現在も熊本県を中心に地震が相次いでいて、すでに住宅被害は2,000棟以上という報道もされています。この震災で改めて地震保険の必要性を感じました。地震保険とはどういったものなのでしょうか。

地震保険とは

地震保険とは、地震等によって発生した火災・損壊・埋没・流失による損害を補償する保険で、「地震保険に関する法律」に基づき、被災者の生活の安定に資することを目的としており、その保険金の支払責任の一部を再保険として政府が引き受けている、非常に公共性の強い保険です。

住宅を購入すると火災保険に加入する必要がありますが、火災保険では、地震・噴火・津波によって生じた火災による損害を免責事由として保障されません。
それは、大規模な地震が発生した場合に保険会社の支払能力を超える保険金が必要になるからです。かといって保険料を値上げすれば加入する人はいないでしょうし、そもそも地震の規模や発生時期や場所、被害規模を予測できないため保険料も算出できません。つまり、保険商品として成立しないものなのです。

では、なぜ地震保険が保険商品として販売されているのか?
それは、地震やそれに伴う災害による被災者の生活の安定を目的として、民間保険会社が負う地震保険責任の一定額以上の巨額な地震損害を政府が再保険することで成り立っているからです。

つまり、地震保険は保険会社が利益を出すための商品ではなく、政府主導のセーフティネット的な役割を担っています。

地震保険はなぜ必要か

地震保険は建物の再建をするための保険ではありません。
地震で建物を失っても、住宅ローンは無くなりません。大規模な震災の時には、銀行も支援の意味で、住宅ローンの支払いを一時猶予してくれますが、住宅ローンの元本自体をなかったことしてくれることはありません。
家を立て直すのに新たに住宅ローンを借り入れる、とりあえず賃貸に入居する、どちらの場合にも2重に居住費を支払うのは大変な負担となります。地震保険は、被災した際に生活を再建する助けとなるものなのです。ローン残債が少ない方や貯蓄が充分な方以外は、万一に備えて加入しておいた方がいいでしょう。

 

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