じぶん銀行は三菱UFJ銀行と通信大手KDDI(au)が半々ずつ出資して作られたインターネット銀行です。

この特集記事では低金利とがんに対する保障が充実しているじぶん銀行の住宅ローンについて、住宅ローンの審査が厳しいのか、甘いのか、その審査基準について解説しています。

 

住宅ローンの審査基準は教えてもらえない。

各金融機関が住宅ローンの審査基準を公表したり、審査を落とした人に落ちた理由を明確に教えてしまうと、世の中にその情報が広まってしまい正しい審査が継続できなくなってしまう可能性があります。そのため、どの金融機関も住宅ローンの審査基準や落ちた理由の詳細を公表していません。以下はじぶん銀行のホームページに用意されているよくある質問を引用したものですが、下記の通りじぶん銀行に審査内容・審査基準を質問しても教えてもらうことはできません。

じぶん銀行の審査に落ちた理由について

ということで、じぶん銀行の住宅ローンの審査について甘いところや厳しいところがないかを見ていきましょう。これからじぶん銀行の住宅ローンの申込を検討している人も、じぶん銀行の住宅ローンの審査に落ちた人にも参考にしていただければと思います。

 

最初に簡単にじぶん銀行の住宅ローンの審査基準の特徴を列挙してみましたので確認してみてください。

 

じぶん銀行の住宅ローンの主な審査基準のポイント

  • 申し込みは満20歳以上満65歳未満。最終返済は満80歳の誕生日
  • 前年度の年収が200万円以上(自営業の場合は申告所得)
  • 勤続年数には決まりがない(3年未満場合は職歴書の提出が必要)
  • 正社員、公務員、自営業、会社役員に加え、契約社員、派遣社員、年金受給者でも利用可能
  • じぶん銀行指定の団体信用生命保険に加入可能(ワイド団信に対応
  • 借り入れ可能金額は500万円以上1億円未満
  • 自己資金がない場合、諸費用も含めて借り入れ可能
  • 新築はもちろん中古物件(戸建ても可能)にも利用できる
  • 借り換えの場合、物件の担保評価額を上回る金額でも申込み可能
  • リフォームローンもまとめて借り換え可能
  • がん疾病保障団信の利用は満50歳まで
  • その他、じぶん銀行が定める借り入れ条件

 

上記がじぶん銀行の住宅ローンの商品説明書やホームページなどに記載されている主な審査基準です。順に詳しく解説していきたいと思いますが、「年収基準」「雇用形態」「物件の担保」「自己資金・頭金の有無」などの主な住宅ローンの審査基準を確認するとじぶん銀行の住宅ローンの審査基準は利用しやすい条件になっていると言えます。

 

ただ、勤続年数に決まりがないからと言って勤続1か月の人と勤続10年の人が同じ扱いをされるわけではありませんし、自己資金を準備てきている人が自己資金が全く無い人と同じ評価をされるわけではありません。年収200万円の人に1億円貸出してくれるわけでもありませんが、少なくともじぶん銀行の住宅ローンは特殊なケースへの対応も含めて幅広い人からの申し込みを受け付けていることがわかります。

なお、じぶん銀行の住宅ローンの審査基準についてさらに詳しく確認したい人はこちらをご確認ください。

※なお、au住宅ローンもじぶん銀行が提供する住宅ローンなので審査基準は同じです。

 

それでは順番に主な審査基準を確認していきましょう。

 

じぶん銀行の住宅ローン審査基準/利用できる方とは?人物像について

年収

じぶん銀行の住宅ローンは前年度の年収が200万円以上の人が利用できます。自営業の場合は前年の確定申告書の”申告所得”が200万円以上が条件になります。200万円という基準は若干甘めの基準と言えます

年収基準を公表していない金融機関も多いのですが、一般的な住宅ローンの年収基準は300万円程度と言われています。また、同じネット銀行でも楽天銀行(金利選択型)ソニー銀行の住宅ローンは年収400万円以上となっていますし、新生銀行は年収300万円以上を利用条件にしていますので、じぶん銀行の住宅ローンの年収基準は決して厳しくないと考えて問題なさそうです。

雇用形態・勤続年数

じぶん銀行の住宅ローンは、「派遣社員」「年金受給者」でも利用可能です。この条件をみるだけで、かなり幅広い働き方を許容していることがわかります。もちろん、正社員、公務員、契約社員、自営業、会社役員の人も利用できます。

