5日の債券市場で新発10年物国債利回りである長期金利が上昇しています。
長期金利は10年固定金利などの長期の固定期間選択型住宅ローンの重要な指標です。この長期金利が上昇すると住宅ローン金利も引上げとなります。

5日の長期金利は、3月15日以来の高水準となる前日比0.01%上昇した0.090%で取引を終えています。ここ1ヶ月の長期金利の推移をグラフで確認してみましょう。

長期金利のグラフです

日本相互証券株式会社HPより引用

6月27日を境に上昇していることがわかります。
27日に何があったのかと探してみたのですが、ニュースでは長期金利が上昇するようなものは見つけられませんでしたが、ちょうど同じときにアメリカの長期金利が上昇していることがわかりました。

<アメリカ 10年債利回りのグラフ>
アメリカの長期金利のグラフです

御存知の通りアメリカでは、金融緩和を終えその出口戦略として政策金利の引上げをおこなっている最中で、3月の米連邦準備制度理事会(FRB)で3ヶ月ぶり2回めの追加利上げを決定したことは当サイトでもお伝えしました。
このアメリカの金利引上げに引っ張られる形で日本の債権市場も影響を受けていることに加え、日銀の国債買い入れオペ(公開市場操作)での買い入れ量が少なく債券需給の緩みを意識させる結果だったほか、時間外取引の米10年債利回りが低下幅を縮小し、それぞれ売り材料になったことが要因のようです。

冒頭で、長期金利は10年固定金利などの長期の固定期間選択型住宅ローンの重要な指標と書きましたが、長期金利が上昇すれば長期の住宅ローン金利も上昇することになりますが、今後の、直近で言えば来月の金利はどうなるでしょうか。
金利引き上げとなるのでしょうか。

住宅ローン金利への影響は?

長期金利が上がると10年固定金利などの住宅ローン金利も上昇してますが、日銀が行っている金融緩和策である「イールドカーブ・コントロール」では長期金利をマイナス0.1%〜プラス0.1%の範囲で操作を行なっています。
何度か上限であるプラス0.1%を超えたことがありましたが、日銀が即座に買い入れオペ(公開市場操作)を行い長期金利を低下させています。今回も上限を超えればこの公開操作が行われことになるでしょう。

したがって大きく上昇することや、それが継続することはありません
金利の上昇を心配する必要はまだないということです。

そして気になるのが、少し気が早いですが来月、8月の金利がどうなるかですね。
今の水準のまま月末まで推移した場合、10年固定金利などの長期の固定金利は金利引き上げの可能性が高まります。
しかし、4月・5月で各銀行が10年固定金利を大幅に引き上げていることに加えて、9月の住宅業界の第2に繁忙期に向けて少しでも多くの顧客獲得を行いたい銀行としては、8月に住宅ローン金利を引上げにくい状況です。
まだ予想にはちょっと早いですが、少なくとも据置きにはなるんじゃないかと考えています。

住宅ローン金利の上昇が気になる方は早めに申込みを済ませ審査を通しておき、8月の住宅ローン金利の状況を見ながら融資の実行時期を調整できるようにしておきましょう。

 

 

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