固定期間選択型の住宅ローンといえば、10年固定金利などある程度の長い期間の人気が高いです。
2年・3年・5年と言った固定期間の短い住宅ローンがあることは当然ご存知だとともいますが、利用している方の割合は変動金利や10年固定金利に比べて少ないという調査結果が出ています。そんな不人気とも言える2年〜5年の短期固定金利について解説します。

住宅ローンは利用する人によってそれぞれ正解が異なる商品ですが、先入観を捨てゼロから短期固定金利のメリット・デメリット、さらに他の金利タイプとの比較をしてみます。

メリット その1「金利が低い」

「短い期間ですが変動金利よりも低い金利が固定できる」短期の固定金利の最大のメリットはこの点です。

業界でも最低水準の変動金利で住宅ローンを提供しているジャパンネット銀行の5年以内の固定金利を見てみましょう。

金利タイプジャパンネット銀行のロゴ画像です
変動金利0.380%

(全期間引下型)

当初2年固定0.400%

(当初期間引下型)

当初3年固定0.450%

(当初期間引下型)

当初5年固定0.510%

(当初期間引下型)

2020年7月の金利で変動金利と5年以下の短期固定金利の金利を比較してみると、短期固定金利があまり低くないことに気がつくと思います。

ジャパンネット銀行では変動金利がとても低い金利のため、変動金利よりも低い短期固定金利というメリットがなくなってしまっています。

デメリット その1「金利が確実に上がる」

これは2年や3年の短期固定金利だけでなく固定期間選択型の住宅ローン全てに言えることですが、固定期間の終了後には確実に金利が上がります。

固定間選択型は固定期間で金利下げて、固定期間終了後にはその損を取り戻すかのように金利が上がる金利タイプです。金利が上がることがわかっている場合には借り換えなどの対応策も取ることができますが、当初の低い金利に惑わされずにトータルで返済総額がいくらになるのかに注目する必要があります。

ジャパンネット銀行の当初期間終了後の金利をみてみましょう。

当初2年固定

(当初期間引下げプラン)

当初3年固定

(当初期間引下げプラン)

当初5年固定

(当初期間引下げプラン)

変動金利固定金利変動金利固定金利変動金利固定金利
ジャパンネット銀行のロゴ画像です0.900%1.20%0.950%1.250%1.010%1.310%

当初の優遇期間が終了すると金利が跳ね上がることがわかります。
銀行によっては、この金利が上がることを積極的に情報提供をせずに「はじめの金利が変動金利よりも低金利であること」しか伝えないこともあるようなので注意しましょう。

デメリット その2「固定期間中は金利タイプの見直しが出来ない」

変動金利であれば固定金利への金利タイプの変更が可能ですが、固定期間選択型では固定期間中の金利タイプの変更は出来ません。
金利が上がっても下がっても固定期間の終了を待たなければなりません。借り換えを行うことで金利タイプの変更は可能ですが、借り換えには諸費用が再び必要になりますし、手間もかかります。

大幅に金利が低下した場合などを除き、住宅ローンを借り入れて2~5年で借り換えを行うのは現実的ではありませんね。

短期固定金利を選ぶ人はこんな人

・2年後、3年後に確実に収入アップの見込みがある人
・返済に余裕があり10年や15年などの比較的短い期間で住宅ローンの完済の目処が立っている人
・固定期間終了間近に借り換えなど積極的に行動できる人

日銀の金融緩和により住宅ローン金利が低下している現状を考えると、このどちらに該当している人でも短期の固定金利ではなければならない理由はあまり無さそうです。

その理由は、目先の金利の低さで短期の固定金利を選ぶとトータルで損をしてしまうためです。金融緩和が続けられていることを考えると2年や3年の短期であれば変動金利でも今の水準を維持できる可能性が高く、あえて固定期間終了後に金利の高くなる固定金利を選ぶ必要はありません。

今なら変動金利がおすすめ

変動金利では「金利上昇リスク」を考えなければなりませんが、当初固定期間の2年間が終了したあとには確実に金利が上がることや、そもそもの金利が変動金利のほうが低いこと、さらに今の金融緩和が行われている状況で「金利上昇リスク」は小さくなっているを考えると、短期固定金利での借入れにメリットはなく、変動金利での借り入れを検討して見るべきでしょう。

 

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