 

派遣社員や年金受給者でも利用できる低金利の住宅ローンはどこにでもあるわけではありませんので様々な生活スタイルの人が利用できる住宅ローンと言えます。

 

なお、勤続3年未満の場合、職歴書の提出が必要です。これは、単純な勤続年数や今の勤務先だけで判断せずに、転職直後でも職歴書で過去の勤務実績を確認・考慮して審査もらえることを意味しています。なお、産休中、育児休暇中でも継続的な収入があると判断してもらえれば利用可能です。

 

利用者の立場に立つと、履歴書の提出はやや面倒ですが転職直後でも利用できる可能性を残すこの基準は働き方が多様化してきている時代に合った審査基準になっていると言えます。

一方で職歴書を提出することでマイナスになっている(たとえば、短期間で転職を何回も繰り返している、働いていない期間があるなど)可能性もありますので、職歴書の確認で審査に落ちる可能性も秘めています。

 

もし、”職歴書確認で落とされたかもしれない”と頭をよぎった人は、勤続3年未満でも職歴書の提出が不要な住信SBIネット銀行などの住宅ローンに申し込むなどの対策が考えられます。

 

年齢

じぶん銀行の住宅ローンは満20歳以上満65歳未満で、完済を満80歳の誕生日までなっています。これは一般的な水準と言ってよいでしょう。

 

注意が必要なのは疾病保障付団信の年齢制限です。無料で付帯するがん50%保障団信も含めて、じぶん銀行が取り扱うがん保障団信に加入できるのは49歳までです。

 

住宅購入は50歳未満の人が大半を占めますが、借り換えは50歳以上の人も多くいると思います。疾病保障付団信の年齢条件には注意しておきましょう。逆に言えば、じぶん銀行のがん50%保障団信を利用したいのであれば、50歳になる前に借り入れ・借り換えを行っておく必要がある、ということですね。

健康状態

じぶん銀行の住ローンは、クレディ・アグリコル生命の団体信用生命保険を引受保険会社とする団信を採用しています。

 

健康状態の加入審査はクレディ・アグリコル生命が行っています。クレディ・アグリコル生命はいくつかの金融機関の団信を引き受けていますのでじぶん銀行独自の審査基準ではなく、一般的な団信と同じように過去3年間の病歴、通院歴などの告知が必要です。

 

ここでのポイントはこのクレディ・アグリコル生命が加入条件を緩和した”ワイド団信”に強い保険会社だということです。

 

通常の団信には加入できない人のために用意されているワイド団信。ワイド団信を提供していない住宅ローンで健康上の理由で住宅ローンの審査に落ちた場合でも、じぶん銀行の住宅ローンであれば審査に通る可能性があります。

なお、じぶん銀行のワイド団信を利用するには年0.3%の金利上乗せが必要ですが、「最初からワイド団信を申し込む」というわけではなく、「一般団信の加入条件を満たさなかった場合、ワイド団信の加入審査が自動的に行われる」という流れです。

軽度な健康状態の問題であれば、他の保険会社の一般団信に加入できなかったとしてもクレディ・アグリコル生命の一般団信に加入できる可能性はあります。一般団信を利用する前提で普通に申し込みつつ、ワイド団信の審査も行ってもらえるという流れは申し込む立場としてはありがたいですね。

 

なお、参考までにクレディ・アグリコル生命で引き受け実績がある病気をご紹介します。(病気や症状だけで加入審査が行われるわけではありませんので、症状により加入できない場合もあります)

病気の種類 おもな病名
代謝異常 糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール)、高尿酸血症・痛風
心臓・血圧 狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤、てんかん、ギランバレー症候群
精神・神経 うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症
食道・胃・腸 潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープ
肝臓・胆道・膵臓 肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ
腎臓と尿路 腎炎・糸球体腎炎、IgA腎症、腎臓機能障害、腎臓結石、蛋白尿、ネフローゼ症候群
呼吸器(胸部) 喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群
目・耳・鼻 緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎
ホルモン・免疫異常 バセドウ病、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデス
血液・造血器の病気・異常 貧血、赤血球・白血球の異常
妊娠・女性特有 妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎

 

じぶん銀行の住宅ローン審査基準/資金用途・借り入れ可能額

資金用途

じぶん銀行の住宅ローンの用途はご自身や扶養家族、両親が住むための住宅に限られています。

具体的な条件は

  • 戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
  • 戸建の新築資金
  • 借り換え資金(住宅ローンとリフォームローンを合算して借り換え可能)
  • 借り入れ・借り換えに伴う諸費用

