住宅ローンを借り入れる際に、どの時点で金利は決まるのでしょうか。
借り入れする住宅ローンの金利が決まるのは?
住宅ローンを借り入れる時の流れは以下のようになります。
多くの銀行は、融資を実行する時が金利決定のタイミングになります。
例えば、住宅ローンの申込みが11月であっても、審査を経て契約が完了し融資を受けるのが12月であれば12月の金利が適用されます。
建売住宅や中古住宅の場合には、契約から引き渡し(融資の実行)まで、1ヶ月~3ヶ月程度のため金利がそれほど大きく変わることはないでしょう。しかし、新築一戸建て住宅や、大規模な新築マンションでは、完成から引き渡しまでが6ヶ月~12ヶ月と長いケースもあるため、契約時と融資実行時の金利が大きく上昇していることも考えられます。
マイナス金利政策のおかげで、少なくとも今年は金利の上昇を気にすることはなさそうですが、それがいつまでも続くわけではありません。住宅を購入して、引き渡しまで時間がかかる場合には、将来の金利を予測して資金計画を立てる必要があります。
多く銀行で住宅ローンの金利が決まるのは、融資実行のタイミングですが、中には住宅ローンを申し込んだ時点の金利を適用する金融機関や、住宅ローンの申込み時点の金利と融資実行時の金利の低い方から選べる金融機関もあるようです。金利の上昇局面では、このような金融機関で借り入れするのもいいかもしれません。
金融機関が金利を決定するのは?
多くの金融機関が月末に翌月の金利を決定し、毎月1日にその月の適用金利を発表します。
その中で、ソニー銀行は翌月の適用金利を前月の15日前後に発表します。ソニー銀行では、変動金利と固定金利が自由に何度でも切り替えられるサービスがあるので、事前に金利を発表しておいた方がこの切り替えがしやすいという判断から、前月の15日には翌月の金利が発表されるようになっています。
また、マイナス金利政策が発表された時は、突発的に月の後半で、当月の金利の変更が発表されたことがありました。最新の金利を確認するときは、「◯年◯月適用金利」をよく確認しましょう。