
住宅ローンの借り換えを考えるとき、低金利と諸費用のわかりやすさで人気を集めているのがSBI新生銀行のパワースマート住宅ローンです。保証料0円・一般団信0円といった「無料サービスの手厚さ」に加え、他の金融機関からの借り換えを対象にした「借換限定 選べる金利・事務取扱手数料優遇キャンペーン」を時期に応じて実施しています。
この記事はもともと2022年6月に始まった借り換えキャンペーンを解説したものですが、その2022年のキャンペーンはすでに終了しています。現在のキャンペーン内容(優遇金利・期間・条件)は時期によって変わるため、最新の内容は下記の表示や公式サイトでご確認ください。あわせて、借り換えで失敗しないための事務手数料・金利タイプの選び方(総コストの考え方)を、いまの商品内容に沿って整理します。
SBI新生銀行が<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラムを開始

「SBIハイパー預金」を開設している方が、「パワースマート住宅ローン(変動金利・半年型)」を借り入れる場合、当初借入金利から年0.09%引き下げられます。
この金利優遇プログラムを利用するには、本審査後、住宅ローンの契約手続き内容が確定するまでにSBIハイパー預金を開設していること、契約時に「パワースマート住宅ローン(変動金利・半年型)」で借り入れることなどの条件を満たす必要があります。
金利タイプを変更しない限り、当初借入金利適用期間終了後も年0.09%の引き下げ幅は継続されます。住宅ローンの金利はわずかな差でも総返済額に影響するため、SBI新生銀行で変動金利を検討している人は、SBIハイパー預金の開設もあわせて確認しておきたいところです。
SBI新生銀行の「借換限定 金利・事務取扱手数料優遇キャンペーン」とは?
このキャンペーンは、他の金融機関からSBI新生銀行のパワースマート住宅ローンへ借り換える人を対象に、選択した金利タイプに応じて当初借入金利の引き下げなどの優遇を行うものです。SBI新生銀行は2022年以降、内容を入れ替えながら借り換え向けの優遇キャンペーンを継続的に実施しています。
優遇の幅・対象・期間は実施時期によって異なります(過去には変動金利<変動フォーカス>の引き下げ幅が年0.1%〜0.13%など、回によって変動)。現在の優遇内容・申込期間・融資実行期限は、上の案内または公式サイトで必ず最新をご確認ください。
【キャンペーンの基本的な仕組み(例)】
キャンペーン期間中に他の金融機関からSBI新生銀行のパワースマート住宅ローンへ借り換えると、選択する金利タイプに応じて、当初借入金利の引き下げなどの優遇を受けられます。
- 対象:変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>/変動金利(半年型)タイプ/当初固定金利タイプ のいずれかを選択
- 主な条件(例):他行からの借り換えであること、借入金額が500万円以上であること(ペアローンは合算で500万円以上)など
※ 具体的な引き下げ幅・申込期間・融資実行期限・参加条件は時期により異なります。最新は公式サイトでご確認ください。
SBI新生銀行
事務手数料・諸費用は「定率2.2%」に一本化(最新)
借り換えの総コストを左右するのが事務取扱手数料です。SBI新生銀行はかつて「定額型(55,000円〜)」と「定率型(借入金額×2.2%)」がありましたが、変動金利(半年型)の手数料定額型は2024年10月31日で新規取扱を終了し、2024年11月1日以降は手数料定率型のみの取り扱いになりました(SBI新生銀行 公式)。
つまり現在は、事務取扱手数料は借入金額の2.20%(税込)の定率型が基本です。このほかに抵当権設定の登録免許税・司法書士報酬・印紙税・火災保険料などがかかります(電子契約サービス利用時は印紙税が不要になる代わりに電子契約利用手数料5,500円〔税込〕がかかります)。一方で、保証料は0円、一般団信は上乗せ0円という点はSBI新生銀行の強みとして変わりません。
かつての「事務手数料0円〜」を前提にした選び方はできなくなったため、借り換えで戻ってくる利息軽減額と、借入額×2.2%(税込)の事務手数料・諸費用を差し引いた“手取りの効果”で判断するのが、いまのSBI新生銀行の借り換えを考えるうえでの基本です。
2種類の変動金利「変動フォーカス」と「変動金利(半年型)」の違い
