衆議院が昨日午後の本会議で解散され、「10月10日公示・22日投開票」に向けて事実上の選挙戦に突入しています。
すでに自民党の安倍総裁は、2017年10月に予定されている消費税10%への増税に「リーマン・ショック級の事態が起こらない限り引き上げていきたい」と語り、その使いみちにおいても増税分の使途を見直し、幼児教育の無償化などにも振り向ける考えを示すなど、選挙の争点は消費増税の是非や、憲法改正の内容、原発政策などになりそうです。

この解散前後の与野党の動きに影響されたのか、足元では10年固定金利などの長期の固定金利の指標となる長期金利が大きく上昇しています。長期金利の推移を見てみましょう。

長期金利の推移グラフです

日本相互証券株式会社HPより引用

26日から急上昇しているのがわかります。28日の日本の長期金利も一時0.07%へ上昇し、約2ヶ月ぶりの高さまで上昇しました。
この上昇は、アメリカ国債の利回りが急上昇したことに影響を受けたことが要因のようです。28日の早朝にはEUでも国債利回りが上昇し、世界的な国債利回りの上昇が起きているようです。

発端となったアメリカでは、年内の成立を目指す法人税の減税などを含めた税制改革案への期待やアメリカ連邦準備理事会(FRB)が順調な出口戦略で利上げを継続していくとの観測が金利を引き上げる要因となっています。

それでもこれまで再三お話している通り、長期金利は日銀の金融緩和策によりコントロールされているため、プラス0.1%以上の上昇はないでしょう。しかし目先の10月の住宅ローン金利は、10年固定金利などの長期の固定金利を中心に金利引上げになる可能性が高まっています。本日夕方にも大手銀行が10月の適用金利を発表すると思われますが、金利引上げとなるのか気になりますね。ひょっとすると0.05%程度の金利引上げとなるかもしれません。

 
10月は長期の固定金利が引き上げになる可能性が高まっていますが、住宅価格も高騰していることを考えると少しでも金利の低い住宅ローンで借入れを行いたいですね。10月は去年のマイナス金利の道入から上昇せずに推移している変動金利がおすすめです。
10月の金利予想でも据置きを予想していますが、10年固定金利などの長期の固定金利が引き上げとなれば相対的に金利の低さが目立ちそうです。気になる「金利上昇リスク」も日銀による金融緩和で金利が上昇する気配はありませんし、金利タイプに迷っている方は変動金利での住宅ローンの借入れや借り換えを検討してみるのはいかがでしょうか。

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