
住宅ローンは「どこが一番いい」と一概には言えず、何を重視するか(目的)で“おすすめ”が変わります。この記事では、初期費用・金利の低さ・保障の手厚さ・全期間固定・借り換えという目的別に、いまの事実にもとづく選び方を整理します。手数料や団信は改定されるので、申込前に各行公式で最新をご確認ください。
① 初期費用(事務手数料)を抑えたい
住宅ローンの初期費用で大きいのが融資事務手数料です。多くのネット銀行は「借入額×2.20%(税込)」の定率型で、借入額が大きいほど高くなります。手数料を抑えたいなら、定率より割安になるケースを探すのがポイントです。たとえばフラット35なら楽天銀行は楽天口座指定で1.10%(税込)と低めです。
注意したいのは、「初期費用が安い=SBI新生銀行の定額手数料」という古い説明は現在は当てはまらない点です。SBI新生銀行の事務手数料は現在、借入額×2.20%(税込)の定率型のみで、かつての定額型(5.5万〜16.5万円)は取扱を終了しています。初期費用で選ぶなら、各行の手数料タイプ(定率/定額)と金利のバランスを必ず最新情報で確認しましょう。
② 金利の低さで選びたい
当面の返済額を抑えたいなら、変動金利が業界最低水準のネット銀行(住信SBIネット銀行・auじぶん銀行・PayPay銀行・SBI新生銀行・ソニー銀行など)が候補です。ただし変動金利は2026年に入り各行が引き上げの動きもあり、優遇条件で適用金利が変わります。具体的な適用金利は各行公式の金利一覧で最新をご確認ください(古い数値のまま比較すると誤った優劣になります)。あわせて、変動金利は将来上がる可能性があること、SBI新生銀行のように返済額の急増を抑える「5年ルール・125%ルール」が無い銀行もある点を理解しておきましょう。
③ 保障(団信)の手厚さで選びたい
万一に備えるなら、上乗せ金利0円で手厚い団信が付く銀行が魅力です。たとえばSBI新生銀行は、2026年3月2日から全疾病保障付団信を上乗せ金利0円で提供(一般団信も0円)。auじぶん銀行はがんと診断されると残高が半分になる「がん50%保障団信」を無料で付帯するなど、各行が特色を打ち出しています。ただしがん団信の上乗せ金利は各行・時期で異なり(SBI新生のがん団信は+0.1%、PayPay銀行は2026年6月にがん団信の上乗せを改定)、「0円」と決めつけず最新の条件を公式で確認してください。
④ 返済額を最後まで固定したい(全期間固定)
金利上昇が不安で返済額を確定させたいなら、フラット35などの全期間固定が選択肢です。2026年6月時点のフラット35は最頻3.21%(21〜35年・団信込み)と上昇局面ですが、将来の金利上昇リスクを負わない安心があります。自営業・転職直後でも申し込みやすいのも特徴です。
⑤ 借り換えで総返済額を減らしたい
借り換えは、「いまのローンより金利が下がるか」だけでなく、事務手数料・保証料などの諸費用を含めた総額で判断します。保証料0円・一部繰上返済手数料0円の銀行(例:SBI新生銀行は保証料・一部繰上返済手数料0円)なら、借り換え後のコストを抑えやすくなります。残債・残期間・現在の金利を入力して、諸費用込みで本当に得かをシミュレーションしてから決めましょう。
目的別のまとめ
| 重視すること | 選び方のポイント |
|---|---|
| 初期費用を抑える | 事務手数料のタイプ(定率2.20%か定額か)を比較。フラット35は楽天1.10%など。SBI新生は定率2.20%のみ |
| 金利の低さ | ネット銀行の変動金利(最新は公式確認)。優遇条件・5年/125%ルールの有無も確認 |
| 保障の手厚さ | 上乗せ0円の団信(SBI新生の全疾病保障付団信=2026年3月開始等)。がん団信の上乗せは最新確認 |
| 返済額を固定 | フラット35など全期間固定(自営業・転職直後でも申込みやすい) |
| 借り換え | 諸費用込みの総額で判断。保証料・繰上返済0円の銀行が有利 |
よくある質問
Q. 初期費用ならSBI新生銀行の定額手数料が安いと聞きました。
A. それは古い情報です。SBI新生銀行は現在、借入額×2.20%(税込)の定率型のみで、定額型は取扱を終了しています。初期費用は各行の手数料タイプを最新情報で比較してください。
Q. 結局どこが一番おすすめですか?
A. 目的によって変わります。初期費用・金利・保障・固定・借り換えのどれを優先するかを決め、各行公式で最新の手数料・金利・団信を確認して選ぶのが失敗しないコツです。
まとめ
住宅ローンの“おすすめ”は目的しだいです。初期費用なら手数料タイプ、金利ならネット銀行(最新は公式確認)、保障なら上乗せ0円の団信、安心なら全期間固定、借り換えなら諸費用込みの総額——という軸で選びましょう。手数料・金利・団信は改定されるため、必ず各行公式で最新を確認してください。本記事は2026年6月時点の情報に基づきます。
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