住宅ローンの契約手続きをインターネットで完結させるイメージ
※本記事は2017年8月の発表時点の内容です。各行の手続き方法・手数料は、その後変更されている場合があります。 これまで住宅ローンの契約をインターネットで完結させるのは、その名のとおりインターネット銀行の十八番でしたが、メガバンクのみずほ銀行が、住宅ローンの申し込みから契約までインターネット上ですべて完結できるサービスを28日から始めます。 従来の住宅ローンの契約では、紙の契約書への署名・捺印に加え、その書類を郵送するか銀行に持参してやり取りする必要がありました。みずほ銀行の新サービスでは、紙の契約書への記入や署名が不要になり、自宅のパソコンやスマートフォンで手続きを済ませられるようになります。 新サービスでは、偽造や改ざんを防ぐ電子署名付きの電子ファイルを活用します。電子署名は手書きの署名や押印と同じ法的効力を持つため、利用者は銀行から発行されるパスワードを入力するだけで手続きを完了できます。みずほ銀行は、今後の住宅ローンのネット契約を原則としてこの方式に切り替えるとしています。 直近では、インターネット銀行最大手の住信SBIネット銀行も同年3月に住宅ローン契約書の署名・捺印を不要にし、契約手続きの簡略化を進めています。 ネット銀行は店舗を持たないことでコストを削減し、低い金利や手厚い保障を実現してきました。その意味で契約のネット完結は必然の流れでしたが、メガバンクであるみずほ銀行が同じ方式を採るというのは大きな変化です。競争意識の表れなのか、コスト削減の一環なのか――いずれにせよ、インターネットで住宅ローンを探して契約する時代には、手続きの簡略化は避けて通れないということでしょう。紙の契約書を使わない契約方式をメガバンクが採用したことで、今後さらに便利な契約方法が広がっていくことが期待されます。

住宅ローンの契約がネットで完結すると、どんなメリットがある?

メガバンクであるみずほ銀行がネットでの契約完結に踏み切ったことで、他の銀行にも同様の仕組みが導入されていきそうです。インターネットで契約まで完結させることのメリットを、あらためて整理しておきましょう。

「印紙代」が必要なくなる

紙の契約書(金銭消費貸借契約書)には収入印紙を貼る必要があり、この印紙代は借入額に応じて決まります。借入額が1,000万円超5,000万円以下では20,000円、5,000万円超1億円以下では60,000円です。電子契約であれば紙の契約書を作成しないため、この負担がなくなります。

審査・手続きのスピードが速くなる

紙の契約書の郵送や来店が不要になることで、手続きにかかる時間の短縮が見込まれます。通常の住宅ローンでは申し込みから融資実行まで1ヵ月程度かかることを考えると、書類のやり取りが減る効果は小さくありません。   「時間」と「お金」の両方を節約できるのが、インターネットを使った契約のメリットです。銀行側も窓口対応が不要になる分、コストを削減できます。紙の契約書を必要としない住宅ローン契約は、今後スタンダードになっていきそうです。 なお、電子契約の可否や手数料の扱いは金融機関ごとに異なります。最新の手続き方法・費用は各金融機関の公式サイトでご確認ください。  

住宅ローン比較・ランキング記事