となっています。つなぎ融資や借り換えと同時に行うリフォーム資金、セカンドハウス購入資金などには対応していません。この基準は一般的と言えるでしょう。。

 

借り入れ可能可能額

500万円以上、1億円で、新規購入・借り換えに必要な諸費用も住宅ローンに上乗せして借りることができます。

 

諸費用の中身を具体的に説明すると「印紙、登記関係の費用、司法書士、土地家屋調査士の手数料、住宅ローンの融資事務手数料、火災保険料、地震保険料、不動産仲介手数料、引越費用など」です。

 

最近、諸費用の借り入れが可能な住宅ローンは増えてきていますが、住信SBIネット銀行ソニー銀行の住宅ローンなどで諸費用を含めて借り入れる場合は適用する金利が高く設定されます。じぶん銀行の場合、金利が一律で非常にわかりやすい金利設定になっているのが特徴です。

 

一般的に銀行としては、諸費用も借り入れる人は途中で住宅ローンの返済できなくなるリスク可能性が高いと考える必要があります。そのため、他の銀行のように金利を高く設定して銀行としての採算性を守るようにするのですが、前述のとおり、じぶん銀行の金利は一律です。

 

裏を返すと「この人になら諸費用も含めて貸出しても返済をしっかりしてくれるので低金利でも貸し出せる」と判断できなければ貸せないはずです。つまり、「諸費用も借りるとして申し込んだ時の審査基準は厳しくなっているはず」と考えておかなければなりません。

 

もし、じぶん銀行に諸費用込みでの借り入れで審査を申し込んで落ちた人は、「諸費用を借り入れると金利が高くなる」ということを受け入れつつ、住信SBIネット銀行などの住宅ローンに申し込んでみると良いでしょう。

 

※借入可能額は年収と他の借り入れにより異なります。正確な借り入れ可能額を算出したいという方は じぶん銀行(借り入れ限度額シミュレーション) で確認するようにしてください。

※じぶん銀行の住宅ローンはペアローンや収入合算にも対応しています。

 

じぶん銀行の住宅ローン審査基準/個人信用情報

個人信用情報の審査基準は商品説明書やホームページなどには記載されていませんので、推測を交えながら厳しい審査が行われているのか、比較的甘い審査になっているのかを確認すなければなりません。

個人信用情報は、分割払い・クレジットカードのキャッシング・カードローン・自動車ローンなど様々なローン商品の利用と返済履歴が記録されている情報です。例えば、3か月以上の滞納履歴があると「異動」と記録され5年間はその情報が消えません。

 

じぶん銀行の住宅ローンが驚異的な低金利で貸し出せるのは、人件費や店舗費を削減できているネット銀行だからこそですが、じぶん銀行は「年収」「勤続年数」「雇用形態」「物件」の条件が広く(甘い)、かつ、低金利で住宅ローンを貸し出しているので、何らかの審査基準を厳しくして帳尻を合わせているはずです。また、勤続3年未満の人に職歴書の提出を求めて審査していること、個人信用情報を重視すると言われている三菱UFJ銀行の子会社でもあることから、じぶん銀行では「住宅ローンの申し込み時点」の情報だけでなく、「これまでの経歴」を重視して、その基準を厳しくしている可能性が高いと予想されます。

 

その逆と言えるのが楽天銀行の金利選択型住宅ローンで、「年収基準は400万円」、「物件価値を楽天銀行が指定する不動産鑑定会社が個別鑑定」など「今」の状態を重視して審査していると考えられる審査基準です。

当サイトでは楽天銀行の金利選択型住宅ローンに落ちた人はじぶん銀行に、じぶん銀行の住宅ローンに落ちた人は楽天銀行の金利選択型に申し込んでみるのをおすすめしたいと思います。時間があまりない人は同時に申し込むと良いでしょう。必ず審査に通る保証はありませんが、審査基準の異なる”低金利の住宅ローン”を複数選んで申し込むことは住宅ローンの申し込みの基本です。

 

 

【まとめ】じぶん銀行の住宅ローン審査は厳しい?甘い?

