
常陽銀行は茨城県に本店を置く地方銀行です。預金額・貸出額ともに全国トップレベルの規模で、めぶきフィナンシャルグループの中核として、茨城県内では住宅ローンのシェアNo.1となっています。この記事では、常陽銀行の住宅ローンを、金利だけでなく団信の上乗せ金利や諸費用を含めた総支払額と、属性別の借りやすさの視点で解説します。
注目ポイント
地域に根ざした銀行 地元のプロが住宅ローンの相談に、平日だけでなく土日も対応します。
豊富な住宅ローンのバリエーション 3大疾病・がん保障・ワイド団信に加え、親子で組める住宅ローンなどをそろえています。
インターネットで事前審査 ネットの事前審査なら最短即日回答。インターネットバンキングなら一部繰上返済手数料が無料です。
保障面でも豊富なバリエーション がん保障や、全傷病を保障するライフサポート団信も用意しています。
最長50年ローンを取り扱い 若年層のマイホーム取得の強い味方です。
常陽銀行の住宅ローン概要
茨城県でシェアNo.1の常陽銀行の住宅ローンの詳細を見てみましょう。
豊富な住宅ローンのバリエーション
幅広いラインナップの中から、代表的なものを紹介します。
ライフサポート団信付住宅ローン
ライフサポート団信付住宅ローンは、「3大疾病(がん・脳卒中・急性心筋こうそく)保障特約付団信」に、全傷病(精神障害を除く)による就業不能状態を保障する「団体信用就業不能保障保険」を上乗せした住宅ローンです。通常の借入金利に年0.200%を上乗せすることで利用できます。
がん保障付住宅ローン
通常団信の死亡・高度障害に加え、がんと診断確定された場合に住宅ローン残高全額が保険金として支払われるがん保障特約を付帯した住宅ローンです。通常の借入金利に年0.100%を上乗せすることで利用できます。
住宅ローン ミックスプラン
変動金利型と固定金利型を組み合わせ、それぞれのメリットを活かせる住宅ローンです。
親子で組める住宅ローン
常陽銀行では、親子が連帯して借り入れることで最長50年の住宅ローンを利用できる「親子連帯債務型住宅ローン」も用意しています。ある程度年配の方でも長期のローンを組みやすくなる仕組みです(働く女性・若年層向けの商品を含め、取扱商品や条件は変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください)。
団信や保障
常陽銀行の住宅ローンは一般団信への加入が必須で、保険料は無料です。それに加え、金利上乗せで疾病保障やワイド団信を選べます。当編集部が公式サイトを確認(2026年7月時点)したところ、主な上乗せ金利は次のとおりで、ネット銀行と比べても遜色ない水準です。
| 常陽銀行の住宅ローン 団信と特約などの保障 | ||
|---|---|---|
| 保障の種類 | 必要な上乗せ金利 | 保障内容 |
| 団信(団体信用生命保険) | なし | 死亡または所定の高度障害、余命6ヶ月以内と判断された場合に住宅ローン残高が0円になる保障です。 |
| がん保障 | 年0.100%上乗せ | 団信の保障に加え、がんと診断確定された場合に住宅ローン残高が0円になる保障です。 |
| ライフサポート団信 | 年0.200%上乗せ | 団信の保障に加え、3大疾病保障と、全傷病(精神障害を除く)による就業不能状態が一定期間継続した場合に住宅ローン残高が0円になる保障です。 |
| ワイド団信 | 年0.300%上乗せ | 通常の団体信用生命保険よりも引受範囲を拡大した保障です。 |
上乗せ金利は実質的な保険料にあたります。既存の医療保険とあわせ、必要な保障だけを選ぶと総支払額を抑えられます(団信の種類・上乗せ金利・年齢条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください)。
住宅・不動産価格の値上がりに対応するため50年ローンの取り扱いを行う金融機関が増えています。2023年8月には住宅ローン最大手の住信SBIネット銀行が取り扱いを開始し、話題になっています。 住信SBIネット銀行の住宅ローンの特徴は満50歳以下の方が契約した場合、3疾病保障を無料で付帯する「スゴ団信」が付帯する点です。また変動金利が業界最低水準となっている点も人気の理由です。
ネット銀行の住宅ローンは人気がある商品に申し込みが集中しやすく、契約まで時間がかかることがありますので早めに手続きを進めるようにしましょう。
常陽銀行の審査基準(属性別に整理)
常陽銀行の住宅ローン(金利選択型)の商品概要を見てみましょう。
| 常陽銀行 住宅ローン(金利選択型) 商品概要 | |
|---|---|
| 利用できる人 | ・常陽銀行の営業地域内(茨城県全域および栃木・福島・東京・千葉・埼玉・群馬・宮城の指定地域)にお住まいの方 ・満18歳以上満66歳未満で、最終返済時の年齢が満80歳未満の方(団信の種類により年齢条件は異なります) ・返済に見合う安定した収入のある方 ・団体信用生命保険に加入が認められる健康な方 ・原則として、めぶき信用保証(株)の保証を受けられる方 |
| 資金使途 | 契約者本人が居住する ・住宅の新築資金 ・住宅用土地、または土地付住宅(中古物件を含む)の購入資金 ・マンション購入資金 ・他金融機関からの住宅関連融資の借り換え |
