ソニー銀行の住宅ローンの仮審査がAI(人工知能)によって行われていることをご存知でしたか?今のところ、ソニー銀行の住宅ローンの審査基準が変わったという評判は聞きませんが、1時間で事前審査の結果を受け取れるのは驚異的です。
構想から2年かけてついに実現!
今から約2年前の2016年、ソニー銀行の親会社のソニーフィナンシャルホールディングスの石井茂社長が報道機関のインタビューで住宅ローンの仮審査(事前審査)をAIに任せて住宅ローンの審査時間を短縮することを検討していることを公表していました。
公表から2年経った2018年5月、ついにAI(人工知能)を利用した住宅ローンの仮審査を本格稼働させ、「申込から最短60分で仮審査結果がでる」という驚異の審査スピードを実現しています。
午前中に住宅ローンの申し込みをしておけば、お昼ご飯を食べ終わったころには仮審査結果がわかるわけですから驚異的としか言いようがありません。
住宅ローンは様々な観点で融資審査が行われます。審査に通ったとしても希望金額を貸してもらえなかったり、適用される金利が高くなってしまったりすることがあるます。よほど自分に自信がある人でない限り複数の住宅ローンに申込して審査結果を待つようにすべきです。
ところが、住宅ローンは「仮審査」「本審査」に分かれていて1か月以上時間がかかることもありますし、「仮審査結果」も数日かかることも多く時間がかかります。特にネット銀行の住宅ローンの場合、郵送での書類のやり取りなどで時間がかかり店頭申し込みの住宅ローンよりも時間がかかります。
そのため、住宅ローンの契約に間に合わなかったり、借り換えタイミングを逃してしまったりすることが多くあります。そもそも審査結果を待っている間はけっして気分のいいものではありませんので少しでも早く結果を教えてほしいものです。
最短60分で結果がでるのは仮審査で、その後に本審査がありますが、1時間で仮審査結果を教えてもらえれば、次の行動にも移しやすいですし、気軽に申し込むこともできます。
住宅ローンの仮審査申込はもちろん無料です。ソニー銀行の住宅ローンに申し込んでみて、最新技術のAI(人工知能)が自分をどう評価するのかためしてみてるのも面白そうですね。
AI活用は住宅ローンのサービスレベル向上につながる
AI(人工知能)の活用の効果は審査スピードを早めるだけではありません。AIによる仮審査は、今まで3日間かけて住宅ローンの審査をしていたスタッフの人件費の削減につながります。人件費の削減・リストラと言うと聞こえは悪いですが、人件費の削減は効率的な業務に繋がり、効率的な業務はサービスレベルに反映されます。
実際、AIによる人件費削減の効果かはわかりませんが、ソニー銀行では2018年8月から、がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障特約付団信を無料で提供することを発表しています。
業務効率化とサービスレベルの向上を実現させたソニー銀行の住宅ローン。次はAIが審査することで今までと違う審査結果になり、審査に通りやすくなったり、お金をちゃんと貸してもらえたりするようになるといいですね。
徐々に勢いを取り戻しつつあるソニー銀行の住宅ローン。2018年後半の注目の住宅ローンになることは間違いなさそうです。