長くなりましたが、じぶん銀行が公表している利用条件を確認する限りでは審査基準で特別厳しいと思われる項目は無く、住宅ローン金利、付帯サービス、審査期間などいずれの観点でも、申し込みの検討からはずせない住宅ローンと言ってよいでしょう。

一方で、過去の経歴を重視していると考えられる審査基準や企業背景から個人信用情報関連の審査は厳しい可能性があると考えています。

 

住宅ローンの審査に一抹の不安がある場合、複数の”低金利で優れた住宅ローン”に申し込むことが重要です。信用金庫や地方銀行の一部は審査に甘いと言われることがありますが、残念ながら金利や商品が優れているとは言い難く、じぶん銀行の住宅ローン以外に申し込むのであれば、文中でも紹介しましたが住信SBIネット銀行楽天銀行が有力候補です。

 

また、住宅ローンの審査に不安が大きい人で、固定金利は絶対に嫌でなければ、民間の金融機関の住宅ローンよりも審査に通りやすいとされる公的住宅ローンである楽天銀行(フラット35)への申し込みも検討しておくと良いでしょう。

 

 

最後に、じぶん銀行の住宅ローンの商品性などについてあらためていくつか紹介しておきますので参考としてください。

 

【再確認】じぶん銀行の住宅ローンの特徴

①がん50%保障団信が無料で付帯される

じぶん銀行の住宅ローンの特徴として最初に取り上げたいのが、”がんと医師から診断されるだけ”で住宅ローン残高が半分になる保障が”無料”で付帯される点です。他のインターネット銀行に多い無料の疾病保障の場合、就業不能が1年継続するなどの保険金の受取条件がやや厳しく設定されているのが一般的です。

じぶん銀行のがん50%保障団信の場合、”がんと診断されるだけ”と非常にシンプルな保険金受取条件の保障が費用負担なしで利用できます。

保障される病気は”がん”に限定されていますが、”がん”は日本人の2人に1人がなると言われる国民病です。そのがんに対する保障サービスが無料でセットされるじぶん銀行の住宅ローンに人気が集まるのは当然と言えば当然です。

がん50%保障団信の説明

②変動金利と10年固定金利が国内最低水準!

がんに保障してくれる住宅ローンは世の中に腐るほどあります。なぜじぶん銀行の住宅ローンが人気を集めるのか、それは当然金利水準の低さにあります。どんなにサービスが良くても住宅ローン金利が高くては意味がありません。じぶん銀行では人気の変動金利や10年固定金利を国内金融機関の中でも最も安い水準の金利を提供しています。

 2018年9月のじぶん銀行の住宅ローン金利

変動金利型住宅ローンランキング<2018年7月金利更新>
順位銀行名変動金利事務手数料無料の疾病保障申込み
1位0.457% 借入額の2.16%がん50%保障団信
が無料で付帯
公式サイト
詳細を確認
1位au_housingloan_83x420.457% 借入額の2.16%がん50%保障団信
が無料で付帯
公式サイト
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1位0.457% 借入額の2.16%全疾病保障
が無料で付帯
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詳細を確認
2位0.507%借入額の2.16%なし詳細を確認
3位楽天銀行のロゴ画像です
金利選択型
0.527%一律324,000円8疾病保障
が無料で付帯
公式サイト
詳細を確認
4位0.570% 借入額の2.16%なし公式サイト
詳細を確認
5位0.900%
※1
54,000円~
162,000円
なし公式サイト
詳細を確認
※1 契約から半年間の金利は年0.600%です。

③ネット完結で最短10日で契約・審査手続きが完了!

じぶん銀行では日本で始めて住宅ローンや団信の申し込み・必要書類提出・審査・契約の提出をデジタル化し最短10日で契約手続きが終わる驚異的な審査期間の短さを実現しました。電子データでの提出が不安な人は書面で提出することも可能です。

申込から2週間~3週間で契約までできてしまう住宅ローンはなかなかありません。特にネットで申し込む住宅ローンの審査速度ではじぶん銀行が日本一です。(当サイトの調査)

じぶん銀行のネット完結型の住宅ローン

 

じぶん銀行の住宅ローンの仮審査日数・本審査日数

前述の通り、じぶん銀行では住宅ローンは仮審査が最短即日回答、本審査が最短2~3営業日回答です。ライバルとされることが多い住信SBIネット銀行の場合、住宅ローン仮審査申し込みから融資実行まで1ヵ月半程度が必要で、じぶん銀行の審査スピードが以下に早いかがわかります。

 

じぶん銀行の住宅ローンの審査期間

 

【徹底解説】じぶん銀行の住宅ローン関連特集

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