し込みができるようになったことで、SBI新生銀行の住宅ローンの申込みは手軽に行えこれまでよりも利用しやすくなっています。

しかし肝心の保障内容はどうなっているのでしょうか。
SBI新生銀行の住宅ローンの保障内容を確認してみましょう。

SBI新生銀行の住宅ローンの保障内容
名称保険料保障内容
一般団信
(団体信用生命保険)
0円保険期間中に死亡または高度障害状態になられた場合
安心保障付団信
(団体信用介護保障保険)
0円特定の症状によらず、引受保険会社所定の要介護状態が180日以上継続した場合、
または、公的介護保険制度の「要介護3以上」に認定された場合
ワイド団信取扱なし

団信よりも保障内容が手厚い安心保障付団信が無料

SBI新生銀行の「安心保証付き団信」は、契約者が不慮の事故や病気で要介護状態なった時でも住宅ローンの残高を0円にできるようにするサービスです。

借り換えなどで借入時に年齢が高めの方にはより安心のサービスです。

SBI新生銀行住宅ローンの安心保証付き団信の説明です。

団信は死亡時か高度機能障害状態になったときにしか適用されませんが、それよりも状態の良い公的介護保険制度の要介護3以上などの場合でも、保障が適用されます。

さらにこの「安心保証付き団信」の保険料はSBI新生銀行が負担してくれるため無料となっているのは大きなメリットです。
※パワースマート住宅ローン安心パックW、安心パックを利用した場合

通常の団信は「死亡時または高度機能障害時」の場合に残りの住宅ローン残高を保障保障してくれる保険ですが、SBI新生銀行ではさらに要介護状態になった場合でも保障されるのが「安心保証付き団信」です。

ワイド団信は取扱なし

住宅ローンの契約には団信への加入が必須となっています。

保険会社が定める健康状態でなければ加入できないことになっていて、加入審査は申し込み時に記入する告知書の内容で審査されます。
健康上の理由でこの一般団信に加入できない人のために加入条件を緩和したのが「ワイド団信」です。

イオン銀行のワイド団信の説明です

団信よりも保障が手厚い安心保障付団信が無料で付帯するSBI新生銀行の住宅ローンですが、加入条件を緩和したワイド団信の取り扱いは行っていません。
団信に加入できない健康状態の方はSBI新生銀行の住宅ローンは利用できないということになります。

ワイド団信を取り扱っていておすすめの住宅ローンは?

ワイド団信は、加入条件を緩和しているので保険料が一般団信の保険料より高く、その費用は住宅ローンの金利に上乗せして負担することになりますが、通常は借入れ金利に0.2%~0.3%上乗せする形で保険料を支払うのが一般的です。

ワイド団信を取り扱っていておすすめの住宅ローン
銀行名保険会社保険料
ソニー銀行クレディ・アグリコル生命保険0.2%
イオン銀行イオン・アリアンツ生命保険0.3%

主要ネット銀行でワイド団信の取り扱いがあるの銀行でおすすめをピックアップしてみました。

その中でもワイド団信の保険料が他の銀行よりもやすいのがソニー銀行になります。

ワイド団信を利用して住宅ローンの借入れを検討としている方はソニー銀行を必ずチェックすることをおすすめします。

 

SBI新生銀行の住宅ローンの特徴は?

check圧倒的な事務手数料(諸経費)の安さ
新規の借入れはもちろん、借換えをする方には特に大きなメリット。

checkコントーロール返済
繰上返済で短縮された返済期間の範囲内で元金返済をストップ。

check安心保証付き団信
「要介護3以上」に認定された場合には住宅ローンが免除。

check安心パックW
家事代行サービスと病児保育サービスで生活をサポート。

SBI新生銀行は低金利と圧倒的な事務手数料の安さが特徴です。

SBI新生銀行の事務手数料

  • 安心パック (コントロール返済+安心保証付き団信) : 110,000円(税込)
  • 安心パックW (安心パック+病児保育・家事代行サービス) : 165,000円(税込)
  • 上記のいずれも申し込まない場合 : 55,000円(税込)

SBI新生銀行の住宅ローンの特徴は、何と言っても諸費用の安さです。
諸費用の中でも割合の大きい事務手数料は、一般的なネット銀行は借入金額の2.20%(税込)です。
これは3,000万円の借入れだと事務手数料は660,000円(税込)も必要になりますが、SBI新生銀行では55,000円(税込)~165,000円(税込)と驚く安さとなっています。

 
SBI新生銀行の住宅ローンは変動金利は他の銀行に比べて割高になりますが、10年固定金利は当初優遇期間が終了しても金利の上昇幅が少なく他の銀行に引けを取らないおすすめの住宅ローンです。
気になる方は早めに申込をしておき、キャンペーン期間を過ぎてしまわないように注意しましょう。

 
SBI新生銀行の住宅ローンのメリット・デメリットを詳しく解説した下記の記事も参考にしてみてください。
>>SBI新生銀行の住宅ローンの落とし穴とは?【メリット・デメリット】

 

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