5日に長期金利が上昇していることをお伝えしましたが、この上昇を受けて日銀は指定した金利水準で金額に制限を設けずに国債を買い入れる指値オペを5ヶ月ぶりに実施しています。
この指値オペの影響で、長期金利は0.085%まで低下しています。

日銀が行っている金融緩和は、「イールドカーブ・コントロール」では長期金利を0%程度で維持するとしていて、現状で判明している上限はプラス0.1%となっています。今回の指値オペでも改めてその上限が確認されましたね。

長期金利のグラフを見てみましょう。

長期金利のグラフです

日本相互証券株式会社HPより引用

上限を超えると日銀が指値オペを行いコントロールに入るっていることがわかりますね。

金融緩和を終え出口戦略として政策金利の段階的引上げを行っているアメリカが3月に2回目の追加利上げを決定するなど、欧米の国債金利が上昇していることを受けて日本の国債市場でも利回りの上昇圧力が高まっています。
その中で日本だけが国債の利回りを低く維持しようとしているため、日銀がどこまでコントロールを続けられるのか注目が集まっています。

今後の住宅ローン金利も上がらない

住宅ローン金利が今後どうなるのか気になっている方が多いかもしれません。
長期金利の上昇は10年固定金利など長期の住宅ローン金利の上昇に繋がりますが、予想通り長期金利が0.1%を超えると日銀のコントロールが入りましたね。
このコントロールが継続する限り、長期金利を指標としている住宅ローンの10年固定金利など長期の固定金利は上昇することはないでしょう。

一部ニュースでは、このまま日銀が高裁を購入し続けられるのか?との報道がありますが、長期金利を下げるの方法は国債を購入するだけではありません。
昨年のように再びマイナス金利に戻せば、長期金利は低下することになるでしょう。

現状の緩和策では日銀が目標としている「消費者物価指数(CPI)2%」は到底達成できない状態ですので、どこかで更なる金融緩和に踏み切ることになると、筆者個人は考えています。
そうなれば昨年のように再び住宅ローン金利が低下することになるかもしれません。

とにかく大きく上昇することや、それが継続することはありません
金利の上昇を心配する必要はまだないということです。

そして住宅ローン金利が上昇するタイミングも現在の金融政策のもとでははっきりしています。
金利上昇のタイミングは、日銀が金融緩和の目標にしている消費者物価指数(CPI)で把握することができるのは何度もお伝えしていますが、その仕組や理由はこちらの記事をご覧になっていただけたらと思います。

そして気になるのが、少し気が早いですが来月、8月の金利がどうなるかですね。
今の水準のまま月末まで推移した場合、10年固定金利などの長期の固定金利は金利引き上げの可能性が高まります。
しかし、4月・5月で各銀行が10年固定金利を大幅に引き上げていることに加えて、9月の住宅業界の第2に繁忙期に向けて少しでも多くの顧客獲得を行いたい銀行としては、8月に住宅ローン金利を引上げにくい状況です。
まだ予想にはちょっと早いですが、少なくとも据置きにはなるんじゃないかと考えています。

住宅ローン金利の上昇が気になる方は早めに申込みを済ませ審査を通しておき、8月の住宅ローン金利の状況を見ながら融資の実行時期を調整できるようにしておきましょう。

 

 

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