日銀が現在行っている金融緩和策は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」ですが、長期金利(新発10年物国債の利回り)を、0%程度に誘導するように国債の買い入れを行うものです。
現在の日銀がコントロールしようとしている長期金利のレンジはマイナス0.1%~プラス0.1%の範囲であると考えられています。

しかし、2月に入り日銀が定期的に行っている国債の買い入れ量が市場の予想よりも少ないことが要因となり、1年ぶりにプラス0.15%まで上昇してしまいました。
日銀がコントロールしようとしているレンジを超えて上昇したために、すかさず無制限の買い入れオペを行い長期金利を低下させました。

長期金利の推移グラフです

日本相互証券株式会社HPより引用

こういった長期金利の急変動を回避するために、これまで当日にならないと明らかにならなかった国債購入の実施日を、前の月の最終営業日に公表する検討を始めました。
国債の買い入れるスケジュールを事前に市場参加者に知らせることでこのような急上昇を起こさないようにしようということですね。

この国債買い入れスケジュールの事前通知は早ければ3月にも始めるとみられ、すでに代表的な市場参加者に対して検討方針を伝達しているようです。

 

2017年も住宅ローンの新規借入れや借り換えには絶好の年

アメリカのトランプ大統領が日本を為替操作国として名指ししたことで、政府や日銀がこれまでのように金融緩和を継続するのか不安でしたが、今後もしっかりと継続していくようで一安心といったところでしょうか。
今回は長期金利の上昇に対してより積極的な策を行うことになり、今後は一時的にも上昇しないのではないでしょうか。

この金融緩和は、目標である消費者物価指数2%を安定的にクリアするまで行なわれます。
その消費者物価指数は、なかなか上がらずに10ヶ月連続のマイナスとなっています。目標には程遠い水準ですね。

この目標を実現するために金融緩和を継続するということは、今後も住宅ローン金利、特に長期金利を指標とする10年固定などの長期の固定金利は上がらないということになります。

一部では「住宅ローン金利は底をついた」といったニュースや報道がありますが、まだまだ史上空前の低金利は継続されるとは間違いないですね。
2017年も2016年同様に、住宅ローンの新規借入れや借り換えには絶好のタイミングと言える年となりそうです。

現在は、日銀が考える上限に近い水準で推移している長期金利ですが、これ以上は上昇しないとすれば後な何かのきっかけで低下するだけです。
長期金利が低下すれば、当然住宅ローン金利も低下する事になります。
長期金利の低下に期待したいですね。

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログへ

Pocket
LINEで送る