6月から、イギリスのEU(欧州連合)離脱問題で、投資家が「リスクオフ」の動きをとったため長期金利が毎日のように過去最低のマイナス利回りを更新し続ける異常とも言える状態が続いています。
これを受けて、7月は大幅に住宅ローンが引下げられ、住宅ローンの新規借入れや借り換えを検討しているか方には絶好のタイミングになるのでは、と予想していました。
2016年7月の住宅ローン金利は引下げになったのでしょうか。

メガバンクの金利はどうなった?

三菱UFJ銀行は、変動金利の最優遇金利は0.625%と据え置きとなりましたが、銀行の主力商品である10年固定金利の最優遇金利を0.550%と、6月の適用金利からマイナス0.3%と大幅に引下げています。また15年・20年固定も0.1%引下げています。
メガバンクが10年固定金利を0.3%も引下げて0.550%はとしてはかなり思い切った金利を出してきたのではないでしょうか。
しかし、ここで注意したいのが三菱UFJ銀行の場合、保証料が借入金の0.2%必要になる点です。それを加味すると実質的な金利は0.750%と一気に魅力が半減してしまう金利になってしまいます。また、最優遇金利ということで、どの程度の人がこの0.550%という金利を利用できるかは不透明です。

ネットバンクの金利はどうなった?

ネット銀行でも、変動金利は据置き、長期の固定型金利を中心に引下げる銀行が多いなかで、7月に注目したいのは住信SBIネット銀行です。

住信SBIネット銀行 2016年7月適用金利 通期引下げプラン

金利タイプ 6月適用金利 7月適用金利 金利差
変動金利 0.568% 0.497% -0.071%
2年 1.080% 1.080%
3年 1.130% 1.130%
5年 1.160% 1.160%
10年 1.000% 0.910% -0.09%
15年 1.310% 1.160% -0.15%
20年 2.240% 2.040% -0.20%
30年 2.270% 2.120% -0.15%
35年 2.330% 2.200% -0.23%

住信SBIネット銀行 2016年7月適用金利 当初引下げプラン

金利タイプ 6月適用金利 7月適用金利 金利差
変動金利 0.975% 0.975%
2年 0.300% 0300%
3年 0.450% 0.450%
5年 0.450% 0.450%
10年 0.600% 0.510% -0.09%
15年 0.910% 0.760% -0.15%
20年 0.960% 0.760% -0.20%
30年 1.220% 1.070% -0.15%
35年 1.280% 1.150% -0.23%

住信SBIネット銀行は、新規借入れで自己資金20%以上、または借り換えでの利用の条件つきですが、変動金利を0.497%に引下げています。これは明らかにソニー銀行じぶん銀行を意識した金利でしょう。変動金利の最低金利はじぶん銀行の0.497%でしたが、それに並んだ格好になります。
長期の固定金利は、予想通り金利引下げとなっていて、中でも、10年固定金利と20年固定金利は目を見張る金利になっています。
10年固定金利は0.510%と6月から0.1%近くも引下げられています。
また、20年固定金利の0.760%は、後述するフラット35の20年以内の金利0.85%を下回るため、20年以内で返済できるのであればフラット35よりこちらを選んだほうがお得なことは明確ですね。

しかも、住信SBIネット銀行の住宅ローンには、団信に加え、他の銀行で付帯しようとすると0.3%程金利に上乗せになる「8疾病保障」が無料で付帯します。

7月の住宅ローンで、変動金利と10年固定金利・20年固定金利で住宅ローンお考えの方には住信SBIネット銀行を強くおすすめします。

ほかのネット銀行では、やはりじぶん銀行の変動金利は外せないでしょう。
6月から据置きの0.497%ですが、保障面でリードしています。無料で付帯する「がん50%保障団信」は、がんと診断されただけで住宅ローン残高が半分になるという、保障を受けとれる条件がとてつもなく低い保障が魅力です。

住宅ローンの借り換えでは、りそな銀行のWEBでの申込みに限定した優遇金利を利用できる「借りかえローン」は7月もやってくれました。
変動金利は0.569%と据置きですが、10年固定金利が、なんと0.400%と6月から0.1%引下げし、借り換えユーザーの人気を集めそうです。

フラット35の金利はどうなった?

長期固定金利型住宅ローンの代名詞、フラット35も大幅な引下げとなっています。

15~20年固定金利:0.850% (前月より-0.14%)
21~35年固定金利:0.930% (前月より-0.17%)
楽天銀行 融資率が90%以下の場合

7月の住宅ローン金利の発表で一番驚いたのが、このフラット35です。
6月は金利引上げとなりましたが、7月に再び過去最低を更新する金利引下げです。そして遂に、21年以上の固定金利が1.0%を下回りました。本当に驚きです。これだけ金利が引下げになると7月はフラット35の申込みが殺到しそうですね。

フラット35は、ほとんどの銀行で扱っていますが、当サイトでは楽天銀行のフラット35をおすすめします。特徴は事務手数料の安さですね。普通の銀行の事務手数料は借入額の2.16%ですが、楽天銀行を支払口座にするとさらに割安な1.08%と半分で済みます。
特にフラット35で借り換えをお考えの方は、諸費用を抑えられる楽天銀行のフラット35がおすすめです。

2016年7月住宅ローンは?

