日銀は30日・31日に金融政策決定会合を開催します。

この会合では3ヶ月に1回公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」をまとめることになります。
この展望リポートでは、米国を中心に世界経済が順調に回復しているとみて、成長率見通しの上方修正を検討するようです。ただ先行きはなお不透明なため、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とする現在の金融緩和策を続けることも確認するとしています。

史上空前の低金利時代として、歴史に残る住宅ローン金利の低下が起こったきっかけは、去年のこの時期に行われた金融政策決定会合で、日本史上初のマイナス金利の導入を決定したことから始まりました。

長期金利の推移グラフ

日本相互証券株式会社HPより引用

過去1年分の長期金利の推移を見ると、マイナス金利政策の効果で長期金利が下がったのがわかります。
住宅ローン金利もこの動きに合わせて低下しました。

現在の日銀の金融政策は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」です。
従来の「量的・質的金融緩和」、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を強化する形で行なわれていいて、長期金利を0%程度で維持しつつ、消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%の「物価安定の目標」を超えるまでマネタリーベースの拡大方針を継続する政策です。

今回の会合でもこの政策を継続していくということで、住宅ローン金利も大きく上昇することなく現在の水準を維持する事になります。

今後の住宅ローン金利はどうなる?

日銀が0%程度で維持しようとしている長期金利は長期の固定金利の重要な指標です。
長期金利の推移を見ることで10年固定金利などの長期固定金利の金利を予想できるわけですが、長期金利は今の水準が日銀が許容する上限に近いことを考えると、住宅ローン金利も今が天井といえるかもしれません。
ただ、日銀が長期金利の上昇に対して完全にコントロールできればの条件付きですが。

さらにここのところの長期金利の上昇で、住宅ローン金利が上昇していると考えている方もいるかもしれませんが、実際にはそれほどでもありません。
銀行によっては長期金利の上昇を自身で吸収し、住宅ローン金利の上昇を最小限に抑えている銀行もあります。

じぶん銀行の変動金利と10年固定金利の推移

変動金利 10年固定金利
2016年8月0.497%0.510%
9月0.497%0.510%
10月0.497%0.510%
11月0.497%0.510%
12月0.497%0.500%
2017年1月0.497%0.540%

表にしたのはじぶん銀行の変動金利と10年固定金利の推移ですが、一番低かった8月・9月から金利は上がってはいますが、それでも上昇幅を最小に抑えているのがわかると思います。
変動金利は8月から据置きですし、10年固定金利は8月から0.03%しか上昇していません。

さらに長期金利に影響され変動しやすい10年固定金利の変動が少ないことは、申込みから審査を通過して融資実行日まで期間がある住宅ローンでは重要なプラスポイントです。
住宅ローンは申込日ではなく融資実行時に金利が決まるため、融資の実行を待っている間に金利が大幅に上がってしまっては返済計画に影響が出るかもしれません。
その点、じぶん銀行の10年固定金利は業界最低水準の低金利に加えて、上昇しても幅が少ないことは住宅ローンの借入れや借り換えを考えている方には、ありがたいですね。

今日明日でにも各銀行から2月の住宅ローン金利が発表されますが、たとえ上昇下としても上昇を抑えている銀行の住宅ローンを逃さないように注意しましょう。

 

 

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