ソニー銀行は、もともとはソニーと三井住友銀行が共同で出資して設立されたネット銀行です。現在はソニーフィナンシャルホールディングス傘下のネット銀行として営業しています。
古い時代の話になりつつありますが、日本のネット銀行として初めて住宅ローンを提供したのはソニー銀行です。従って、ソニー銀行ではネット銀行として最長の住宅ローンの貸し出し実績があります。
現時点での住宅ローンの貸出残高も2兆円を超えていますので、歴史があるだけでなく、今でも多くの住宅ローンユーザに選ばれている住宅ローンです。
ソニー銀行の住宅ローンのメリット・デメリットや金利推移などの商品性についてはこちらの特集記事でも取り上げていますので参考にしてください。
目次
注目ポイント
- 事務手数料・保証料など「住宅ローンの初期費用の安さ」は圧倒的
- がんと診断されただけで住宅ローン残高が半分になる「がん団信50」が無料
- 事務手数料が一律44,000円(税込)~で、かつ保証料も無料なので住宅ローンの初期費用が非常に魅力的な水準
- 変動金利タイプと固定金利タイプの切り替えが何度でも自由に可能
- 約半月ぐらい前に次月の金利が発表されるので、翌月の金利が早めにわかる
- オリコン顧客満足度ランキングで11年連続で満足度1位を獲得(2021年まで)
住宅ローン概要
ソニー銀行の住宅ローンはオリコンが実施しているランキングの住宅ローン部門で2021年まで11年連続で満足度総合1位を獲得していて、長い歴史があるだけでも、利用者が多いだけでもなく、実際に利用している人の満足度も高い住宅ローンです。
業界トップクラスの低金利
ソニー銀行では3種類の住宅ローンを取り扱っています。3種類と言っても住宅ローンの基本的な商品性や審査基準は同じで、「手数料の額や金利の優遇幅などのルール」が異なっている程度です。
変動セレクト住宅ローンの変動金利の金利水準は業界トップクラスの低金利です。
変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン
金利が低い代わりに事務手数料が借入額の2.20%(税込)かかるように設計されている住宅ローンです。
住宅ローン
変動セレクト住宅ローンや固定セレクト住宅ローンよりは金利が高いが事務手数料が非常に魅力的な水準の44,000円(税込)です。初期費用を抑えて住宅ローンを借りたり、借り換えたりできるのでどんな場面でも利用しやすい住宅ローンと言えます。
なお、住宅ローンの繰り上げ返済を積極的に進める予定の人は変動セレクト・固定セレクト住宅ローンが良いかもしれません。また、住宅ローンの契約時に必要な諸費用を抑えたい場合は、通常の住宅ローンを選ぶことで、契約時に必要な諸費用を業界でも最低水準に抑えることができます。
ちなみにソニー銀行の住宅ローン利用動向調査によると、2020年度にソニー銀行で住宅ローンを利用した人の8割以上が、「新規購入」「借り換え」ともに「変動セレクト住宅ローン」を選択しています。
また、一部繰上返済手数料や、金利タイプの変更手数料、返済口座への資金移動、ATM手数料が無料になることで借りた後でも余計な出費を抑えることができます。
ソニー銀行の諸費用一覧
ソニー銀行の諸費用の目安 | |
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取扱手数料 | ・変動セレクト住宅ローン、固定セレクト住宅ローン : 融資金額の2.20%(税込) ・住宅ローン : 一律44,000円(税込) |
保証料 | 0円 |
団体信用生命保険料 | 0円 「がん団信50(がん50%保障特約付き団信)」も0円 (団体信用生命保険料はソニー銀行負担です) |
印紙代(印紙税法) | 0円 ※ 電子契約にて契約手続きを行う場合は印紙代はかかりません。 |
登録免許税 | 借り入れ希望額の0.4% |
司法書士手数料 | 物件や借り入れ金額、地域、登記の種類などによって異なります。 |
火災保険料 | 物件や保険期間などによって異なります。 |
一般団信だけでなく無料で付帯する「がん団信50」
住宅ローンを利用するには団信に加入する必要がありますが、通常の団信は契約者が死亡または高度機能障害時に残りの住宅ローン残高が保障される保険です。
最近の住宅ローンはこの団信に加えて疾病保障が無料で付帯するようになってきています。 そしてこれまで無料の疾病保障がなかったソニー銀行の住宅ローンにも「がん団信50」が無料で付帯することとなり、今後もますます人気が集まりそうです。 「がん団信50(がん50%保障特約付き団信)」とは、就業不能状態の期間など関係なく「がんと診断されるだけ」で残りの住宅ローン残高が半分になる保障です。 保険金の受取条件が明快なうえこの保障が無料で付帯することは大きなメリットの1つです。もしすでに自身でがん保険などに加入している場合には、保障の見直しなどのコスト削減も行えることになります。
「がん団信100」は金利上乗せで利用可能
いくら無料の疾病保障とはいえ、がんの治療と並行して住宅ローンの残り半分の返済を続けなければならいことが不安という方には「がん団信100(がん100%保障特約付き団信)」がおすすめです。 「がん団信100」は、がんと診断されると住宅ローン残高全額が保障されることに加えて、給付金として100万円とがん先進医療給付金(通算1,000万円まで)も保障されます。さらに、がん保障特約で保障されない上皮内がん・皮膚がんでも50万円を受け取ることができるため、がんの進行程度・種類にかかわらず、がんが幅広く保障されます。団信は一般的に残高を保障するものの為、利用者の手元にお金がもらえるケースは少なく、当面の治療費まで賄えるなど現金が支給される点でも利用者にとってはメリットが大きい保障です。 がん100%保障特約付き団信は他の銀行でも用意され付帯するには0.2%の金利上乗せとしている銀行が多いなかで、ソニー銀行では0.1%の金利上乗せで付帯できるところもおすすめのポイントです。
ソニーグループとしての信頼性と高い顧客満足度
2020年〜2022年と3年連続でNTTコム オンライン NPSベンチマーク調査「銀行部門」で第1位に選ばれるなど、質の良いサービスとソニーグループの高い信頼性から、評価が高く、現時点で最も人気のある住宅ローンのひとつといえます。
事前に翌月の金利を発表
通常、他の銀行では月初に当月の金利を発表しますが、ソニー銀行の場合、月の半ばに翌月の金利が発表されます。 変動金利タイプと固定金利タイプの切り替えが何度でも自由に可能な独自なサービスを提供しているソニー銀行では、月の半ばに翌月の金利が発表されることで、金利を確認してから金利タイプを切り替えられることが可能です。
また、一部繰上返済手数料が無料で、1万円から何度でも返済でき、インターネットからも24時間365日受付可能であることにも注目です。
住宅ローンコンサルティングプラザで対面での相談も可能
店舗を構えずインターネットで申込みを行えるネット銀行の住宅ローン。 それでは不安という方のためにソニー銀行では住宅ローンを選ぶ際の悩みや不安をアドバイザーに直接相談できる窓口も用意しています。
都内にある住宅ローンコンサルティングプラザでは、プライバシーに配慮した個別ブースで知識と経験豊富なアドバイザーにじっくり相談することができます。低い事務手数料と手厚い保障のソニー銀行の住宅ローン。 諸費用が安い住宅ローンをお探しの方、借換えをお考えの方に特におすすめの住宅ローンです。