全国に小売店舗を持つイオンの店舗内に専門家が常駐する窓口をもつイオン銀行は、普段から日常のお買い物をする女性の人気が高い銀行かもしれません。最近では日本経済新聞社と日経リサーチは共同で行っている「第14回 銀行リテール力調査」の総合ランキングで初めて首位に立つなど、店頭サービスや商品充実度で高い評価を受ける銀行に成長しています。

そんなイオン銀行の住宅ローンは借り換えでもユーザー満足度が高いのでしょうか。この記事ではイオン銀行の住宅ローンの特に”借り換え”に焦点をあててみます。借り換えを検討しているかは必見です。

イオン銀行 住宅ローンの借り換えの特徴は?

高い顧客満足を誇るイオン銀行の住宅ローンは、借り換えでも優秀なのでしょうか。
イオン銀行は他のネット銀行にはない特徴があります。さらにこの10月から借り換えで変動金利を利用した方に特別金利を用意するなど、借り換えユーザーの獲得に力を入れているようです。

まずイオン銀行の住宅ローンの特徴を見てみましょう。

イオンでの買い物が5%オフ

イオン銀行の住宅ローンの最大の特徴は、「イオンセレクトクラブ」の特典でしょう。
イオン銀行の住宅ローンを利用すると、イオングループでのお買い物が毎日5%OFF(年間の買い物額が90万円まで、最大で225,000円の割引が適用)されるなど、普段からイオングループでお買い物をしている方には、非常に魅力的な特典が多数用意されています。

イオン銀行でサービスが受けられる店舗の画像です。

ただしこの特典には、借入金額1,000万円以上かつ借入期間10年以上イオンカードセレクトへの入会が条件となっています。借り換えですと借入金額が満たない方もいるかも知れませんね。さらに借入金額が2,000万円未満では年間のお買い物学の上限が半分の45万円となっています。借り換えによる借入額が2,000万円以上ある場合には良いかもしれませんが、2,000万円未満ではメリットも半減となってしまいます。さらにこの特典は5年間の期限付きで住宅ローンの返済中ずっと5%割引きになるわけではないことも注意するポイントです。

借り換え限定の金利プラン

イオン銀行では借り換えに限定した変動金利のプランを期間限定で用意しています。
住宅ローンでも1番人気の金利タイプである変動金利は新規借入の場合0.520%ですが、この金利が借り換えでの利用で0.470%と0.05%も低い金利で借り換えることが可能になっています。
この特別な金利は期間限定の特別な金利となっています。借り換えを検討している方は要チェックですね。

イオン銀行のキャンペーンバナーです

この特別金利利用するには借り換えでの利用だけでなく、期間限定でさらに細かい条件が設定されています。公式サイトで詳細を確認してみましょう。

イオンに住宅ローン無料相談窓口あり

ネット銀行でも数少ない「専門家に窓口で相談」ができる体制を整えているのも注目のポイントです。

全国のイオンモールには、常駐の住宅ローン専門スタッフによる無料の住宅ローン相談が行える窓口があり、不測の事態やちょっとしたことでも相談することができるのは心強いですね。しかも店舗にもよりますが365日年中無休で21時まで相談出来る体制を整えています。

特に借り換えでは返済額がどのくらい減るのかなど専門家の意見を参考して進めたいと考えている方も多いでしょうし、この年中無休の無料相談窓口は最大のメリットといってもいいかもしれません。

相談はいきなり窓口にいっても可能ですが、予約もインターネットから簡単に行なえ、予約した場合には優先的に相談が可能になります。

イオン銀行の相談窓口の予約方法です

保証料・一部繰上げ返済手数料・団信も無料

ネット銀行らしく、保証料・繰上げ返済手数料(一部)・団信が無料で諸費用も低く、普段からイオングループのお店でお買い物をする方にはメリットが大きいといえます。

さらに、他の銀行の10年固定金利は比較的金利の変動が有りますが、イオン銀行の住宅ローン金利は変動が少ないのが特徴です。

主要ネット銀行の10年固定金利の金利推移のグラフです

主要ネット銀行の10年固定金利の推移をグラフで見ると、緑色のイオン銀行は他の銀行よりも変動が少ないのがわかると思います。
借り換えの申込みから融資の実行まで半年程度かかることを考えると、いざ融資を受けようとした時に申込時と金利が大きく違うということが少ないのはユーザーにとってはありがたいですね。

充実した疾病保障

借り換える際に団信に加えて疾病保障を付帯しておきことを検討している方も多いかもしれません。イオン銀行では、「8疾病保障」「ガン保障特約」などの疾病保障を揃えています。

<8疾病保障>
イオン銀行の8疾病保障の説明図です

<ガン保障特約>
イオン銀行のガン保障特約付住宅ローンの説明図です

どちらも団信のみの保障とは比較にならない手厚い保障で、とくに現在では2人に1人が「がん」と診断されることを考えると金利上乗せ分を支払っても加入しておきたい方もいるかも知れません。

しかし、すでにがんと診断され完治された方は加入出来ないことや、保障の開始日は融資の実行日から3ヶ月後など、幾つかの条件があります。さらに、これらの保障を付帯するには、8疾病保障付住宅ローンで年0.3%ガン保障特約付住宅ローンでは0.1%が上乗せが必要になります。

イオン銀行では金利上乗せでしか付帯できない疾病保障ですが、今のネット銀行では無料で付帯するのがスタンダードになりつつあります。

じぶん銀行では「がんと診断されただけ」で住宅ローン残高の半分が保障される「がん50%保障団信」と180日以上の継続した入院で残りの住宅ローン残高すべてが保障される「全疾病保障」が無料で付帯することを考えると、金利上乗せになってしまうイオン銀行は少し遅れをとっている言えますね。

