みずほ銀行とソフトバンクは、個人向け融資の合弁会社、「J.Score」を通じて無担保融資サービスを展開中です。

J.Scoreが2017年から提供しているのが「J.Score」で、顧客がスマートフォンの専用アプリに入力した個人データや資金使途に応じて貸し出し条件などを人工知能(AI)で判断し、30分ほどで手続きを完了して口座に入金できる仕組みで、みずほ銀行からは顧客データ分析やローン審査のノウハウを、ソフトバンクからはAIによるデータ分析を融合しています。

与信審査のために、同意を得た顧客から両社との既存の取引データを利用して審査を行います。また、顧客がスマホのアプリに追加入力した家族構成などの個人データや資金使途に応じて、融資を申し込む前から借り入れ条件が分かるようになり、入力する個人データの量が多いほうが、借入れ金利や借入れ限度額に有利になる仕組みです。

2021年7月現在でJ.Scoreが提供するのは無担保ローンのみとなっています。2016年の会社立ち上げ当初、ソフトバンクグループの孫正義社長が住宅ローンサービスへの参入も匂わせましたが、今後、参入があるのか注目ですね。

J.Score

ソニー銀行では住宅ローンの仮審査でAIを導入中

ネット専業銀行の世界でローンの審査にAIを導入するという発表もありましたが、実際にAIを導入した審査スピードを劇的に短縮した事例としてはソニー銀行が挙げられます。

仮審査を最短60分で回答するもので、住宅ローン業界では驚異的なスピードを実現しています。(ただし、仮審査以後のスピード感は早くもなく遅くもないといった感じです。)

ソニー銀行の住宅ローンのai審査

 

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