SBIマネープラザはSBI証券、住信SBIネット銀行などを展開するSBIグループに属する企業で、保険、住宅ローン、資産運用など金融サービスに関することをワンストップで提案してくれる店舗を全国に展開しています。最近では地銀との共同出店を積極的に行っています。

SBIグループはネット系サービスを手がける企業が多く、SBIマネープラザは店舗系ということで異色の存在と言って良さそうです。

そのSBIマネープラザはグループ会社の住信SBIネット銀行の銀行代理業者として住宅ローン(住宅ローン(対面))の取り扱いもしています。銀行代理業は金融庁の許可を得て、銀行に代わり銀行業務を行うことであり、住宅ローンサービスにおいては、住信SBIネット銀行に代わり、住宅ローンの契約までの顧客対応を行うもので、実際の住宅ローン審査や資金貸し出しは住信SBIネット銀行が行います。

今回はこのSBIマネープラザの住宅ローン(住宅ローン(対面))の審査が甘いのか?厳しいのかを見て行きたいと思います。

SBIマネープラザのサービス内容

住宅ローン(対面)の審査基準、厳しい?甘い?

年齢・年収・職業について

住宅ローン(対面)の住宅ローン審査・利用できる人物像

上記は住宅ローン(対面)の商品概要説明書から引用しています。

 

まずは年齢についてです。住宅ローン(対面)では、利用できる方の年齢を借入時満20歳以上満65歳以下、完済時満80歳未満としており、一般的な住宅ローンと同じ水準です。

ただし、特筆したいのが住宅ローン(対面)に無料付帯する全疾病保障が65歳以下であえば加入できることです。現在、ネット銀行では全疾病かがん保障付き団信(もしくはauじぶん銀行のようにその両方)を無料付帯させるのが主流となっていますが、がん保障付き団信では加入を50歳前後までとしている金融機関が多く、住宅ローン(対面)の全疾病保障は加入できる対象者が多くなっている基準が特徴と言えるでしょう。

 

次に年収ですが、多くの金融機関では住宅ローン審査に必要とする年収を明示していますが、住宅ローン(対面)では「安定かつ継続した収入があること」と漠然とした表現になっています。一般的に住宅ローンを組むのには300万円程度の年収が必要とされており、住宅ローン(対面)でも同様の水準が求められていると考えれば良さそうです。

ただ、やはり年収が明示されていない点には住宅ローンの申し込みを行ううえでは漠然とした不安をもってしまいますね。

 

次に住宅ローン(対面)の職業についてです。アルバイトやパート、年金収入のみの場合には申し込みができないことになっています。なお、契約社員や派遣社員という職業については明確に審査申し込み不可とされていなく、「安定かつ継続した収入があること」が審査されることとなります。ただ、一般的に非正規雇用の方は住宅ローン審査には不利とされており、これは住宅ローン(対面)も同様と考えて良いでしょう。

健康状態と団信(団体信用生命保険)について

次に住宅ローン(対面)の健康状態と団信についてです。住宅ローン(対面)には無料でがん50%保障と全疾病保障が無料付帯されており、一般団分の保障、がん保障、全疾病保障部分の保障、いずれもSBIグループのSBI生命が保険引き受け先となっています。

なお、民間金融機関の住宅ローンを組むには団信への加入が必須となります。住宅ローン(対面)でも同様に団信への加入が必須で、団信への加入審査時に健康状態の告知を行う必要があります。

団信の告知では

  • 最近3カ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがありますか。
  • 過去3年以内に次の病気で手術を受けたり、あるいは2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたりしたことがありますか。

に回答(記入)をする必要があります。このためある程度健康状態がよくないと団信の加入審査に通らないこととなります。

団信の告知時に事実と異なることを記載し、隠した病気が原因となり、万が一という際に保障を受けようとすると保険金が支払われないこととなりますので、正確に告知する必要があります。

 

住宅ローン(対面)の団信引き受け保険会社はSBI生命保険となっており、団信取り扱いの保険会社としては新規参入組となります。保険会社を変えることで、住宅ローン審査に通りやすくなる可能性も注目したいですね。