7月は長期の固定金利を中心に金利引下げになると予想していましたが、予想を超える引下げが行われています。
特に、10年固定金利とフラット35の住宅ローン金利にはとても驚かされました。とはいえ、これから住宅ローンの借入れや借り換えを考えている方には大歓迎ですよね。

7月の金利引下げの背景は、やはりイギリスのEU(欧州連合)離脱問題による影響が大きいでしょう。
ちなみに、7月1日の長期金利の利回りの終値はマイナス0.260%と過去最低を更新しています。株価はだいぶ値を戻し、為替も比較的に安定していますが、依然として「リスクオフ」の状態で有ることがわかります。
イギリスの離脱プロセスの不透明感やEUからの新たな離脱国が出るのかなど、依然として市場の混乱の種であることに変わりはなく、しばらくは「リスクオフ」の状態が続くものと考えています。ということは長期固定型住宅ローンの金利は、上がらない、もしくはさらに下がる事になります。もっというと、上がる要素が無いため、最低でもしばらくの間、現状の低金利を維持することは間違いないでしょう。この話はまた別の機会に詳しくお話します。

さて、個別に7月の住宅ローンを見ていきましょう。
10年固定金利は各銀行の主力商品として、金利にはその銀行の住宅ローンに対する熱意が表れるものです。
三菱UFJ銀行の期間限定とはいえ10年固定金利0.550%は、メガバンクとしてはかなり攻めた金利と言えるでしょう。しかし、保証料が0.2%必要になるためやはりネット銀行の金利に目が行ってしまします。
住信SBIネット銀行の10年固定金利は0.510%と20年固定金利も0.760%と20年以下のフラット35を下回っていて、金利でメガバンクに負けるわけには行かないネット銀行の意地が表れている気がします。また、無料の「8疾病保障」も忘れてはいけません。

変動金利は、据置きする銀行が多い中、住信SBIネット銀行0.497%に引下げています。これは、新規借入れで自己資金20%以上、または借り換えでの利用の条件つきですが、条件に当てはまる方には朗報でしょう。また、じぶん銀行は金利は据置きですが、「がん50%保障団信」を考えると候補から外せないでしょう。

固定金利は、10年固定なら、こちらも住信SBIネット銀行0.510%がおすすめですね。また、20年で完済を考えている方にも、20年固定金利0.760%がフラット35よりも金利が低くく、無料の「8疾病保障」が付くのでおすすめです。
21年を超える長期の固定金利は、何と言ってもフラット35でしょう。21年以上の固定金利がついに1%を切り、0.930%と驚きの低金利となっています。
特にフラット35で借り換えをお考えの方は、諸費用を抑えられる楽天銀行のフラット35がおすすめです。

借り換えを検討している方は、りそな銀行の「借りかえローン」に注目です。WEBからの申込み限定の条件付きですが、10年固定金利0.400%は非常に魅力的な金利になっているのではないでしょうか。また、大手銀行らしく窓口での相談も行えるので借り換えを検討している方は利用してみてはいかかでしょうか。

2016年7月の住宅ローン金利は、史上最低水準となっていて、新規の借入れや借り換えを行うには絶好のタイミングであることは間違いありません。
住宅ローンの利用を検討中の方は参考になさって下さい。

7月のおすすめ住宅ローン

変動金利、長期固定型で金利引下げを行った住信SBIネット銀行、変動金利で過去最低の金利を維持しているじぶん銀行、借り換えでは10年固定金利で0.400%に引き下げたりそな銀行、7月は最低金利を更新した楽天銀行のフラット35をおすすめします。

 住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、変動金利が0.497%、10年固定型金利は0.510%、20年固定型金利はフラット35を凌ぐ0.760%と驚異的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、最大の特徴である「8疾病保障」も無料で付帯し、万が一の時も安心の保障です。

 じぶん銀行

KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したじぶん銀行は、ネットですべての手続を完結でき、かつ「がん50%保障団信」を無料で付帯するなど他の銀行よりも一歩先んじたサービスを提供する人気の銀行です。もちろん、変動金利が史上最低金利の0.497%など低金利も実現しています。

 りそな銀行

借り換えをお考えの方におすすめしたいのが、りそな銀行が提供する「りそな借りかえローン」です。WEBでの申込みに限定し、変動金利で年0.569%10年固定金利で年0.400%と非常に低い優遇金利で借り換えが行えます。

 楽天銀行フラット35

楽天銀行のフラット35は販売している銀行の中でも最低水準の金利となっています。その上、事務手数料も通常 1.404%、楽天銀行を支払口座にするとさらに割安な1.08%と、普通の銀行の事務手数料2.16%と比較してもかなり低い水準です。フラット35で住宅ローンをお考えの方には、大変おすすめの住宅ローンです。

2016年7月の最新住宅ローン金利はこちらのサイトからも確認できます。

 

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