SBI新生銀行の変動金利には、変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>と変動金利(半年型)タイプの2種類があり、少しわかりにくいので整理します。事務手数料がどちらも定率2.2%(税込)に統一された現在、両者の主な違いは金利水準と「返済額の急増を抑えるルールの有無」です。
変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>は、もう一方の変動金利(半年型)タイプより金利が低めに設定されるのが特徴です。ただし、金利が上がると毎月の返済額がそのまま増える可能性があり、いわゆる「5年ルール(5年間は返済額据え置き)」「125%ルール(見直し後も従前の1.25倍まで)」が適用されません。金利上昇局面では返済額が増えるリスクをそのまま受ける点に注意が必要です。低金利を最優先する人向けです。
変動金利(半年型)タイプは、<変動フォーカス>より金利はやや高めですが、「5年ルール」「125%ルール」が適用され、金利が上がっても一定期間は毎月の返済額が急に増えません。家計の見通しを安定させたい人に向きます。さらに、「SBIハイパー預金」を開設している人がこのタイプを借り入れる場合、当初借入金利から年0.09%引き下げが受けられます(SBI新生銀行)。
なお、変動金利(半年型)・当初固定金利を選んだ場合、当初借入金利の適用期間が終わると変動金利(半年型)が自動適用されます。金利変更時に当初固定金利を選び直すこともできますが、手数料5,500円(税込)がかかります。各金利タイプは金利情勢によって取り扱いが中止される場合がある点にも留意しましょう。
どの金利タイプを選ぶ?(総コストと家計の安定で考える)
変動か固定かは今後の金利見通しから判断する話なのでここでは踏み込みませんが、金利が上昇している局面(2026年6月時点でSBI新生銀行の変動金利は年1%前後・最新は公式で要確認)では、「とにかく低金利を取りに行く」のか「返済額の急増を避けて家計を安定させる」のかで選び方が変わります。
- 金利の低さを最優先する人:<変動フォーカス>。ただし5年・125%ルールがないため、金利上昇がそのまま返済額に響くリスクを許容できることが前提です。
- 返済額の安定を重視する人・SBIハイパー預金を使う人:変動金利(半年型)。金利上昇時も返済額の急増を抑えられ、SBIハイパー預金併用で年0.09%の引き下げも受けられます。
- 金利上昇リスクを完全に避けたい人:当初固定金利タイプや、全期間固定のフラット35なども含めて、総支払額で比較しましょう。
S04の視点で大切なのは、表面金利の低さだけで決めず、事務手数料(借入額×2.2%)・諸費用・団信・返済額ルールまで含めた「総コストと家計の安定」で選ぶことです。手元資金に余裕があり、長期で借りる人ほど、低金利の効果が事務手数料を上回りやすくなります。SBI新生銀行のサイトに借り換えシミュレーターがあるので、ご自身の借入額・期間で一度試算してみることをおすすめします。
よくある質問(SBI新生銀行の借り換え)
Q. 2022年6月のキャンペーンはまだ使えますか?
A. 使えません。2022年6月に始まった借換キャンペーン(申込期限2022年12月16日・融資実行2023年2月28日まで)は終了しています。SBI新生銀行はその後も内容を変えながら借換キャンペーンを実施しているため、現在の優遇内容は公式サイトでご確認ください。
Q. 事務手数料が0円のタイプはありますか?
A. 現在はありません。変動金利(半年型)の手数料定額型は2024年10月31日で新規取扱を終了し、2024年11月1日以降は事務取扱手数料は借入金額の2.20%(税込)の定率型に一本化されています。一方で保証料0円・一般団信0円は維持されています。
Q. 借り換えで得をするのはどんな人ですか?
A. 一般に「ローン残高が多い・残期間が長い・現在の金利と借換後の金利差が大きい」ほど効果が出やすいとされます。SBI新生銀行は事務手数料が借入額×2.2%(税込)かかるため、利息の軽減額からこの諸費用を差し引いた“手取りの効果”で判断しましょう。
SBI新生銀行の住宅ローンの商品性の詳細は、「SBI新生銀行の住宅ローンの落とし穴やデメリットを徹底解説」も参考にしてください。
※内容の正確性には万全を期していますが、金利・手数料・キャンペーン内容は変わります。詳しくは各金融機関の公式サイトから必ずご確認ください。