(※A銀行とB銀行と異なる銀行の住宅ローンに申し込んでも両行の住宅ローンの団信の保険引き受け会社が同じ場合、団信審査落ちとなるとA銀行、B銀行いずれの住宅ローン審査にも落ちることとなります)

住宅ローン(対面)の全疾病保障

なお、住宅ローン(対面)では2021年10月よりワイド団信の取り扱いを開始しております。ワイド団信は持病や病歴があり一般団信に加入できない、審査に通らない方向けに加入条件・審査を緩和した団信で、ネット銀行でもソニー銀行auじぶん銀行が取り扱いを行っています。

住宅ローン(対面)でもワイド団信の取り扱いしたことで、健康上の理由で住宅ローン審査に落ちる可能性が減ったと言えそうです。

資金用途について

住宅ローン(対面)はご本人やご家族が住む住宅のための住宅ローンです。セカンドハウスや投資用の住宅には利用できません。

また、個人事業主・自営業の方が事業用(店舗・事務所など)と住宅を併用する物件については床面積の50%以上が住宅用であれば住宅ローン(対面)を利用可能です。ネット銀行の住宅ローンとして店舗併用など事業用にも利用できるのは大きな特徴と言って良いでしょう。

住宅ローン(対面)の資金用途

つなぎ融資に対応

SBIマネープラザでは2019年12月からつなぎ融資にも対応を開始しており、注文住宅でマイホームを建てる際の強い見方となります。

ネット銀行の住宅ローンとしてつなぎ融資に対応している商品はほぼないので大きな特徴と言えます。

SBIマネープラザのつなぎ融資

住宅ローン融資額は2億円まで対応

SBIマネープラザの住宅ローン(対面)は2億円の融資にまで対応しています。高額な物件の借り入れにも対応する数少ない金融機関です。

団信の保障もしっかり2億円までされるので、万が一の際の備えも安心です。(1億円以上の借り入れの際には健康診断書の提出が必要)

SBIマネープラザの借り入れ上限2億円のバナーです

仮審査と本審査で何が審査される?

住宅ローン(対面)の仮審査では信用情報機関への照会、物件の資産価値、返済負担率など本審査で行われるのと同じ項目の審査が行われます。本審査では仮審査で審査した情報に相違がないか本審査用に提出された審査書類を用いて審査が行われます。

なお、信用情報機関への照会は下記3つの機関へブラック登録がないか確認がされます。

日本信用情報機構(JICC)
シーアイシー
全国銀行個人信用情報センター

審査金利について

住宅ローン(対面)では審査結果により金利が0.1%~0.3%上乗せされる可能性があります。メガバンクなどでも金利の優遇幅が変わり結果的に、借入する住宅ローン金利が変わるのは一般的ですが、住宅ローン(対面)も同様に審査結果により金利が変わる可能性があります。

ネット銀行の多くは住宅ローン審査に通ればホームページに掲載されている金利で住宅ローンを組めるのため、住宅ローン(対面)は対照的な商品設計となっています。

住宅ローン(対面)の審査期間

住宅ローン(対面)の審査期間は申し込みから融資実行まで1ヶ月半程度必要とされています。

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン同様に融資までにかなり時間が必要な状況です。

【最後に】住宅ローン(対面)の審査は厳しいのか?甘いのか?

いかがでしょうか。住宅ローン(対面)の審査項目を丁寧にみてきましたが、特別住宅ローン審査が厳しくなっているものはなさそうです。健康に不安がある方はワイド団信を取り扱っているauじぶん銀行や、団信なしで住宅ローンが組めるフラット35(ARUHI(アルヒ))などへの審査申し込みを行って見てはいかがでしょうか?

なお、住宅ローン(対面)と住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン、フラット35に同時に審査申し込みを行うことはできません。このため、住宅ローン(対面)に審査を申し込んでいる場合にはauじぶん銀行ARUHI(アルヒ)への審査申し込みを同時に行うようにしましょう。

 

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【徹底解説】住信SBIネット銀行の住宅ローン関連特集

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