10日の債券市場で長期金利が低下し、過去最低を更新しました。
長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは一時、前日に比べて0.020%低下したマイナス0.145%となり、4月21日に付けたこれまでの最低であるマイナス0.135%を下回っています。

アメリカの経済指標の悪化で利上げ観測が後退したことや、イギリスのEU(欧州連合)離脱懸念を背景とした、世界的な株価の下落を懸念した投資家が、安全な資産とみられる日本国債に資金を移す、リスクオフの動きが要因と見られます。

長期金利は住宅ローン金利の重要な指標になっています。住宅ローン金利にどんな影響があるでしょうか。

住宅ローン金利はどうなる?

住宅ローン金利の長期固定型金利は、長期金利を指標として決まります。
長期金利が過去最低を更新したということは住宅ローン金利にどんな影響があるのでしょうか。また、この低金利はいつまで続くのでしょうか。

6月8日に、国内最大手銀行である三菱UFJ銀行が、「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」の資格の返上を検討しているとのニュースが流れ、日本国債の安定的な購入が懸念されました。

住宅ローン金利が上昇? 三菱UFJ銀行 国債の入札資格返上か (2016.6.8)

しかし日銀の緩和政策により、年80兆円ずつ国債の買い入れを行いますし、投資家の間では依然として日本国債は安全資産と見られているため、長期金利の利回りが上昇することはなさそうです。
三菱UFJ銀行も、国債利回りのマイナスが長期化すると見込んでいるからこそ、政府・日銀の意向に逆らう形での「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」の返上を考えているでしょうから、長期金利のマイナスはまだまだ続くと見ていることは間違いないでしょう。

といことは、少なくとも日銀がマイナス金利付緩和政策を終了するまでは、住宅ローン金利も今の低金利を維持するのは間違いありません。

また、2016年7月の住宅ローン金利に影響するイベントとして、今月の15・16日に行われる日銀政策決定会合が挙げられます。専門家の多くは、6月か7月にさらなる追加緩和が行われるのではとの意見が多く、会合の結果が注目されます。

中長期的な住宅ローン金利の動向を予測した記事も参考にしてみてください。
2016年住宅ローン金利の動向と予想

 

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