| 借入可能上限金額 | 最高1億円以内(10万円単位)※商品・団信の種類により上限は異なる場合があります |
| 返済期間 | 最長50年(1年単位) |
| 担保 | ・融資対象の物件を含む土地・建物に原則として第1順位の抵当権を設定 ・住宅建築資金のみを借入れの場合も、土地・建物の両方に抵当権を設定 |
| 一部繰上返済手数料 (税込) | インターネットバンキング「アクセスジェイ」なら一部繰上返済手数料が無料 |
「利用できる人」の欄には、具体的な年収額の指定がなく「返済に見合う安定した収入のある方」とあります。年収や雇用形態の明確な下限が示されていないため、常陽銀行の申込基準は比較的柔軟と考えられます。また、別途審査があるとはいえ借入期間を最長50年と長期に設定できるのは常陽銀行の特徴です。営業地域内に住んでいることが条件になる点は、地方銀行ならではの注意点です(営業地域・条件は変更される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください)。
常陽銀行の公式サイトには、ローン審査でチェックされる項目を解説したページもあります。参考として引用します。
ローンの審査の際、金融機関はどのような点をチェックしているのでしょうか?ポイントをご紹介します。 ・勤務先…ローン内容によっては会社の規模が大きいと有利な場合もあります。 ・勤務形態…正社員が求められますが、最近では派遣社員や契約社員でも定期収入や勤続年数があれば問題なくローンが組める傾向にあります。 ・勤続年数…長い方が有利になります。 ・年収…ローンの種類によって最低年収は違います。収入と返済額のバランスが重要です。 ・健康状態…ローンの種類によっては生命保険の加入などが必要な場合があります。 (常陽銀行公式サイトより引用)
「総コスト」で考える:常陽銀行とネット銀行の違い
金利の高低だけでなく、下の観点で「借入時にいくらかかり、総額でどちらが得か」を見比べることが大切です。
| 比較の観点 | 常陽銀行(地方銀行) | ネット銀行の多く |
|---|---|---|
| 金利水準 | 変動・固定ともにネット銀行より高めになりやすい | 変動・固定ともに最低水準クラス |
| 疾病保障 | がん保障(年0.100%)・ライフサポート団信(年0.200%)を割安な上乗せで付帯 | 全疾病・がん50%保障などを上乗せ0円で付ける銀行が多い |
| 繰上返済 | ネットバンキング「アクセスジェイ」なら一部繰上返済手数料0円 | 一部・全額繰上返済手数料0円の銀行が多い |
| 相談・審査 | 土日も相談でき、地元での属性相談がしやすい。営業地域内が条件 | 来店不要でネット完結。全国対応 |
※費用・保障・金利は各金融機関・時点により異なります。最新は各行公式サイトでご確認ください(2026年7月時点の一般的な傾向)。
よくある質問(常陽銀行の住宅ローン)
Q. 年収の下限は決まっていますか?
A. 金利選択型では明確な年収の下限は示されておらず、「返済に見合う安定した収入」があるかどうかが見られます。実際の審査では、年収に占める年間返済額の割合(返済比率)が重視され、一般に25%〜40%程度が目安とされます。年収や収入合算の有無によって基準は変わるため、事前審査で確認しましょう。
Q. 派遣社員・契約社員でも借りられますか?
A. 常陽銀行は公式サイトで「最近では派遣社員や契約社員でも、定期収入や勤続年数があればローンを組める傾向」と説明しています。雇用形態だけで一律に不可となるわけではないため、勤続年数や返済比率を整えたうえで事前審査を受けるのがおすすめです。
Q. 親子や夫婦で組むことはできますか?
A. 親子連帯債務型住宅ローンを利用すれば、親子が連帯して最長50年で借り入れることができ、年配の方でも長期のローンを組みやすくなります。夫婦やペアでの借り入れを含め、どの商品が合うかは窓口で相談すると整理しやすいでしょう。
Q. 疾病保障は付けたほうがよいですか?
A. 上乗せ金利は実質的な保険料です。すでに十分な医療保険・就業不能保険に入っている方は無料の一般団信で足りることもあります。保険が手薄な方は、がん保障(年0.100%)やライフサポート団信(年0.200%)を検討する価値があります。既存の保険とあわせて必要な分だけ選ぶのが総支払額を抑えるコツです。
常陽銀行以外の住宅ローンにも注目を
常陽銀行の住宅ローンは、さまざまなニーズに応える商品がそろい、地元での相談のしやすさや割安な疾病保障が魅力です。一方で、金利水準はネット銀行に比べると高めになりやすい点は否めません。
地元でいつも使っている銀行だとしても、他行の住宅ローンにも目を向けてみることをおすすめします。特に、低金利で無料の疾病保障が付くネット銀行や、事務手数料・団信が分かりやすいSBI新生銀行なども含め、「金利+諸費用+団信の上乗せ」の総額で一度比較してみると、後悔のない選択につながります。
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