
住宅を購入するタイミングは2つの視点で考えると見えてくると思います。
その2つとは、「ライフプランによるタイミング」と「金銭的な損得のタイミング」です。
ライフプランによるタイミング
ライフプランによるタイミングはいつがベストなのか、明確に「この時です」と答えるのは難しいのですが、しいて言うなら家族構成が固まった時ではないでしょうか。 家族構成が決まれば、将来かかるであろう教育費や老後の資金などが具体的に把握できますし、家を購入する際にも、部屋の数や広さを決める判断材料になります。せっかく家を建てたのに、「子供部屋が足りない」「家が手狭になってしまった」などの不満を抱くことも少なくなるでしょう。 しかし、これはあくまで「あえて言うなら」という条件での話です。 出産や子供の就学などのタイミングで、また結婚と同時に購入する方もいるなど、家族ごとにベストなタイミングは違います。 大事なのは、住宅を購入した後に子供の教育費や老後の資金を把握して準備できるかです。 住宅ローンは30年以上の長期間に渡る返済が続きます。 返済が滞れば最悪の場合には家を失うことになりかねません。 子供の教育費や老後の資金などは、何年後にどのくらい必要になるのかを可能な限り詳細に把握して計画を立てる必要がありますね。金銭的な損得のタイミング
住宅を購入するということは、「建物」と「土地」を購入することです。 建物・地価どちらにも価格の変動がありますが、不動産価格や消費税の影響よりも、総返済額に大きく効いてくるのが住宅ローン金利です。 仮に、借入金額3,000万円、借入期間35年、元利均等返済で、金利が1.000%から2.000%へ1%上昇すると、総返済額は600万円以上も増えてしまいます。住宅の購入では、金利がどう動くかが最も注意すべき「タイミング」の要素なのです。いまは金利上昇局面——タイミングの考え方が変わった
かつての住宅ローンは、日銀のマイナス金利政策のもとで「史上最低水準」と呼ばれる超低金利が続いていました。しかし日銀は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、その後も段階的に利上げを進めています。政策金利は2025年12月に0.75%へ引き上げられ、住宅ローンの金利環境は大きく変わりました。- 変動金利:日銀の利上げを受けて各行が基準金利を引き上げ、2026年には上昇傾向が続いています。これから借りる場合は、将来さらに金利が上がる可能性を前提に返済計画を立てておくことが大切です。
- 長期固定金利(フラット35):2026年6月時点で、借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付きの最低水準でも年3.21%と、数年前より明確に高くなっています。
金利タイプと諸費用は「総支払額」で比べる
金利上昇局面では、表面金利の低さだけで選ぶのではなく、金利・事務手数料・保証料・団信(疾病/がん保障)まで含めた総支払額で比較することがいっそう重要になります。 たとえばネット銀行の住宅ローンは、店舗を持たないことで経営コストを抑え、その分を金利の低さや付加サービスに反映している点が特徴です。金利を上乗せせずに疾病保障が無料付帯する商品もあります。| 金利を上乗せせずに疾病保障が付帯する例(保障内容は各行公式で要確認) | |
|---|---|
| ソニー銀行 | 「がん50%保障団信」 |
| 住信SBIネット銀行 | 「全疾病保障」 |
| SBI新生銀行 | 「全疾病保障付団信」(上乗せ0円) |
| 楽天銀行(金利選択型) | 「がん50%保障団信」と「全疾病保障」 |
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