総務省が4月28日に2017年3月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。

5月は10年固定金利を引き上げた銀行が多く、住宅ローン金利は底をつきこれから上昇するのでは?と気にしている方も多いかもしれません。
しかし変動金利を0.477%に引下げた住信SBIネット銀行や、楽天銀行「フラット35」など長期の固定金利は大幅に金利引下げとなっていて、住宅ローン金利は依然として低金利を維持しています。

変動金利や選択期間固定型などの住宅ローンを借りている方や借りようとしている方が気になるのが金利が上昇するのか?ということだと思います。
詳しくは下に書きますが、住宅ローン金利が上昇をするタイミングがわかる指数が消費者物価指数(CPI)です。

さっそく2017年3月の消費者物価指数(CPI)はを確認してみましょう。

2017年3月の消費者物価指数(CPI)は、

  • 総合 → プラス0.2%
  • 生鮮食品を除く総合 → プラス0.2%
  • 食料及びエネルギーを除く総合 → マイナス0.1%

となりました。

3月の消費者物価指数は、ガソリン代や電気代などエネルギー価格の上昇により生鮮食品を除く総合指数が前年同月比プラス0.2%と3ヶ月連続で上昇していますが、生鮮食品とエネルギーを除く総合は前年同月比マイナス0.1%と2013年7月以来、44ヶ月ぶりの下落となっています。

生鮮食品を除く総合は3ヶ月連続でプラスを維持しているものの、ガソリン代や電気代などエネルギー価格以外の物価は伸び悩みを見せていて、まだまだ日銀が目標とする2%には程遠いようです。

消費者物価指数(CPI)と住宅ローン金利の関係は?

消費者物価指数(CPI)と住宅ローン金利の関係を理解するために日銀の金融緩和をあらためておさらいしてみましょう。

金融緩和の目的

そもそもなぜ金融緩和を行っているのでしょうか。
その目的は「デフレを脱却し景気を良くする」ためです。

デフレとは、物やサービスの価格が下がるためお金の価値が上がる状態のことです。価格が下がるのはいい面もありますが、行き過ぎると巡り巡って景気が悪くなります。

デフレの説明

金融緩和とは、世の中に流通するお金を増やすことで、お金を使う人が増える、そしてお金を使うことで景気が良くなることを目的とした金融政策です。

金融緩和の目標

これまで住宅ローン金利が史上最低水準まで低下したのは、日銀による金融緩和の影響です。
ではこの金融緩和の具体的な目標はなんでしょうか。
それが、「消費者物価指数(CPI)が安定的に2%を維持した状態」です。

今回、お伝えしている消費者物価指数(CPI)がようやく出てきましたね。
日銀は、景気を良くするために金融緩和を行い、消費者物価指数(CPI)が安定的に2%になることを目標としています。

つまり、消費者物価指数(CPI)が安定的に2%になるまでは金融緩和は継続されるわけです。

2016年の住宅ローンが、日本の住宅ローン金利史上最低水準を維持しているのはマイナス金利に代表される金融緩和のおかげですが、それがいつまで続くのかはっきりわかっていることになります。

消費者物価指数(CPI)と住宅ローン金利の関係がわかってきたでしょうか。

今後の住宅ローン金利の動向は?

では、金融緩和がいつまで続くのでしょうか。つまり今の住宅ローンの低金利はいつまで続くのかということですね。

日銀は「消費者物価指数(CPI)が安定的に2%を維持した状態」を目標にしていて、その達成時期について「2017年度前半ごろ」から「17年度中」さらに「18年度ごろ」と先送りせざるを得ないほど、消費者物価指数(CPI)は上昇する気配はありません。

日銀が言っている「18年度ごろ」に達成できるかも怪しいところですが、とりあえずは18年度ごろまでは今の金融緩和を継続されることになります。

言い換えると、金融緩和が終わって住宅ローン金利が上昇するタイミングは、この消費者物価指数(CPI)をチェックすることでわかることになります。

5月はネット銀行でも10年固定金利の引き上げが行われ「住宅ローン金利は底をついた」といったニュースや記事が目立ってきていますが、日本の中央銀行である日銀の政策としては、金利を下げる政策を行っているため大きく上昇することはないし、今の住宅ローン金利の上昇が継続して上昇していくシグナルではないといえます。

その理由は日銀が目標としている消費者物価指数(CPI)2%はまだまだ遠く、現在の超低金利の住宅ローンが継続すると考えられます。

住宅ローン金利の上昇のタイミングが判れば、事前に固定金利に借り換えるなど対策を取ることが出来ますね。
「消費者物価指数(CPI)2%」を覚えていきましょう。

とにかく今日この記事を見てくれた方には、消費者物価指数(CPI)をチェックすることで住宅ローン金利が上昇するタイミングがわかることだけでも覚えておいていただければ幸いです。

 
5月は10年固定金利以外は金利を引下げている銀行が多くなっています。
しかし当サイトで紹介しているネット銀行では変動金利や長期の固定金利、特に「フラット35」は大幅に金利を引下げていて、低金利で住宅ローンを借り入れることができる状況です。

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