総務省が3月3日に2017年1月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。

ここのところの長期金利の上昇で、住宅ローン金利は底をつきこれから上昇するのでは?と気にしている方も多いかもしれません。
この消費者物価指数(CPI)は毎月発表されてる指数です。
詳しくは下に書きますが、住宅ローン金利が上昇をするタイミングがわかる指数が消費者物価指数(CPI)です。

さっそく2017年1月の消費者物価指数(CPI)はを確認してみましょう。

2017年1月の消費者物価指数(CPI)は、

  • 総合 → プラス0.4%
  • 生鮮食品を除く総合 → プラス0.1%
  • 食料及びエネルギーを除く総合 → プラス0.2%

となりました。

生鮮食品を含む総合は前年同月比プラス0.4%、生鮮食品を除く総合が前年同月比プラス0.1%で13ヶ月ぶりにプラスとなっています。食料及びエネルギーを除く総合は前年同月比プラス0.2%となりました。

2017年1月の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が13ヶ月ぶりにプラスになるなど全体的にプラスになっていますが、要因は原油価格の上昇に伴うガゾリン価格の値上がりによるものとみられ、依然としてこのまま継続して上昇していく気配はまだまだ無いようです。

ここまで読んで、住宅ローンのサイトでなんで生鮮食品とか物価とかの話?となるかもしれません。
しかし、この消費者物価指数が住宅ローン金利に大きな影響を与えるんです。
ではなぜ消費者物価指数(CPI)を見れば、住宅ローン金利の上昇するタイミングがわかるのかをご説明しましょう。

日銀の金融緩和をおさらい

消費者物価指数(CPI)と住宅ローン金利の関係を理解するために日銀の金融緩和をあらためておさらいしてみましょう。

金融緩和の目的

そもそもなぜ金融緩和を行っているのでしょうか。
その目的は「デフレを脱却し景気を良くする」ためです。

デフレとは、物やサービスの価格が下がるためお金の価値が上がる状態のことです。価格が下がるのはいい面もありますが、行き過ぎると巡り巡って景気が悪くなります。

デフレの説明

金融緩和とは、世の中に流通するお金を増やすことで、お金を使う人が増える、そしてお金を使うことで景気が良くなることを目的とした金融政策です。

金融緩和の目標

これまで住宅ローン金利が史上最低水準まで低下したのは、日銀による金融緩和の影響です。
ではこの金融緩和の具体的な目標はなんでしょうか。
それが、「消費者物価指数(CPI)が安定的に2%を維持した状態」です。

今回、お伝えしている消費者物価指数(CPI)がようやく出てきましたね。
日銀は、景気を良くするために金融緩和を行い、消費者物価指数(CPI)が安定的に2%になることを目標としています。

つまり、消費者物価指数(CPI)が安定的に2%になるまでは金融緩和は継続されるわけです。

2016年の住宅ローンが、日本の住宅ローン金利史上最低水準を維持しているのはマイナス金利に代表される金融緩和のおかげですが、それがいつまで続くのかはっきりわかっていることになります。

消費者物価指数(CPI)と住宅ローン金利の関係がわかってきたでしょうか。

今後の動向

では、金融緩和がいつまで続くのでしょうか。つまり今の住宅ローンの低金利はいつまで続くのかということですね。

日銀は「消費者物価指数(CPI)が安定的に2%を維持した状態」を目標にしていて、その達成時期について「2017年度前半ごろ」から「17年度中」さらに「18年度ごろ」と先送りせざるを得ないほど、消費者物価指数(CPI)は上昇する気配はありません。
今回お伝えしている12月の消費者物価指数(CPI)も10ヶ月連続でマイナスとなっています。

日銀が言っている「18年度ごろ」に達成できるかも怪しいところですが、とりあえずは18年度ごろまでは今の金融緩和を継続されることになります。

言い換えると、金融緩和が終わって住宅ローン金利が上昇するタイミングは、この消費者物価指数(CPI)をチェックすることでわかることになります。

世界的な「リスクオン」により11月や12月は長期の固定金利が上昇していますが、日本の中央銀行である日銀の政策としては、金利を下げる政策を行っているため大きく上昇することはないし、今の住宅ローン金利の上昇が継続して上昇していくシグナルではないといえます。

当サイトでは今後も消費者物価指数(CPI)をお伝えしていきますが、筆者の個人的な見通しでは、10年単位で今の住宅ローンの低金利状態が続くのではないかと考えています。

とにかくこの消費者物価指数(CPI)をチェックすることで、住宅ローン金利が上昇するタイミングがわかることは覚えておくと良いかもしれませんね。

 

 

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