 

イオン銀行 住宅ローンの借り換えのデメリット

年中無休の無料相談やイオングループでの買い物の割引などイオン銀行のメリット友言える特徴を説明してきましたが、イオン銀行に借り換える際にデメリットとなることはないでしょうか。
借り換えで特に気になるポイントを挙げてみました。

金利と事務手数料が高め

イオン銀行の住宅ローンの事務手数料は以下のようになっています。

ローン取扱手数料は次の1と2より選択できます。

  1. 定額型:108,000円(税込)
  2. 定率型:借入額の2.16%(税込)

※ 1の定額型を選択された場合、借入利率が年0.2%上乗せになります。

残り2,000万円の住宅ローンをイオン銀行の変動金利で借り換えた場合をシミュレーションしてみましょう。

 金利事務手数料返済総額月々の返済額トータルコスト
定額型0.720%108,000円(税込)21,480,414円89,502円21,588,414円
定率型0.520%432,000円(税込)21,062,231円87,760円21,494,231円

定額型の場合には、金利に0.2%上乗せになるため変動金利といえどもかなり高い金利となってしまいます。そのため返済額も多くなってしまい、借り換えのメリットである返済額を減らす効果が小さくなる可能性があります。
対して、定率型の場合には金利はそのままですので、返済額は少なくなりますが、事務手数料の高い事で借り換え時に諸費用が高くなってしまいます。

この定率型の借入額2.16%は一般的な割合で、イオン銀行だけでなくじぶん銀行ジャパンネット銀行でも同じです。じぶん銀行の変動金利は0.457%、ジャパンネット銀行の変動金利は0.415%と同じ事務手数料でも、金利の低いこの2行のほうが勝っています。

事務手数料がもっと低い住宅ローンで借り換えたいという方には、新生銀行がおすすめです。
新生銀行の住宅ローンの事務手数料は、54,000円~162,000円と業界最低水準の安さです。

新生銀行の借入れに伴う諸費用の比較表

借り換えでは、現在返済している住宅ローンと借り換える住宅ローンとの金利差はもちろん、契約時に必要になる諸費用も合わせてトータルコスト考える必要がありますが、イオン銀行よりも金利や事務手数料が低い借り換え先があり、シミュレーターなどで本当に借り換えで得なのかを確認する必要があります。

 

イオン銀行への借り換え まとめ

イオンでの割引きやネット銀行では珍しい無料相談窓口を備えるイオン銀行への借り換えは、おすすめできるのでしょうか。

まずイオンでの買い物やオンラインショッピングが5%割引きになる「イオンセレクトクラブ」の特典ですが、借入額により割引きが適用になる上限金額が異なり、さらに5年間だけの特典であることに注意しておきましょう。

借入額が1,000万円以上2,000万円未満の場合年間45万円まで、2,000万円以上の借入れで年間90万円までと割引となるお買い物額が設定されています。年間90万円をめいっぱい使ったとしても年間で割引される額は45,000円となり、それを5年間行なったとして、イオン銀行のセレクトクラブの割引特典は最大で225,000円となります。この枠を最大限使い切れれば大きなメリットですが、年間90万円、月に平均で8万円弱をイオンで買い物する方がどのくらいいるでしょうか。

さらに充実した疾病保障ですが、金利上乗せになることを考えると生命保険などでの代用も可能ですし金額を抑えられる可能性もありそうです。住宅ローンの残高2,000万円で金利に0.2%上乗せすると単純計算で50万円程返済額が増えます。この金利上乗せで増える分の費用と保障内容をよく吟味する必要がありそうですね。

無料で疾病保障を付帯する住宅ローンがおすすめ

先程からお話している通りイオン銀行では疾病保障が無料ではありません。
特に借り換えで疾病保障の付帯を考えていた方には、金利が上がってしまい借り換えで返済額を減らすというメリットが小さくなてしまう結果となります。

そこでこの疾病保障を無料で付帯する住宅ローンを紹介しておきましょう。
今、借り換えでも一番人気が高い金利タイプが変動金利ですが、それはこの1年金利が上がるどころか下がり続けている事に加え、気になる「金利上昇リスク」も金融緩和により小さくなていることが理由です。

イオン銀行では変動金利を0.470%としていますが、他のライバル銀行の金利と無料の疾病保障を確認してみましょう。

イオン銀行0.470%なし
じぶん銀行0.457%がん50%保障団信
 +
全疾病保障

イオン銀行の住宅ローンでももちろん団信は無料で付帯しますが、疾病保障に関しては金利上乗せしなければ付帯できません。

しかし今の住宅ローンはこの疾病保障も無料で付帯するのがスタンダートになっています。
たとえばじぶん銀行では0.457%とほぼ変わらない金利にも関わらず、がんと診断されただけで残りの住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」とけがや病気で180日以上継続して入院した場合に残りの住宅ローン残高のすべてを保障する「全疾病保障」が金利上乗せ無しの無料で付帯します。

新規の借り入れでも借り換えでも金利差も重要ですが疾病保障を付帯して万が一の事態に備えておくことも重要です。その疾病保障が無料であることを考えるとじぶん銀行はイオン銀行よりもおすすめと言わざるをいえません。

借り換えの第一歩はシミュレーションから

やはり借り換えをするといくら返済額が減るのかが一番に気になりますよね。そんな時は公式サイトでシミュレーションを行いましょう。

これまでお話してきたとおり、イオンでよくお買い物をする方にはイオン銀行、疾病保障を付帯したい方であればじぶん銀行での借り換えがおすすめです。

まずは気になった銀行のローンシミュレーターを使い試算してみることで、より”借り換え”が現実的になります。気軽に試算してみることをおすすめします。

 

 

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